注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ

注目 2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 無料配信

「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

特集 カンヌで4冠受賞!『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介 × 三宅唱 × 三浦哲哉 鼎談

※本文中に一部映画「ドライブ・マイ・カー」のネタバレがありますのでご了承ください 「われわれは終わった後を生きている」という気分   「ドライブ・マイ・カー」の完成を祝し、濱ロ竜介監督をこの2人が囲んだ! 「きみの鳥はうたえる」(18年)の三宅唱監督は、たとえば『ユリイカ』18年9月号で濱ロ監督からの「公開質問」に答え、監督同士の緊張感のなかにシンパシーを送り合う仲。 そして三浦哲哉は、濱口監督の大作を分析し長篇評論『『ハッピーアワー』論』(18年、羽鳥書店)を書き上げた同時代の伴走的批評家。 3人は「映画演出の勉強会」をともに行う間柄でもある。映画となれば話はどこからでもはじまり千夜一夜は瞬く間、と申しますが3人の映画長話、どこまで転がってゆくでしょう?   こんな映画を作ってくれてありがとうございます   三浦 このたび濱口さんが監督された「ドライブ・マイ・カー」を観て、これはすごい映画ができたな、と心からしびれまくったかんじです。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(85年、ロバート・ゼメキス監督)ばりのと言いますか、映画の流れに強烈に没頭させられました。主人公の家福(西島秀俊)たちは赤いサーブ900に運ばれ、ある意味で過去に戻っていく。そこで様々なパーツが交差し、やがて未来が開かれる。赤いサーブがデロリアンを彷彿とさせたというわけですが、エンタメとしての充実度がすごい。「こうすればもっと面白くなったんじゃないか?」とダメ出しする隙がなかったです。音楽も衣裳も、いちいち細やかですばらしかった。三宅さんはどうでしたか? 三宅 僕もすっかり「ドライブ・マイ・カー」の世界に夢中になりました。何が面白かったのか?まず「映画の中で舞台を観るのってこんなに面白かったっけ?」という点が、本当に新鮮な驚きでした。そして「映画のなかで舞台を観る面白さ」というのが、舞台のシーンではない日常のシーンにもじわじわと波及していき、「役者の演技を見るのってこんなに面白かったっけ!」「人が話したり黙ったり動いたり止まったりするのを見るのってこんなに面白かったっけ!」と呆気にとられ、ニコニコしてしまいました。物語がどんどんシリアスになるその行方を、息をつめて見守りながらも、同時に興奮し続け、映画が終わったときにはとても元気になっていました。一映画ファンとして、こんな映画を作ってくれてありがとうございます。また同業者として、多くの勇気をもらったこともお伝えしたいです。あともう一個、終盤で「あ、まだ終わんないで!」って声を出しそうになりました。 濱ロ いやあ、もう。ありがとうございます。お二人にそう言っていただけたら心から嬉しいです。   三浦 役者の演技を見る面白さ、と言えば、家福が多国籍の俳優たちをオーディションする場面で、私は最初に涙がだーっと出てきた(笑)。高槻(岡田将生)とジャニス・チャン(ソニア・ユアン)がチェーホフ『ワーニャ伯父さん』の一場面を演じるところで、高槻がいきなり大胆な挑発まがいの動きをし、それにジャニスがものすごく生々しく色っぽい反応を返す。即興的な新鮮さもありつつ、カメラの動きはぴたっと完壁に決まっている。台詞がまた二人の今後を告げる予言のように響いて、ぞぞぞぞ……という興奮が押し寄せてきます。一体どうやったらこうなるのか……たとえば具体的には何テイクぐらい撮られたのでしょう? 濱ロ あの場面は、キスシーンも含め乱暴な感じの肉体接触もあるので、2人の中で完全に合意ができていないと安心して演技はできない場面です。ぶっつけ本番ではいけなくて、演じる役者としては全部理解していないといけない。ソニア・ユアンさんの初めての出演場面でもあったので、事前に2日くらいやって、岡田くんとの「本読み」も大まかな動きも前日のうちに決めておきました。横移動での撮影がいわば「カット1」で、鏡に向いた岡田くんを撮るのが「カット2」。そしてソニアさんがメインで映るものが「カット3」。カメラの動きなどでNGがあれば止めて、それぞれ最後まで通せたものがOKテイクになっています。一方で家福らのリアクションをBカメで、下川龍一くんが狙っているという状況でした。この3テイクを、編集で組み合わせたんです。構想段階からすると、西島さんの目線を強調したアングルも撮りたかった。でも、これ以上やると俳優さんとの「信頼関係」が壊れそうな気がしたので、やめておきました。 三浦 「信頼関係」とは、どういうことですか? 濱口 もしアングルがほしくて追加して撮るとして、演技のクオリティのためには通してもらったほうがいい。すると、もう一度身体接触を伴う、非常に消耗するような場面をやってもらわなくてはならない。しかも演技に問題があるわけではなく、既に演技としては十分すばらしく撮れている。違うアングルで演技がこのクオリティまで再び至るとは限らない。特にソニアさんにとっては初日の撮影で、言語も文化も異なる不安のなかで演技をしている。闇雲に撮っている、役者を濫用している監督のように感じられる危険があると思いました。だから、家福目線のアングルは撮らずに、3テイクで構成しよう、と判断しました。 三浦 ソニアさんがぐっと岡田さんをみつめる表情などもきわめて印象的なんですが、濱口さんは、俳優たちにどの程度、指示をしていたんですか?   濱口 「本読み」をして、大まかなことを決めたら、基本的に本番での演技は、俳優にお任せしています。なのであの場面に限らず、演技のニュアンスは基本的に、俳優自身から出てきたものなんですよ。もちろん動きや方向は、指示をしますけど感情的な面は、俳優から「たまたま」出てくるものだと考えています。結果的に「俳優からたまたま出てきたものをたまたまうまく捉えられたな」というテイクのみをつなげていきます。そういう偶然を映画のなかでどう位置づけていくか、を考えて編集していきました。   終わっている。でも生きなければならない。   三宅 濱口さんの映画では映画と演劇が出会います。これまでに「親密さ」(12年)で若い役者が舞台を作り上げるシチュエーションを撮っていますが、「ドライブ・マイ・カー」では多国籍の老若男女の演劇を撮った理由を教えてください。 濱口 映画で演劇を撮るのって、やっぱり難しいところがあるんですよ。たとえば現在の演劇を参照するなら、身体パフォーマンス寄りの演技っていうものもあるけど、それは映画にすると、生身の舞台を観て感じるほどの緊張感は持ち得ない気がしています。そういうパフォーマンスを観ているときに観客の身体に起きることって、少なくともその演じる身体を観続けていないと、起こらないことなわけで。だから劇中劇の演技は、舞台的ではなく映画の演技と同じようにアプローチしたいと思いました。普通にセリフを覚えて、セリフを言う。ただ、その際に相手と相互発展する形で演技をしてもらう。そういうシンプルな演技を撮りたいと考えたときに「多言語演劇だとすごくシンプルに”相互作用し合う”演技ができる」と仮説を立てました。もちろん「言葉が通じない難しさ」というのはあるんだけど、それは「国際演劇祭に呼ばれる演出家」の前衛性として捉えられる要素です。結果として、すごくシンプルに「相手に反応して演技をすること」が、この言語的条件だからこそ生まれたと思います。人物の年齢幅が広がったのは、単純に上演する戯曲、『ワーニャ伯父さん』の登場人物の年齢分布がそうだから、という理由が大きいと思います。   三宅 戯曲を選択したのは濱口さんだろうと勝手に思っていたんですが、村上春樹さんの小説を読んだら『ワーニャ伯父さん』が出てきて「あれ、原作に忠実だったんだ!」と。別戯曲に変えることもできたかと思いますが、そのまま『ワーニャ伯父さん』を使い、より深めて短篇小説が約3時間の映画になっている。この戯曲に魅かれた点について教えてください。 濱ロ 『ワーニャ伯父さん』の上演されるのも観ていたし、戯曲も読んでもいたんですが、ものすごく印象に残っている劇でもなかったんです。でも『ドライブ・マイ・カー』を読んで、家福がワーニャを演じるという前提で『ワーニャ伯父さん』を読んでみると、想像がどんどん膨らんでいって。家福がこれを演じるのはつらいだろう……という視点で読んだときに改めて、チェーホフのテキストの強度や普遍性に打たれる体験をしました。誰が思ってもおかしくないようなことがセリフになっている。みんなの根っこにそのまま届くような「すべての人の言葉」とでもいうものが、ここには書かれている、と気づきました。この映画が約3時間になった理由として、チェーホフのテキストにものすごく引っ張られたっていうのがあると思います。 三宅 「みんなのセリフ」ということに重なるかもしれませんが、『ワーニャ伯父さん』を見たり読んだりするたび、日本のこの20年間の空気も重なるなあ、と個人的に感じていました。チェーホフが普遍的で本質的なことを書いているからですが。ぼくが惹かれたのはドライバーのみさき(三浦透子)の存在。彼女は演劇ワークショップとは直接関係ないけれど、最も『ワーニャ伯父さん』的な人物だと感じました。若いのに、若くない。終わっている。でも生きなければならない。強烈な語りだけれど、いまこの日本に生きている自分の肌感覚に並走してくれる感じがありました。それが「ドライブ・マイ・カー」という作品が僕に突き刺さった理由かもしれません。 三浦 高槻も「一回スキャンダルで下された役者」っていう設定で、共通しますね。『ワーニャ伯父さん』でチェーホフが描いた「栄光の後の時間」が浸透している。 濱ロ なるほど。「われわれは終わった後を生きている」。たしかに、この映画にそういう気分はある気がしますね。 三浦 「一度終わってしまった人物」が集結する話なんですよね。イ・ユナ(バク・ユリム)も踊れなくなったダンサーだし。それぞれが過去のしがらみに足を取られていて、それゆえディープな交流が起こる。濱口さんの過去作の「震災以後」というテーマとつながっているし、ほんと「同時代」の映画だと感じました。   希望の映画 三浦 ただ同時に、ポジティブな力に充ちた希望の映画でももちろんあって、あるところから肯定的な変化が次々と連鎖していくじゃないですか。僕の印象だと、その決定的な起爆剤になったのが、木漏れ日が降り注ぐ広島の公園での立ち稽古の場面ですよね。ジャニスとイ・ユナが繊細きわまりないインタープレイを披露して、家福が「いますごいことが起きた」と言う(笑)。自分で言うのがすばらしいですよね。「連鎖が始まったぞ!」っていう予感に打たれて、2回目の号泣をしました(笑)。 濱口 ありがとうございます(笑)。 三宅 あの広島の公園の場面は、導入のパンから美しすぎて。「ヤンヤン夏の想い出」(00年、エドワード・ヤン監督)の冒頭の結婚式の場面に匹敵する美しさで、「シノミー(撮影の四宮秀俊)やったね!」って思いました。それに『ドライブ・マイ・カー』って、天候がすごくなまめかしく映っていますよね。回転している地球、つまり世界が刻一刻と動いている感じが、本当に居心地がよかったんですよね。   濱ロ ヤンの名前が…!嬉しいです。三宅さんは、「Playback」(12年)も「きみの鳥はうたえる」もシノミーと一緒に仕事をしてきたわけですけど、『ドライブ・マイ・カー』の撮影は、どうでしたか? 三宅 セクシーですよね。奥さん役の霧島れいかさんがとてもなまめかしい。ファーストカットから「こんなセクシーなカットから始まんの?!西島さんも脱いでんじゃん!!」って(笑)。ぼくがこう言うと下品な場面っぽいけど、とても品がある。寝室場面以外も当然セクシーで。特に皆さんの立ち姿、その美しさを捉える画面が印象的でした。しゃんと立つ人がたくさん出てくる、ってところにこの映画の美しさや品があるんじゃないか。そのなかで岡田さんだけは、わざと少しやわらかい身体所作にしていると思うけど、誰ひとり人間がふにゃふにゃしてないんですよ。特に、広島の事務局のお二人が最高!高槻の事件が起きた後に、駐車場で家福に選択を迫る、あの知性と立ち姿がとても好き。「ここに頭のいい人が写っている!」って思って。セリフ内容、目の向き、声のトーンもあるけど、あの立ち姿に「大人な映画だわ!」って本当に思った。立ち位置はどう一緒に作っているんですか? 濱ロ 「ここに立ってください」って立ち位置の指示はしません。本当にセリフだけを覚えてもらって。関係性というかシチュエーションで、互いの距離は自ずと決まるじゃないですか。「自然に止まってくれれば、撮りますから」って言って撮ったんです。シノミーがすごいなと思うのは、一人も立ち位置を決めて立たせていないのに「ここにカメラを置けば、この俳優をこう撮れる」という感覚的な理解がある。だから、役者たちはカメラのことを気にしないで動いていたと思います。にもかかわらずシノミーは常に調和を感じさせるようにレンズや距離を選択できる。これはどんなカメラマンでもできることではないです。   「家福が誰かを見ている映画」 三浦 クライマックスの話もしたいんですが、西島さんが三浦さんと、倒壊した家の前で演技をするロングテイクがあるじゃないですか。あそこは、もう出だしから西島さんのテンションが今までと違う。樵梓しているというか、それに引き込まれて、数分間、まさに息を呑んで見続けるしかない、というすばらしいショットでした。 三宅 あの2人を同じ画面内でワンカットで捉える、という選択ですよね。強い感情のやりとりがある場面って、邪魔したくないから2人一緒に撮りたいんだけど、でも顔に浮かぶ繊細なものが映らないかもしれない。じゃあ1人1人切り返しで顔を捉えたら安心かというと、そうでもない。カット数も増え、カメラが目線に入ることで演技の質が微妙に変わり、2人の間に起きるはずのことが消えてしまうかもしれない。 三浦 西島さんを見つめ続ける三浦さんの顔もまるごと撮ってるのがいいんですよ! 濱口 役者みんな素晴らしい演技をみせてくれた、と思っているんですが、一番基盤となったのは、やっぱり西島さんがちゃんと相手役を見聞きしてくれたことだと思ってます。基本的に『ドライブ・マイ・カー』は「家福が誰かを見ている映画」なんです。俳優一人一人見せ場があって、各々その場でちゃんと爆発してくれているんだけど、その支えは「家福、と言うか西島さん本人がちゃんと見て聞いてくれていた」ってところにある。撮っていて、それはすごく幸運なキャスティングだと思いました。一方で、その西島さんが心情吐露するクライマックスでは、三浦さんがその役割を担ってくれた気がしています。 三宅 三浦さんが、見つめ返すってことですね。 濱ロ そう。すべての演技がそうでなくてはいけないとは思わないけど、そういう互いに影響を与える「相互作用」による演技が、今回の作品には必要だと考えていました。 三宅 本当にそう思います。「今まで僕は正面から向き合ってこなかった」というセリフがありますが、その感情が、演技のスタイルやカメラのスタイルまでをも導いているというか、この映画全体の骨格になったのではないか。序盤の頃の西島さんは相手を鏡越しに見ていたり、玄関で会話しても同じショットには入らなかったり、お互いを正面からは見ていませんよね。それが終盤、西島さんが三浦さんの瞳そのものを見返しているのかはわからないけれど、とにかく顔と体は相手の正面を向いていることが、90度真横から捉えられている。そしてラスト、舞台劇『ワーニャ伯父さん』の上演場面。ここではついに西島さんの瞳を真正面から捉える。つまり西島さんが真正面から向き合い、見つめることができたように、今度は観客である我々が、映画の舞台上の演技に対して、正面から向き合う経験をさせてもらえる。そして、正面から見るとこんなにいろんなものが見えてくるんだっていうのを経験させてもらえる。 三浦 西島さんが涙を見せる場面が美しいのは、伏線が効いているからでもあると思います。俳優の熱演によって真情が露見する、というだけではない。序盤に音(霧島れいか)が家福に語る物語のなかで、音の心の奥底から出てきたらしい架空の人物がポタポタと涙でシーツを濡らすと描写されます。そのとても切実な涙を引き取って、家福が涙を流している。こんなふうに、いなくなった過去の存在の気配がふとありありと蘇る仕掛けが、いくつもなされています。音もそうですが、みさきを残して死んだ母もそうです。みさきがドライバーになると、家福は、そのすぐ後ろに座りますが、それはお母さんがかつて座っていたのと同じ場所です。いまを生きる誰かのすぐ後ろに、過去の存在が、いわば「背後霊」のようにいて、人物の巧みな配置によって、その気配がふわっと伝わってくる。いわば「背後霊映画」として本作を見ることもできるかもしれないと思いました。『ワーニャ伯父さん』の上演で、イ・ユナが家福を後ろから抱きとめるところは、多重に張りめぐされた要素が一挙に束ねられて、ここで最後に号泣しました(笑)。   三宅 霊つながりだと、水や水辺の場面がすごく多いなと思いました。湾岸の道路や橋、護岸の階段、そして雪原を選んでいる。濱ロさんは、なんでそんなに水辺に執着したんですか。 濱ロ 多いですよね(笑)。そこはやっぱりなにか……主題ってもんじゃないですか?涙もそうなのかもしれないけど、水が流れて、最終的に冷え固まって雪となるような、そういう映画企体の見取り図というのはあったように思います。 三宅 うわあ、楽しく作ってますね(笑)。もう一度見たくなってきました!もっと聞きたいので、また続きをどこかで。 構成・ゆっきゅん

注目 出版社の陰謀!?原作者が語る『翔んで埼玉』の誕生秘話!

出版社の陰謀!?原作者が語る『翔んで埼玉』の誕生秘話! 「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」……過激なセリフが飛び交う、埼玉dis(叩き)が魅力のギャグマンガ『翔んで埼玉』が、発表から30余年を経てついに実写映画化。都会と地方の間で引き裂かれる埼玉版『ロミオとジュリエット』に、映画オリジナルで愛と革命のエピソードがたっぷりと加わったギャグ・アクション大作となった。麗しき高校生二人に、二階堂ふみとGACKTが初共演。伝説の埼玉県人に京本政樹、謎めいた執事役に伊勢谷友介と、豪華なメインキャストも話題になっている。原作者・魔夜峰央はどのように『翔んで埼玉』を楽しんだのか。美的感覚を育てた映画についても、じっくりと伺った。 あらすじ 埼玉県は現代でもたいへんな「田舎」で、県知事は県民から年貢を取り立て、東京へ行くには通行手形が必要。運よく手形が手に入っても都内で勝手な行動は許されず、高級百貨店に行こうものなら「埼玉狩り」に遭う、という破天荒な設定だ。東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が生徒会長として仕切る名門校・白鵬堂学院に、容姿端麗な麻実麗(GACKT)が転入してくるところから物語は始まり、やがて麗が埼玉出身と判明して一大騒動が巻き起こる……。 原作はこうして生まれた 魔夜峰央:「武内英樹監督の『のだめカンタービレ 最終楽章』(2009年)と『テルマエ・ロマエ』(2012年)は拝見していて、上手いな、という印象でした。『テルマエ・ロマエ』はローマ人が日本にタイムスリップしてお風呂にびっくりする話ですけど、古代ローマと現代日本を往き来させてあれだけうまく展開するなら、未完の短篇『翔んで埼玉』も巧みに広げてくれる予感がありました。キャスティングが一番の問題ですが、『主人公を誰にします?』と聞いたら『GACKTさんです』って、いきなり出てきた。二階堂ふみさんも、面白いキャラクターの人だなあ、って感じていて。お二人の魅力と監督の力量を考えれば成功は間違いない、と思っていましたが、さらに予想を上回る面白い作品を作っていただけた」 ―原作は所沢在住時代の1982~83年発表です。執筆の経緯は? 魔夜峰央:「白泉社(連載誌の出版元)の陰謀ですよ。『パタリロ!』の連載ほか、一人で描くには忙しくなってきて、アシスタントを使うために東京に住もうと思って編集長に聞いたら『じゃあ所沢にしなさい』って。所沢は埼玉県ですが、西武線沿線にはマンガ家が多く住んでいたんですね。実は、その編集長と、もっと恐い編集部長もすぐそばに住んでいた。原稿回収が楽ですからね、『ワナだ!』と思いました(笑)。何もないネギ畑の真ん中、所沢市大字牛沼字牛沼ってところに4年いた。見張られている感じで、早く逃げ出したかった。そんな鬱憤がもとになって、地元・埼玉をおちょくるギャグマンガになったんでしょう」   インタビューの続きは『キネマ旬報』3月上旬特別号に掲載。今号では「今年の面白い映画って何?」に答えます!と題して、『キネマ旬報』が紹介する2019年ラインアップの巻頭特集をおこなった。その他に戸田恵梨香のインタビューや毎年恒例となったアカデミー賞大予想!?などを掲載している。(敬称略) 取材・文=斎藤宣彦/制作:キネマ旬報社

特集 今なぜ“女王映画”が人気なのか? その魅力と注目点

今なぜ“女王映画”が人気なのか? その魅力と注目点 英国は女王の時代に栄える――それほど英国の歴史に詳しくなくても、この言いまわしは耳にしたことがあるだろう。ここで言う女王とはまさしく“ゴールデン・エイジ”を築いたエリザベスI世に、先年まで最長の在位期間を誇ったヴィクトリア女王、そして今なお現役として女王の職務に忠実なエリザベスII世。もっとも、映画界と“英国”女王との関係にまで目を広げると、9日間だけイングランド女王となって、たった15歳で処刑されてしまったジェーン・グレイやスコットランド女王メアリー・スチュアートが挙げられる。 ジェーンは『レディ・ジェーン/愛と運命のふたり』(1986年)でその悲劇が描かれ、メアリーは、あの発明王エジソンがサイレント映画『メアリー女王の処刑』(1895年)を製作したり、ジョン・フォード監督がキャサリン・ヘップバーン主演で『メアリー・オブ・スコットランド』(1936年)を撮ったりした。そして今回『女王陛下のお気に入り』でグレート・ブリテン初代女王のアンが満を持して登場、と常に魅力的な素材であることがわかる。   特にメアリー・スチュアートに関しては、ある意味、9歳上の従姉妹エリザベスI世よりも注目度の高いスターだと言える。ドイツのシラーの戯曲『マリア・ストゥアルト』やそれを基にしたダーチャ・マライーニの2人芝居『メアリー・スチュアート』、そしてミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』(2001年)の原作者としても知られるノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが、メアリー・スチュアートとエリザベスI世の関係をドイツ赤軍の女性幹部になぞらえた意欲的な戯曲『ウルリーケ・マリア・スチュアート』を書くなど、常に書き手の想像力を刺激し続けてきた。 以前、映画『エリザベス』(1998年)で高い評価を受けたケイト・ブランシェットにインタビューした際、「日本の歌舞伎役者・坂東玉三郎は“エリザベスI世は男だった”というフランシスコ・オルス作の芝居『エリザベス』で好演した」という話をすると、その1年後の再インタビューで、「あなたが教えてくれたカブキ・アクター、名前何て言ったっけ? 彼と2人で舞台『メアリー・スチュアート』をやりたいのよ!」と言ったものである。あまりにも驚いて、「どっちがどの役をやるつもり?」と聞くのを忘れたのが、くれぐれも悔やまれるが。 =======================================   そのブランシェットと『ハンナ』(2011年)の時から「そっくり」と言われてきたシアーシャ・ローナンがメアリー・スチュアートを演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は、エリザベス役のマーゴット・ロビーが醸す先達エリザベス女優たちとはまた異なる独特の存在感といい、メアリーを激しく糾弾するデイヴィッド・テナント扮する長老派教会の創始者ジョン・ノックスのアジ演説「女なんかに国を治められはしないのだ!」といい、まさに昨今の女王映画隆盛の最大の注目点がある。 つまり、女性に王位(皇位)継承すら認めぬどこかの国とは違って、メアリー・スチュアートが生後6日でスコットランド女王になったように、「女王というタイトルはやるが、国を動かすのは我々だ」との男たちの思惑。いや、できればそのタイトルもこっちにもらおうかという陰謀の数々が見えるのだ。もちろん、これまでの映画でもこういった視点はあったが、ライバルのエリザベスに対しても「早く結婚しろ」だの「跡継ぎの男子を産め」だの、#MeToo で揺れた映画界には何とも皮肉な言葉のオン・パレードなのは偶然とばかりも言えまい。しかも『女王陛下のお気に入り』のアン女王を含め、女王たち自らもそうした非人間的な重圧を当然のこととして受けとめるのである。 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のジョージ・ルーク監督は、サム・メンデスを輩出した劇場ドンマー・ウェアハウスの芸術監督出身。架空とも言われる2人の女王の対面シーンの緊張感あふれる演出はさすがだが、メアリー自ら馬に乗って行軍の先頭に立つシーンなど映画的技法もなかなかで、「舞台ではやれなかったこと」へ踏み出す視覚表現には、ますますの期待をしてしまう。 ふたりの女王、そして男たちの陰謀   このルーク監督が舞台から映画へ、の転身だとしたら、『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督は、ギリシャ映画界から英国歴史物へ、の地殻変動ぶりにまず啞然といったところか。もちろん先例がないわけではない。たとえばインド出身のシェカール・カプール監督は、『エリザベス』のメガホンをとることをオファーされたとき、「英国の歴史など知らないから途方に暮れてしまった」と正直に告白してくれた。では、彼はどのようにアプローチしていったのか? 「インドの古代叙事詩『マハーバーラタ』を思い出したんだ。あの中での勇者アルジュナと彼に助言するクリシュナの関係を、エリザベスと彼女を操ろうとするウォルシンガム(ジェフリー・ラッシュ)との関係になぞらえたら、後はスムーズに転がっていったよ」。同じようなことがランティモス監督にあったかどうか。つまり監督のバックボーンに幾分なりともあるはずのギリシャ悲・喜劇の影響が見て取れるか目をこらしたが、残念ながらその点は不明。むしろ彼のインタビュー記事などを読むと「なるべく歴史の真実にとらわれないように、むしろ現代にも通じる人間ドラマとして楽しめるように」オリヴィア・コールマン扮するアン女王、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)、アビゲイル・ヒル(エマ・ストーン)の3人の関係を描いていったという。   本作が評判になった昨秋のヴェネチア映画祭以来、日本では「ドロドロさ加減がまるで大奥!」といった惹句もよく目にするし、これまでにない女王や女官たちのあけすけな性描写はまさにそう言えなくもないが、忘れてはならないのは、宮廷物ならではの香気というか威厳のようなものがちゃんと漂っていることである。稀代の名演出家ピーター・ブルックはかつて、「どんなにポップでアナーキーな『ハムレット』であっても、ハムレット役者はアリストクラティック(貴族的)な空気をまとっていなくてはならない」と教えてくれたが、まさに人間臭さの根底に気高さが感じられるゆえの、作品そのものの格調高さと言えるかもしれない。   記事の続きは『キネマ旬報』3月下旬映画業界決算特別号に掲載。今号では「2018年映画業界総決算」と題して、『キネマ旬報』編集部が総力をあげて贈る特集をおこなった。2018年映画業界の分析や検証、問題提起、そして2019年以降の映画界を見据えた内容となっている。 文=佐藤友紀/制作:キネマ旬報社

特集 三船、黒澤、大島との逸話も!手塚眞監督デビュー作『星くず兄弟の伝説』

「この『星くず兄弟の伝説』は公開当時、お客さんからの評判はとても良かったんです。でも映画批評家からは総スカンを食らって…それでがっかりしていた時、ある外国の女性評論家にこう言われたんです」 12月13日、日本外国特派員協会にて。1985年に公開された商業映画デビュー作『星くず兄弟の伝説』上映後の記者会見はこの、監督・手塚眞のことばで始まった。 「低予算でまだテクニックも未熟で…感想を聞く前からぼくは、言い訳を並べ立てていた。そうしたら彼女は『それは、見れば分かる』(笑)。でもつづけて『どんな巨匠でもみんな、処女作はそうなんだ。でもわたしはあなたの映画が気に入った』と言ってくれた。そのことばにぼくは、救われました」 外国人記者のこころをつかむ、手塚監督の見事なおもてなし精神。それですっかり打ち解けたのか会場から、次々質問が飛んだ。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ミュージシャン・近田春夫とのコラボレーション ―この映画で商業監督デビューするまでの経緯は? 手塚眞(以下、手塚) ぼくは17歳からずっと、映画を作っていたんです。監督・脚本・カメラ・出演と何でもやって。そんな自主映画青年だったぼくにミュージシャンの近田春夫さんが、声を掛けて下さった。1980年に発表した近田さんの「星くず兄弟の伝説」というスタジオ・アルバムを原案に、映画を撮ってみないかって。その話をいただいてぼくは、学生映画ノリの延長で作ろうって。それで近田さんのアルバムをもとに脚本を書いて、それを読んだ近田さんがオリジナル曲を追加で作曲する。そのようにして映画の準備は進められていった。だからこの映画はぼくと近田さんの、完全なコラボレーションなんです。 ―(熱狂的な映画マニアの)手塚さんがこの映画作る時、インスパイアされた作品を教えてください。 手塚 ロック・ミュージカルということで近田さんとの打ち合わせでは、『ファントム・オブ・パラダイス』(1974年)『ロッキー・ホラー・ショー』(1975年)などのタイトルが挙がりました。でもぼくはどちらかというと、リチャード・レスター監督の一連のビートルズ映画、あとメル・ブルックスの『ヤング・フランケンシュタイン』(1974年)、そこにモンティ・パイソンのような諷刺の利いたギャグをまぶしたいなって。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 三船、黒澤、大島、岡本太郎! ―さまざまなジャンルから著名人の出演は、どのようにして実現したのでしょう? 手塚 当時ぼくはまだ23歳で、とにかく怖いもの知らずだった。たとえばラストに特殊メイクで登場する、ヒトラー風の政治家。この役は最初、三船敏郎さんにお願いしました。そうしたら『一秒でも画面に出たら、最低百万円のギャラをお支払いください』と言われてしまって(笑)。そこで同じ世界のということで黒澤明監督に当たったら、『乱』を撮影中でね、と断られた。ぼくの自主映画を評価してくれていた大島渚さんも、撮影中でダメ。それでとにかくビッグ・ネームをとお願いしたのが、岡本太郎さん。そうしたら『俺は政治家が大嫌いだから、やりたくない!』と。 世界のミフネ、あるいはクロサワの出演は叶わなかったものの、尾崎紀世彦、景山民夫、高田文夫、中島らも、森本レオ、前田日明、タモリ、島田紳助、モンキー・パンチら時代の寵児たちが出演。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさだ。 そして主人公たちの幻覚を表現するアニメーションは、『夢幻紳士』『学校怪談』の高橋葉介が担当。手塚曰く「父(手塚治虫)の会社・虫プロに頼めばいいんだろうけど、かえって高くつくんじゃないかと思って(笑)」 そんな80年代の多幸的な気分を伝える『星くず兄弟の伝説』、そして30年後に綴られた『星くず兄弟の新たな伝説』。「ワケなんてない、でもとにかく楽しい」、遊びごころを伝説を詰めこんだ『星くず兄弟 伝説BOX―Blu-ray Brothers-』は2019年3月2日(土)、発売となる。 制作=キネマ旬報社 『星くず兄弟 伝説BOX―Blu-ray Brothers-』の詳細はこちらから↓

特集 オダジョー『恋する惑星』の名カメラマンと挑む意欲作

オダジョー『恋する惑星』の名カメラマンと挑む意欲作 ウォン・カーウァイ監督作品の名カメラマンとして知られるクリストファー・ドイルと公私のパートナー、ジェニー・シュンが共同監督した『宵闇真珠』に主演したオダギリジョー。映画は、香港の外れにある漁村を舞台に、日光を浴びるとやせ細って死んでしまう奇病におかされた白い肌の少女(アンジェラ・ユン)が、異邦人(オダギリ)との出会いによって、世界を知るという現代の寓話のようなストーリーだ。この後、オダギリはドイルを撮影監督に迎え、長篇映画(題名、内容ともに未公表)で初監督に挑戦している。オダギリが見たドイルは、どんな人物だったのか? 「オファーには、ただただ驚きました。今まで接触があったわけでもないし、映画祭で会ったこともなかったので、えっ、僕でいいんだ…と。ウォン・カーウァイ監督とクリスが作った映画を見て育ったので、台本を読む前に、ぜひやりたいですと答えました」 オファーとともに映画のイメージ映像も添付されていた。本作のロケハンでの映像とオダギリの出演作を織り交ぜたものだった。 ++++++++++++++++++++++++++++++ インディーズなものまで見てくれていた 「キム・ギドクの『悲夢』やブラジルで撮った『プラスティック・シティ』…。こんなインディーズなものまで見てくれているんだと、嬉しかったですね。それがすでにいい映像だったので、良い作品になりそうだなと思いました」 初対面は2016年後半、衣裳合わせを行った香港だった。 「最初にいただいた台本の設定はミュージシャン。ギターを激しく弾くシーンもあったんです。だから、日本で30〜40着くらい衣裳を集めて、“自分がイメージするのはこういうものだけど”と、すり合わせした方がいいだろうと思ったんです。香港でも衣裳は用意されていたんですけど、クリスは僕の熱意やアイデアを信用してくれ、『ジョーが持ってきたものの中から決めよう』と言ってくれました。それが信頼関係みたいなものができた瞬間だったのかな」 と振り返る。「サカモト」という役名を、劇中では名前を呼ばれることもなく、過去や生活を窺わせるシーンは一切ない。正体不明の役どころだが、それがかえって想像力を掻き立てる。 ++++++++++++++++++++++++++++++ 役柄についての説明や話し合いはなかった 「衣裳合わせの段階でもらった新しい台本ではアーティストに変わっていたんです。どうしようかと話したんですけども、クリスは『ジョーがいいと思った衣裳なんだからこれでいこう』というわけです。自分の展覧会をぶち壊すみたいなシーンや、エージェントとのやりとりも撮影したんですけども、結局は全部カットになって、最終的には職業が分からなくなりましたね」 役柄についての詳しい説明や話し合いの機会はなかった。 「クリスは『何か思うことがあったら、話し合おう』と言って、何度かそういう機会を作ってくれました。でも、会うと、『とりあえず、ビールでも飲もう』と始まり、役の話は一切しない。その代わり、作品に関しての想いや今の香港事情についてとか、広い話をするんです。役に関しては『もうちょっと撮影が近づいたら、話そうか』と。で、近づくと、『現場でいいよ』と。でも、結局、最後まで、役については話さなかった」 このインタビューの続きは『キネマ旬報』12月下旬特別号に掲載。今号ではオダギリジョーのインタビューのほか、1919年の創刊以来今年で100年を迎える『キネマ旬報』が「1980年代ベスト・テン 外国映画篇」を発表。誰もが知るあの名作もランクイン!? 評論家・ライターの作品解説とともに掲載している。(敬称略) 取材・文=平辻哲也/制作:キネマ旬報社 インタビューの続きや『キネマ旬報』12月下旬特別号の「1980年代ベスト・テン 外国映画篇」の詳細はこちらから↓

特集 2018年、輝きを放った若手俳優“木竜麻生”とは?『鈴木家の嘘』インタビュー

2018年、輝きを放った若手俳優“木竜麻生”とは?『鈴木家の嘘』インタビュー 現在公開中の野尻克己監督作品『鈴木家の嘘』。そして瀬々敬久監督作品『菊とギロチン』。今年公開されたこの2本の話題作でヒロインを務め、一躍注目の的となった木竜麻生。俳優デビューは約4年前となる2014年(『まほろ駅前狂騒曲』でウエイトレス役を)。しかし話を聞いていくと、木竜は自身を“新人”と思っているフシがあり。そんな自称“新人俳優”木竜麻生に、飛躍の年となった2018年の自身を振り返ってもらった。 「今はもう公開されてから少したっていますのでお話できるんですが、実は私、『菊とギロチン』の撮影が終わった後、“自分はあまりに力不足だから、もう映画には出られないと思います…”と、事務所の社長に訴えていたんです」 「強くなって自分の力で生きたい」と女相撲の一座に加わる新人力士・花菊を、真摯な瞳で瑞々しく演じた『菊とギロチン』。思わず「なぜ!?素晴らしかったのに!」と声をあげてしまったが、「いえ、ぜんぜんダメです」と、彼女は愛くるしい笑顔を見せつつもキッパリ言い放つのだった。 ++++++++++++++++++++++++ 愛ある打ちのめされ方を私はできた 「撮影のときは必死だったので現場の記憶がほとんどないんですが、終わってから、あのときは限界だと思っていたけどもっとやれたんじゃないか、食らいつけたんじゃないかと、自分の未熟さ、ふがいなさをどんどん感じ出してしまって。本当に打ちのめされてペチャンコになったんです…」 そんなペチャンコ状態の木竜を立ち直らせたのは、初号試写後に瀬々監督がかけてくれた、「まさに!」というべき言葉だった。 「花菊の中にあのときの私の精一杯が映っていて、それがスクリーンの中で生きている――といったことを言ってくださったんです。そういう監督の愛情は、出来上がった映画からもすごく感じられて、“ああ、愛ある打ちのめされ方を私はできたんだな”と、そこで初めて実感できたんです」 ++++++++++++++++++++++++++++++++ ボロボロになった4日間のワークショップ そんな体験を経て臨んだ『鈴木家の嘘』の現場では、ほんの少しだけ遠くからひいて見ることができるようになっていた、と木竜は言う。 「といっても、出演者を決めるための4日間のワークショップでは、またもやボロボロでした。『鈴木家の嘘』は、野尻監督の自死されたお兄さんをモデルとしたものなんですが、実は私にも近しい人に自死している人がいまして。これまでその人に対して悲しんできた気になっていたんですが、この4日間の中で“私、その人のことをちゃんと考えていなかったな”と気づいたんですね。そうしたら、もう何もできなくなって…。でも、そういう体験も含めて私にはすごく大きくて、すぐに社長に電話をして“私、どうしても鈴木富美の役をやりたいですけど、落ちたとしても、ワークショップを経験できただけでよかったです”と言っていました。受ける4日前と今の自分は違うということを、はっきり自覚していましたから」 このインタビューの続きは『キネマ旬報』12月下旬特別号に掲載。今号ではオダギリジョーのインタビューのほか、1919年の創刊以来今年で100年を迎える『キネマ旬報』が「1980年代ベスト・テン 外国映画篇」を発表。誰もが知るあの名作もランクイン!? 評論家・ライターの作品解説とともに掲載している。(敬称略) 取材・文=塚田泉/制作:キネマ旬報社 インタビューの続きや『キネマ旬報』12月下旬特別号の「1980年代ベスト・テン 外国映画篇」の詳細はこちらから↓

注目 「きみ波」が語る『君の名は。』『風立ちぬ』への応答

『きみと、波にのれたら』は、まるで水晶のように輝く印象を残す。透明で、澄んでいて、そして脆さを含んだ硬さを感じさせる。 これまでの湯浅政明監督は軟らかく、ダイナミックだった。今回の作品は、硬質で、静的だ。内包する時間感覚も異なる。『マインド・ゲーム』(2004年)や『夜は短し歩けよ乙女』(2017年)のような複線的な時間感覚も、『夜明け告げるルーのうた』(2017年)や『DEVILMAN crybaby』(2018年)のように世代を超えていく超人的なタイムスケールもなく、ただただ、今ここで経過していく時間を描くことに専念している。過去を探ろうとはするが、そこから現在まで時間は一直線に伸びるだけだ。寄り道をしようともせず。 本作の後半にはいかにも湯浅らしい大スペクタクルが展開されるが、それでさえ『マインド・ゲーム』の大脱出劇のように現実のポテンシャルを解放しバラけさせていくようなものではなく、むしろ地に足をつけるためのものである。昇天するべきものを天に昇らせ、まだこの世に残るものは硬い地面へと降ろすための儀式のようなのだ。   『君の名は。』『風立ちぬ』への応答 本作は、死の領域を死の領域としてありつづけさせる。そして、そのことによって、自然と近年の二本の長篇アニメを思い出させる。 たとえば、スマートフォンに残るメモリーやデータは、二人の過去を明らかにできること。これは明確に『君の名は。』(2016年)に対する応答である。過去は決して捏造されたり消えたりしないと語るのだ。 また、『風立ちぬ』(2013年)に対する応答に思えるところもある。あの作品で、主人公の二郎は、最愛の人の死後、その死者に「生きて」と語らせる。自らの生に、死を呑みこんでいこうとするわけだ。一方で本作は、物語の終盤に、死者の声を突如として巨大に響かせる。その声が語るのは、「死ぬつもりなどなかった」「生きたかった」という純粋な願いである。死は死としてある。それを、生者は簡単に乗り越えることができない。そう本作は語る。 一度しかない生と時間 だから『きみと、波にのれたら』は、とても真っ当なことを語る作品だとも言える―生は生であり、死は死である。いやむしろ、その真っ当さが、極限にまで高められていると言うべきか。プレス資料のインタビューによると、湯浅政明は「ひな子を波にのせてあげたかった」と語っている。本作が本当に驚かせるのは、この発言が、比喩的な意味を含んでいないということだ。ひな子は本当に、ただ波にのるだけなのだ。文字通りに、行為として。 つまり、湯浅は本作で、過去作と異なる新たな実験をしたといえる。それは、一回性のある生・時間を描くことである。その結果、「普通の」生活がキラキラと輝き始める。本作の最も感動的な部分は、「普通の」生活を描く前半―ひな子と港の恋人としての時間にある。愛し合う二人が過ごす、ごく当たり前の時間が、結晶化される。その尊さは、時間やフォルムをグニャリと変質させたりはしない、禁欲的な表現によって初めて可能になる。 湯浅はこれまで、アニメーションの多義的な性質を活用してきた。その性質によって、死を含む雑多なあらゆるものを包括し、呑みこんでしまおうとした。でも、今回はそのやり方に背を向ける。本作の水晶のようなイメージは、硬くて脆い、壊れたら取り返しのつかない私たちの生について語るのだ。 湯浅はそっと、ひな子を波にのせる。繊細な水晶でできたような切なく光り輝くその存在を、やさしく。それを変容させることなど、許されないと言わんばかりに。ただそこに、優しく存在させるだけの映像。本作で湯浅政明はまたしても、アニメーションの最先端を走ってしまった。

注目 『天気の子』の舞台裏とは? 新海組を支えるスタッフが語る

◎全国にて公開中 (C)2019「天気の子」製作委員会 『雲のむこう、約束の場所』(2004年)以来、撮影や色彩設計として長年にわたり新海ワールドのビジュアルを支えてきたキーパーソン・三木陽子。今作では助監督として新海監督を全面的にサポート。さらにデジタル表現面での理想の追求に尽力するとともに、色彩設計として、「作品の世界観にあわせて、カットごとにキャラクターの色彩を決め込む作業」を担当している。セクションをまたいで新海を支える三木に、今作のデジタル表現を中心に話を聞いた。 ―助監督としてすぐ傍でサポートされてきた三木さんから見て、今作での新海監督のこだわりはどこでしょうか。 三木 映像面では「曇り」と「雨」の表現が挙げられると思います。基本はこれまでの延長線上ですが、「天候の調和が狂っていく時代」が舞台なため、曇りや雨のシーンがすごく多いんですね。そうした中で、どう映像的に華やかに見せるか、そして降り続ける雨をどう表現するかについては、試行錯誤を繰り返しました。一口に曇りや雨と言っても、時間帯ごとに色合いも変われば降り方も様々です。私も色彩設計として、美術監督の滝口(比呂志)さんと一緒にウンウン唸りながら作っていました。   「曇り」や「雨」の表現へのこだわり ―曇りや雨の表現というと、『言の葉の庭』(2013年)が思い浮かびます。 三木 そうですね。特に『言の葉の庭』はフィニッシュワークも監督ご自身で手がけられていて、新海さんの映像面でのこだわり、目指す表現が詰め込まれた作品だと思います。今作でも、『言の葉の庭』を意識しながら詰めていったシーンがたくさんあります。 ―具体的にはどのようにアプローチしたのですか? 三木 まず雨粒の表現をより魅力的に見せるために専門的に取り組む、李(周美)さんを中心としたVFXチームを立ち上げています。また作画チームとも、雨を表現するうえでどうセル分けするか、どうダブラシ(多重露光)処理をするかといった技術的な相談を事前にさせていただきました。撮影監督の津田(涼介)さんとも、たくさん登場する透明傘の処理のバリエーションを作ったり、水滴も単に青系で塗るのではなく、奥にある背景の色味も反映された表現ができるよう調整を繰り返したりしました。   「監督主導で作るのではなく、スタッフに任せる」 ―新海監督と言えば、アニメ業界では「撮影(デジタルコンポジット)」の作家として知られています。今作は『君の名は。』以上に撮影処理に力が入っているように感じました。 三木 新海さんは今作で、「監督主導で作るのではなく、まずはそれぞれのスタッフにお任せする」という挑戦をしています。その意味で、撮影監督の津田さんの色も強く出ているのかもしれません。 ―では三木さんの色はどこに出ているのでしょうか? 三木 色彩設計の部分ですね。これまでの新海さんの作品では、ご自身が配色のベースを決められていたのですが、今作ではビデオコンテをもとに、まずは私に作ってみてほしいと。 なので、美術監督の滝口さんによる背景美術を踏まえつつ、私がキャラクターの配色を決め、その両方を見て撮影監督の津田さんが撮影処理を作り込むという流れで、各スタッフが新海さんの目指す映像を想像しながら制作を進めていきました。なのでキャラクタ ーには私の色が出ていると思います。   新海監督が今、若い人たちに一番伝えたいこと ―三木さんから見た、新海さんの目指す映像とはどのようなものでしょうか。 三木 よく写実的と言われると思うのですが、私から見ると、新海さんの主観的な印象を画面に落とし込んだ映像のように感じます。たとえば光の当たり方一つとってもそうです。構図自体は写実的でも、順光のすぐ隣が逆光の色味になっていたりしますからね。だからスタッフにとっては、求める画を読み取るのが大変なんですが(笑)。 ―三木さんから見た本作の見どころを教えてください。 三木 まず最近の新海さんの作品は、キャラクターがどんどん魅力的になってきていると思います。特に今作は、登場人物も多く、年代の幅も広いので、これまでの作品とはまた違った魅力を感じていただけるのではないでしょうか。また今作のラストのメッセージは、新海さんが今、若い人たちに一番伝えたいことなんだろうなと感じています。私自身がすごく共感するメッセージでもあるので、みなさんに伝わるといいなと思いますね。   三木陽子(みき・ようこ)/1982年生まれ。CGデザイナーとしてぱちんこメーカー勤務を経て、フリーでゲームのキャラクターデザインや彩色、背景作成などを手掛ける。『雲のむこう、約束の場所』(2004年)以来、新海作品に欠かせないスタッフの1人として活躍。 取材・構成=高瀬康司/制作:キネマ旬報社


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新作映画NEW MOVIE

スープとイデオロギー

公開: 2022年6月11日

「ディア・ピョンヤン」「かぞくのくに」のヤン ヨンヒ監督が年老いた母にカメラを向けたドキュメンタリー。朝鮮半島と日本の歴史のうねりに翻弄された自らの家族を撮り続ける在日コリアン2世のヤン監督は、父亡きあと母からある秘密を打ち明けられる。1948年、当時18歳の母は韓国現代史最大のタブーといわれる「済州4・3事件」の渦中にいた。その悲劇を生き延びた母は朝鮮総連の熱心な活動家だった父と結婚し、両親は「帰国事業」で3人の兄たちを北朝鮮へ送った。“地上の楽園”にいるはずの息子たちに借金をしてまで仕送りを続ける母を心の中で責めてきた娘。やがて母は、アルツハイマー病を患う。消えゆく記憶を掬いとろうと、娘は母を70年ぶりの済州島に連れていこうと決意する。それは、本当の母を知る旅のはじまりだった……。

FLEE フリー

公開: 2022年6月10日

第94回アカデミー賞で史上初めて国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門に同時ノミネートされたドキュメンタリー。故郷アフガニスタンからデンマークに亡命した青年の壮絶な半生を、アニメーションを駆使して描き出す。監督は、これまで数々のラジオ・ドキュメンタリーを手掛けてきたヨナス・ポヘール・ラスムセン。アヌシー国際アニメーション映画祭では、最高賞となるクリスタル賞など3部門を受賞。

トップガン マーヴェリック

公開: 2022年5月27日

超精鋭パイロット養成校トップガンの訓練生の青春を描いたトム・クルーズ主演のアクション作「トップガン」の36年ぶりの続編。困難な任務に直面したベスト・オブ・ザ・ベストのパイロットたちの元に、伝説のパイロット・マーヴェリックが教官として赴任する。監督は、「オブリビオン」のジョセフ・コシンスキー。前作で一躍トップスターとなったトム・クルーズが引き続き型破りなマーヴェリックを演じ、戦闘機にIMAXクオリティカメラ6台を搭載し、CG合成を使用せずに飛行シーンの撮影を敢行。また、製作にも参加している。前作にも出演したヴァル・キルマーのほか、「セッション」のマイルズ・テラー、オスカー俳優のジェニファー・コネリーらが共演。

犬王

公開: 2022年5月28日

国内外で高い人気と評価を得る、湯浅政明監督の最新作。脚本に野木亜紀子、キャラクター原案に松本大洋、音楽に大友良英という夢のコラボが実現。変幻自在のイマジネーションが炸裂する“狂騒のミュージカル・アニメーション”。原作は歴史に隠された能楽師=ポップスターの犬王を大胆不敵な解釈で捉えなおした古川日出男の著書『平家物語 犬王の巻』(河出文庫刊)。カリスマ性と歌唱力、そして野心を抱く主人公・犬王を人気バンド「女王蜂」のボーカル担当・アヴちゃん、その相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)を実力派俳優・森山未來が演じ、サクセスストーリーにして、切ない友情の物語が展開する。ヒップホップやロックが入り混じり、歓喜する民衆のイメージの洪水はまるで狂熱の野外フェスのよう。2021年・第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門のプレミア上映では “ロックオペラ”と評された。

はい、泳げません

公開: 2022年6月10日

ノンフィクション作家、高橋秀実による同名エッセーを、長谷川博己&綾瀬はるか共演で映画化。大学で哲学を教える小鳥遊雄司は、泳げない。ある日、ひょんなことから水泳教室を訪れるが、そのプールの受付で強引に入会を勧めてきたのが水泳コーチ・薄原静香だった。監督は「舟を編む」の脚本を担当、「プリズン13」などの監督を務めた渡辺謙作。

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション

公開: 2021年8月6日

超常能力”個性”を持つ人が約8割を占める中”無個性”の少年が最高のヒーローを目指す少年漫画原作のアニメシリーズ劇場版第3弾。謎の集団が“個性”を崩壊に導く爆弾を各地に設置。全世界のプロヒーローとインターン中のヒーロー科が招集され、回収にあたる。TV版や前2作から引き続き長崎健司が監督。原作者の堀越耕平は本作の総監修とキャラクター原案も手がける。『弱虫ペダル』シリーズの山下大輝らおなじみの声優陣も集結。

アジアの天使

公開: 2021年7月2日

「生きちゃった」の石井裕也監督が、メンバーの95%以上が韓国というスタッフ・出演チームを組み、全編韓国ロケをした人間ドラマ。妻を失い韓国にいる兄の元へ行く剛。家族関係に悩むタレントのソル。二つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する。「ぼくたちの家族」はじめ石井監督と5度目のタッグになる池松壮亮が本作で韓国初進出。剛の兄をキム・ギドク監督作「人間の時間」など海外作品に多数出演するオダギリジョーが、ソルを「金子文子と朴烈」のチェ・ヒソが演じる。第16回大阪アジアン映画祭クロージング作品。

ショーシャンクの空に

公開: 1995年6月3日

20年近くの刑務所生活の中でもおのれを見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。ホラー小説の大家、スティーブン・キングの非ホラー小説の傑作といわれた中編『刑務所のリタ・ヘイワース』(邦訳は新潮文庫『ゴールデンボーイ』に所収)を、「フランケンシュタイン(1994)」の脚本家、フランク・ダラボンが初監督と脚色を手掛けて映画化。製作はニキ・マーヴィン、撮影は「未来は今」のロジャー・ディーキンス、音楽は「ザ・プレイヤー」のトーマス・ニューマン、美術は「ドクトル・ジバゴ」「オリバー!」で2度アカデミー賞を受賞したテレンス・マーシュがそれぞれ担当。主演は「星に想いを」のティム・ロビンスと「アウトブレイク」のモーガン・フリーマン。共演は「トレスパス」のウィリアム・サドラー、「デモリションマン」のボブ・ガントン、「ナッツ」などのベテラン、ジェームズ・ウィットモアほか。95年度キネマ旬報外国映画ベスト・ワン作品。

仁義なき戦い

公開: 1973年1月13日

日本暴力団抗争史上で最も多くの血を流した“広島ヤクザ戦争”をドキュメンタリータッチで描く。原作は抗争渦中の人物“美能組”元組長の獄中手記をもとに書き綴った飯干晃一の同名小説。脚本は「日本暴力団 殺しの盃」の笠原和夫、監督は「人斬り与太 狂犬三兄弟」の深作欣二、撮影は「着流し百人」の吉田貞次がそれぞれ担当。

おすすめBlu-ray/DVDRECOMMEND Blu-ray/DVD

ゴーストバスターズ/アフターライフ ブルーレイ&DVDセット

2022年5月25日発売

新世代“ゴーストバスターズ”の活躍を描いたSFアクション。亡くなった祖父が遺した屋敷がある田舎町に引っ越して来た少女・フィービーは、そこで見たこともないハイテク装備と改造車を発見し、祖父の正体を知る。

コンフィデンスマンJP 英雄編 Blu-ray通常版[本編Blu-ray]

2022年5月18日発売

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世共演による痛快コメディの劇場版第3弾。“英雄”と謳われた詐欺師・3代目ツチノコが死んだ。その下で腕を磨いた過去を持つダー子らは、密かに受け継がれる“ツチノコ”の称号を懸け、真剣勝負を繰り広げる。

ブラックリスト シーズン8 ブルーレイ コンプリートBOX【初回生産限定】

2022年6月8日発売

ジェームズ・スペイダー主演による心理サスペンスアクション第8シーズンのBOX。昏睡状態だったドムが目を覚まし、レッドは伝説的な犯罪者・ロアノークを捜すようチームに指示をする。全22話を収録。

あなたの番です 劇場版 スタンダードエディション(通常版)

2022年5月25日発売

秋元康が企画・原案を担当したTVドラマの劇場版。結婚した菜奈と翔太は、住民会を通じて仲良くなったマンションの住人たちを招待して船上ウェディングパーティーを開催することに。しかし、その船上で連続続殺人が起こり…。原田知世と田中圭がW主演。

ランサム 交渉人2

2022年6月3日発売

危機管理と交渉のエキスパートチームが巧みな交渉術で難事件を解決に導くクライムサスペンスの第2シーズン。エリックの宿敵、ダミアン・ディレインが、エリックとナタリーの娘・イーヴィーを誘拐し“3つの願い”を叶えろと迫る。全13話を収録。

スケジュールSCHEDULE

映画公開スケジュール

2022年5月28日 公開予定

犬王

国内外で高い人気と評価を得る、湯浅政明監督の最新作。脚本に野木亜紀子、キャラクター原案に松本大洋、音楽に大友良英という夢のコラボが実現。変幻自在のイマジネーションが炸裂する“狂騒のミュージカル・アニメーション”。原作は歴史に隠された能楽師=ポップスターの犬王を大胆不敵な解釈で捉えなおした古川日出男の著書『平家物語 犬王の巻』(河出文庫刊)。カリスマ性と歌唱力、そして野心を抱く主人公・犬王を人気バンド「女王蜂」のボーカル担当・アヴちゃん、その相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)を実力派俳優・森山未來が演じ、サクセスストーリーにして、切ない友情の物語が展開する。ヒップホップやロックが入り混じり、歓喜する民衆のイメージの洪水はまるで狂熱の野外フェスのよう。2021年・第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門のプレミア上映では “ロックオペラ”と評された。

おれらの多度祭 小山地区・三年間の記録

南北朝時代から三重県桑名市多度町に伝わる祭りを2016~18年にかけて追ったドキュメンタリー。町内6地区から選ばれた馬と騎手が、毎年5月4~5日に各地区3回ずつ約2メートルの崖越えに挑戦する。文字通り命がけの祭になぜ人々は魅了されるのか。監督は多度町出身で、「人情噺の福団治」などを手掛けた伊藤有紀。

ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇

海の奴隷としてタイの漁船で働かされている人々の姿と、彼らを救おうと奮闘するタイ人女性パティマ・タンプチャヤクルの活動を追うドキュメンタリー。人身売買業者によって貧困国から集められ、売り飛ばされた人々の救出に密着し、シーフード産業の闇に迫る。第43回トロント国際映画祭上映作品。

MADE IN YAMATO

「大和(カリフォルニア)」の宮崎大祐が故郷・神奈川県大和市を舞台に企画し、5人の監督が参加したオムニバス。退職する市役所職員のためにビデオレターを撮影していたユキは休日、友人とピクニックに出かける。<Story1『あの日、この日、その日』>出演は「愛のくだらない」の村上由規乃、「小さな声で囁いて」の山崎陽平。参加した監督は宮崎のほか、「小さな声で囁いて」の山本英、「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬、「21世紀の女の子」の竹内里紗、「わたしたちの家」の清原惟。

私だけ聴こえる

耳の聴こえない親から生まれた耳の聴こえる子どもたち、“コーダ”のドキュメンタリー。学校では耳の聴こえる子たちと馴染めず、ろうの世界でも距離を置かれ、どこにも居場所のないコーダの子どもたち。多感な時期を過ごす15歳のコーダたちの3年間を追う。2016年TokyoDocsにて最優秀企画賞を受賞。監督は、ドキュメンタリー『東京リトルネロ』で第58回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した松井至。

ランキングRANKING

週末映画ランキング

1位
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シン・ウルトラマン

1966年の放送開始以来、今なお根強い人気を誇る、“ウルトラマン”を企画・脚本庵野秀明、監督・樋口真嗣の「シン・ゴジラ」コンビが映画化。次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器が役に立たない禍威獣に対するため、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍特対(カトクタイ)】を設立。メンバーは日々任務にあたっていた。そんなある日、大気圏外から銀色の巨人が突然出現し……主人公の神永新二を斎藤工、彼とバディを組む浅見弘子を長澤まさみが演じる。西島秀俊、Hey! Say! JUMPの有岡大貴、早見あかりらが脇を固めている。
2位
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映画 五等分の花嫁

春場ねぎのラブコメディ漫画を原作にしたTVアニメの完結編にあたる劇場版。勉強嫌いで落第寸前にある五つ子姉妹を、アルバイト家庭教師として卒業まで導くことになった風太郎。高校生活最後のイベントである学園祭を迎え、風太郎は五つ子にある思いを告げる。監督は、『異世界食堂』シリーズの神保昌登。『鬼滅の刃』シリーズの松岡禎丞ら声優陣がTV版に引き続き各キャラクターの声を担当。
3位
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁

人気アニメシリーズの劇場版25作目。ハロウィンシーズンで賑わう渋谷で、警視庁の佐藤と高木の結婚式が執り行われていた。そこに突然暴漢が乱入して襲い掛かる。同じ頃、佐藤が想いを寄せていた松田が殉職した、3年前の連続爆破事件の犯人が脱獄していた。声の出演は、お馴染みの高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也らに加え、「嘘喰い」の白石麻衣がゲスト声優として参加。監督は、TVアニメ『ハイキュー!!』の満仲勧。
4位
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大河への道

中井貴一が立川志の輔の新作落語に感動して映画化を企画、主演を務めた人情喜劇かつ、新・歴史エンタテインメント。市役所の観光振興に勤しむ面々が、日本地図を初めて作った郷土の偉人「伊能忠敬」を主人公にした大河ドラマを開発するが、200年前の驚愕の事実を発見してしまう。総務課主任・池本を中井貴一が演じ、観光課の課長・小林に北川景子、池本のお調子者の部下・木下に松山ケンイチなど、NHK大河ドラマの主役級を集めた配役が笑いのツボをくすぐる。また、過去に伊能忠敬を演じた橋爪功がベテラン脚本家を演じている。さらに、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、草刈正雄などの実力派が、中井、北川、松山とともに<令和の現代劇>と<江戸の時代劇>を一人二役で演じ分ける趣向も。歴史のヒーローを描くはずが、市井の人々が掘り起こした秘密とは……。そこには、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
5位
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝

嵐を呼ぶ5歳児・野原しんのすけの出生に触れる、アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版第30弾。野原家を訪れてきた屁祖隠ちよめは、しんのすけは自分の子であると告げる。屁祖隠家は代々地球のエネルギーを閉じ込める地球のへそを守ってきた忍者一族で……。監督は、2019年公開の「新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」など『クレヨンしんちゃん』の劇場版シリーズを多々手がける橋本昌和。おなじみの声優陣に加え、「地獄の花園」の川栄李奈が屁祖隠ちよめ役で、お笑いコンビ『ハライチ』の岩井勇気と澤部佑が本人役で参加。

今週のオススメ作品

ジェシカ

謎の女戦士率いるはぐれ者たちが繰り広げる壮絶なバトルを映し出す近未来SF。生きるために略奪や殺人を繰り返す“怪物”と化した孤児たちを抹殺するため、武装ドローンを操る特殊部隊が始動。そんななか、孤児たちのリーダー、ジェシカは1人の少年を救い出す。出演は「LOVE 3D」のアオミ・ミュヨック、「グッバイ・ファーストラブ」のセバスティアン・ウルゼンドヴスキー。監督は、本作が長編デビューとなるキャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ヴィネル。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映。

トレジャー・オブ・ムージン 天空城の秘宝

中国の人気作家テンカバシンの小説を映画化したノンストップアドベンチャー。千年前。女王によって40歳までしか生きられない呪いをかけられた精絶国の民。その呪いを解くカギを求めて、伝説の盗掘師の子孫バーイーは、若者たちと共に天空の城へと旅立つ。出演は中国の人気俳優ツァイ・ハン、グゥ・シュアン、「空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎」のチェン・タイシェン。「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。

うちの執事が言うことには

シリーズ累計75万部を超える人気ミステリー小説をアイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉主演で映画化。名門・烏丸家の第27代当主・花穎の前に、新しい執事・衣更月蒼馬が現れる。2人は烏丸家に降りかかる陰謀に立ち向かっていく。共演は「PRINCE OF LEGEND」の清原翔、『部活、好きじゃなきゃダメですか?』の神宮寺勇太。

アイアンマン3

自ら創ったパワードスーツを装着、世の悪と戦うヒーローを描くシリーズ第3弾。前2作と「アベンジャーズ」に続きロバート・ダウニー・Jr.がアイアンマンを演じ、「キスキス、バンバン」のシェーン・ブラックが監督を務める。共演は「恋におちたシェイクスピア」のグウィネス・パルトロー、「ガンジー」のベン・キングズレー、「ホテル・ルワンダ」のドン・チードル、「L.A.コンフィデンシャル」のガイ・ピアース。2D/3D同時公開。

茜色に焼かれる

石井裕也監督が、尾野真千子主演で撮り上げた激しくも切ない魂のドラマ。7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした良子と中学生の息子・純平。花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちを続ける良子だったが、それでも家計は苦しく、そのせいで純平はいじめにあっていた。共演は「君が世界のはじまり」の片山友希、「エルネスト」のオダギリジョー、「星の子」の永瀬正敏。

オオカミ少女と黒王子

雑誌『別冊マーガレット』連載の少女漫画を、「私の男」の二階堂ふみと「orange-オレンジ-」の山崎賢人主演で映画化。彼氏がいるとつい見栄を張った女子高校生と、彼女の嘘に付き合う腹黒い学校一のイケメンとの恋愛模様を綴る。イケメンの下僕になるという条件で交際するふりをはじめるが、次第に彼のことが本気で好きになっていき……。監督は「ストロボ・エッジ」「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一。

おおかみこどもの雨と雪

「時をかける少女」「サマーウォーズ」とで普遍的なテーマを疾走感溢れる瑞々しい感覚で描き、国内外から高い評価を集めている細田守監督の第3作目劇場長編アニメーション。本作では、数奇な運命をたどる母と、おおかみと人間という二つの顔を持つおおかみこどもたちとの絆を描く。本作に向けて新しく制作会社スタジオ地図が立ち上げられた。前2作に続き「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの貞本義行がキャラクターデザインを、「八日目の蝉」の奥寺佐渡子が脚本を担当(本作では細田守監督も脚本に参加)。「ツレがうつになりまして。」の宮崎あおいがたくましい母を、「桜田門外の変」の大沢たかおがおおかみこどもたちの父の声を演じている。

アイアンマン

「スパイダーマン」のマーベル・コミックが放つヒーローアクション。自ら開発したパワードスーツを装着して“アイアンマン”となる軍事企業のCEOが、悪と戦う姿を描く。「チャーリー」でアカデミー主演男優賞ノミネートのロバート・ダウニー・Jrと「恋におちたシェイクスピア」でオスカー獲得のグウィネス・パルトローが共演。

TV放映スケジュール

2022年5月28日放送
19:00〜20:54 BS日テレ

アンリミテッド

19:00〜20:46 TOKYO MX

キューポラのある街

21:00〜23:24 BS-TBS

ボーン・レガシー

2022年5月29日放送
18:55〜21:25 BSジャパン

遙かなる山の呼び声




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注目 2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 無料配信

「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ