システム・クラッシャー

しすてむくらっしゃー System Crasher
上映日
2024年4月27日

製作国
ドイツ

制作年
2019
上映時間
119分

ジャンル
ドラマ

check解説

社会に居場所を失った9歳の少女の姿を繊細かつ強烈に描き、ベルリン国際映画祭2冠を含む37冠を獲得したドラマ。幼少期に父親から受けたトラウマにより、手の付けようのない暴れん坊になったベニーは、預けられた施設で問題を起こして追い出されてしまう。監督は、本作が長編初監督となるノラ・フィングシャイト。出演は、ドラマ『この茫漠たる荒野で』のへレナ・ツェンゲル、ドラマ『西部戦線異状なし』のアルブレヒト・シュッフ、「白いリボン」のガブリエラ=マリア・シュマイデ。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督
    清原惟
    児童養護施設を転々としている、問題を抱える子を丁寧に取材して制作したという経緯がひしひしと伝わってくる。なにより、主人公の女の子を演じた俳優の演技と演出が力強い... もっと見る
  • 編集者、映画批評家
    高崎俊夫
    不敵な面構えの9歳の少女にとって世界とは“根源的な違和”の集積にすぎないのだろうか。幼少期に父親から受けたトラウマというとりあえずのアリ... もっと見る
  • 映画批評・編集
    渡部幻
    金髪にピンクの服。愛嬌もあるが、瞳の奥に猛烈な怒りと無理解への憎悪が滲んでる。9歳の少女役のヘレナ・ツェンゲルの演技力が驚異的で、母親の愛を求める少女の暴発は凄... もっと見る

「システム・クラッシャー」のストーリー

9歳の少女ベニー(へレナ・ツェンゲル)は幼少期に父親から受けたトラウマのせいで、手の付けようのない暴れん坊となっていた。その烈火のごとき怒りようのため、里親、グループホーム、特別支援学校など、どこに行っても問題を起こして追い出されてしまう。そんなベニーはただ、ママのもとに帰りたいと願っていた。しかし、母親はベニーに対して愛情を持ちながらも、どのように接していいのかわからず、施設に彼女を押し付け続ける。このままではベニーの居場所がどこにもなくなってしまうというとき、非暴力トレーナーのミヒャ(アルブレヒト・シュッフ)は、自分とベニーの二人だけで、森深くの山小屋で3週間の隔離療法を受けさせることを提案する。当初は文句を言い続けていたベニーは、徐々にミヒャへ心を開き始めていき……。

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「システム・クラッシャー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「システム・クラッシャー」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 ドイツ
製作年 2019
公開年月日 2024年4月27日
上映時間 119分
製作会社 Kineo Filmproduktion=Weydemann Bros.=Oma Inge Film=ZDF/Das kleine Fernsehspiel
配給 クレプスキュール フィルム(提供:クレプスキュール フィルム=シネマ サクセション/後援:ゲーテ・インスティトゥート東京)
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト https://crasher.crepuscule-films.com/
コピーライト (C) 2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschrankt), ZDF

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