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- 永井大
略歴 / Brief history
新潟県西頸城郡青海町(現・糸魚川市)の生まれ。空手師範の父親のもとで育ち、空手の実力は三段。高校時代はインターハイと国体で全国5位になった実績を持ち、東京農業大学進学後も空手部に所属する。大学在学中からCMや雑誌のモデルとして活動し、2000年のテレビ朝日『未来戦隊タイムレンジャー』に“永井マサル”の芸名で、主役の“タイムレッド”こと浅見竜也役に抜擢されて俳優デビューを飾る。1年間の『タイムレンジャー』出演を終えてから、学業に専念するため休業し、大学卒業後の02年、芸名を本名の“永井大”に改め、TBS『マイリトルシェフ』で、矢田亜希子演じるヒロインと心を通わせる無口な青年・上畑耕太郎を演じ、俳優として再出発する。映画初出演は03年の宮坂武志監督「新・空手バカ一代/格闘者」。空手道を極めようとする主人公・狩野丈太郎を演じ、空手の腕前を存分に活かして、アクションシーンもすべて自分でこなした。その後は、西村了監督「天使の牙/B.T.A.」03、グ・スーヨン監督「偶然にも最悪な少年」03、塚本連平監督「ゴーストシャウト」04などの映画に相次いで助演。一方、活動の中心となったのはもっぱらテレビドラマで、同じ事務所の先輩である高橋克典主演のテレビ朝日『特命係長・只野仁』03に、昼は冴えないダメ会社員を装う主人公・只野の裏の顔を知っている後輩・森脇役でレギュラー出演する。お色気とアクションをふんだんに盛り込んだこのドラマでも、アクションシーンなどで鍛え上げた肉体を高橋とともに披露。その後、09年まで作られた続編シリーズ、スペシャル版、映画版にもいずれも出演した。以降も、TBS『ヤンキー母校に帰る』03、『砂の器』04、『夢で逢いましょう』05、フジテレビ『アットホーム・ダッド』04、『鬼嫁日記』05などのドラマで活躍を続け、私立探偵の主人公をコミカルに演じたテレビ朝日『ああ探偵事務所』04、夜の世界でのし上がってゆく若者をハードボイルドタッチ描いた同局『黒い太陽』06では主演もつとめ、演技の幅を広げてゆく。08年には、かつて高橋克典が主演した本宮ひろ志原作『サラリーマン金太郎』のリメイク版にも挑戦。永井の持ち味を活かし、高橋版よりもさらに熱血度を増したキャラクターとアクションで好評を博し、10年には続編も放送された。今後も、吹き替えを使わずに自らアクションをこなせる貴重な存在として、幅広い活躍が期待される。
永井大の関連作品 / Related Work
作品情報を見る
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邪魚隊 ジャッコタイ
制作年: 2024映画と舞台の連動企画『ムビ×ステ』初となるミュージカル時代劇。江戸時代。死刑免除と引き換えに、死と隣り合わせの危険な闇仕事を担う隠密部隊・邪魚隊。世間を騒がしている人喰い鬼の退治に役立つという“ある物”を盗み出すため、謎の教団・お太鼓教へ潜入する。出演は「HiGH&LOW THE WORST X」の佐藤流司、「美男ペコパンと悪魔」の阿久津仁愛、「映画 文豪ストレイドッグス BEAST」の橋本祥平。監督は「科捜研の女 劇場版」の兼崎涼介。 -
仮面病棟
制作年: 2020現役医師・知念実希人によるベストセラーミステリーを「屍人荘の殺人」の木村ひさし監督が映画化。ピエロの仮面をつけた凶悪犯が病院を占拠。当直医を代わった速水と凶悪犯に撃たれた女子大生の瞳は病院からの脱出を試みるが、病院には不可解な点が多く……。事件に巻き込まれた一夜限りの当直医・速水を「そして、生きる」の坂口健太郎が、負傷した女子大生・瞳を「君は月夜に光り輝く」の永野芽郁が演じる。1年前まで実際に運営されていた病院で撮影された。48点 -
ホペイロの憂鬱
制作年: 2017井上尚登の同名小説を『仮面ライダーウィザード』の白石隼也主演で映画化。サッカークラブ・ビッグカイト相模原のホペイロ(用具係)の坂上は、チームに次々と起こる奇妙な出来事に振り回されながら、J2昇格のかかったチームを試合に勝たせようと奮闘する。出演は、「後妻業の女」の水川あさみ、「PARKS パークス」の佐野史郎、「少女」の川上麻衣子、「たたら侍」の菅田俊、「特命係長 只野仁 最後の劇場版」の永井大、「光」の白川和子。監督は、「少年モン、本当の名前は知らない」の加治屋彰人。2018年1月6日よりMOVIX橋本にて先行ロードショー。
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今日は映画何の日?
今日誕生日の映画人 04/27
- ジェームズ・レグロス(1962)
- アリエル・ドンバール(1954)
- デヴィッド・ラッシャー(1972)
- マット・リーヴス(1966)
- サリー・ホーキンス(1976)
- ジェナ・コールマン(1986)
- 加藤雅也(1963)
- 鈴木杏(1987)
- チェ・ミンシク(1962)
- ザヴィエ・ジャン(1975)
- ソン・ドンイル(1967)
- 村上涼子(1976)
- 中澤優介(1985)
- 北浦マサシ(1981)
- 南乃彩希(1990)
- 中澤梓佐(1988)
- 松田洋祐(1963)
- シャリファ・アレイヤ(1983)
- 桜田初姫(2000)
- 藤倉大(1977)
- 竹内一希(1994)
- 新條由芽(1998)
- 西葉瑞希(1999)
- 松田好花(1999)