公開30周年を迎えたディズニーの名作アニメーション映画「ライオン・キング」(1994)。その主人公だったシンバの父であるムファサ王の若き日にスポットを当てた「ライオン・キング:ムファサ」が、12月20日(金)より全国公開される。ポスターと特報映像が到着した。

 

 

両親を亡くしてひとりぼっちの幼いムファサは、王家の血を引く思いやりに満ちたライオンのタカ(後のスカー。「ライオン・キング」ではムファサとシンバを罠にはめる)と出会う。運命を模索する両者は、敵襲をかわしながら約束の地を目指すアフリカ大陸横断の冒険を展開。その果てに、驚きの真実に直面する──。

監督は「ムーンライト」(2016)のバリー・ジェンキンス。ボイスキャストはムファサ役に『地下鉄道~自由への旅路~』(2021)のアーロン・ピエール、タカ役に「シラノ」(2021)のケルヴィン・ハリソン・Jr.、後にムファサの妻およびシンバの母となるサラビ役に『ナチ・ハンターズ』(2020〜)のティファニー・ブーンを抜擢。

そして、ムファサとタカを追い詰めるライオンのキロス役をマッツ・ミケルセンが務める。大阪コミコンで来日していたマッツは「日本の皆様こんにちは、マッツ・ミケルセンです。もっとも愛されたディズニー映画の最新作『ライオン・キング:ムファサ』が12月に公開されます。本作でムファサを追い詰める恐ろしいライオン、キロスの声を演じました。そして本日は嬉しいサプライズがございます。日本の皆様へ本作の最初の特報をお届けします。是非、お楽しみください。ミテネ! 12月に皆様にお会いできるのを楽しみにしています」とコメントしている。

さらに、“超実写版”「ライオン・キング」(2019)に続いてプンバァ役をセス・ローゲン、シンバ役をドナルド・グローヴァー、ナラ役を歌姫ビヨンセことビヨンセ・ノウルズ=カーターが担当。シンバとナラの娘であるキアラ役を、ビヨンセの娘であるブルー・アイビー・カーターが務めるのも注目だ。

音楽を手掛けるのは、「モアナと伝説の海」(2017)や実写版「リトル・マーメイド」(2023)に携わったリン=マニュエル・ミランダ。「『ライオン・キング』には、世界屈指の偉大なソングライターたちによる驚異的な音楽のレガシーがあるので、今回その一員になれたことは私にとって恐れ多いと同時に誇りです。ムファサの物語に命を吹き込むためバリー・ジェンキンスと仕事をするのはとても楽しいですし、観客がこの映画を映画館で体験できる日が待ち切れません」と喜びを語っている。

仲睦まじかったムファサとタカは、なぜ別の道を歩んだのか。王家の血を引くタカではなく、なぜ孤児のムファサが王となったのか。サラビを絡めてどんなドラマが巻き起こるのか。“始まりの物語”に期待したい。

 

 

「ライオン・キング:ムファサ」

監督:バリー・ジェンキンス
声:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター
原題:Mufasa: The Lion King
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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