ガンパウダー・ミルクシェイク

がんぱうだーみるくしぇいく GUNPOWDER MILKSHAKE
上映日
2022年3月18日

製作国
フランス ドイツ アメリカ

制作年
2021
上映時間
114分

レーティング
PG-12
ジャンル
アクション バイオレンス

check解説

ウーマン・パワーとオタク・パワーが奇跡の合体。渦巻く硝煙の中に芽生えた女たちの連帯と共闘を、CG に頼らない生身の格闘、壮烈なカー・チェイス、迫真のガン・ファイトの連続で描いたシスター・ハードボイルド・アクション。主人公のサム役は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでサイボーグ戦闘員ネビュラを演じたカレン・ギラン。180cmという長身と抜群の身体能力を活かしたダイナミックなアクションを繰り広げる。少女エミリー役は「アバター2」に出演しているクロエ・コールマン。監督・脚本は「オオカミは嘘をつく」(2013)が、クエンティン・タランティーノから「本年度最高傑作」と絶賛されたイスラエル出身のナヴォット・パプシャド。古今東西のアクションを観てきた映画オタクのパプシャドが、セルジオ・レオーネ、サム・ペキンパー、ジャッキー・チェン、ジョン・ウーからタランティーノに至るまで、巨匠たちが描いてきた名場面の数々を自在にアレンジ。「女たちの挽歌」ともいうべき本作を作り上げた。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    上島春彦
    タイトルがポエティックなのはお手柄だ。今やサブというよりメイン・ジャンルとなった観のある「女殺し屋」映画。殺しのテクニックも様々な先行作品へのオマージュっぽくて... もっと見る
  • 映画執筆家
    児玉美月
    男性をひとまとめにして悪に見立てたわかりやすい二項対立には賛否があるだろうが、予想以上に良質なフェミニズムでかためられたアクション映画。ヴァージニア・ウルフをは... もっと見る
  • 映画監督
    宮崎大祐
    こういうルックを見るとどうしてもエドガー・ライトの諸作を思い出してしまうのだが、本作はエドガー・ライトの作品ほどのユーモアのキレや脚本の構成力があるわけではない... もっと見る

「ガンパウダー・ミルクシェイク」のストーリー

ネオンきらめき、銃声轟き、毎夜、血の雨が降るクライム・シティ。サマンサ=サム(カレン・ギラン)はその街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋、あらゆる格闘技と銃火器の扱いに通じたトップ・アサシンだ。だが、あるミッションをめぐり、サムは究極の選択を迫られる。8 才の少女エミリー(クロエ・コールマン)の命と組織への忠誠心、どちらを取るか問われたサムは、組織を裏切り、少女と共に夜の街を駆け抜ける。幼き日、やはり殺し屋だった母に捨てられたサムにとって、頼る者なき無力な少女は、かつての自分のように思われた。殺到する殺し屋たちを次々と血祭りに上げていくさなか、サムは思いがけず母親スカーレット(レナ・ヘディ)と再会し、共に深夜の「図書館」に飛び込んだ。その場所は犯罪者御用達の武器庫で、かつての母の同志であり、名うての殺し屋だった 3 人の女性図書館員、アナ・メイ(アンジェラ・バセット)、マデリン(カーラ・グギーノ)、フローレンス(ミシェル・ヨー)が運営する聖域だった。女たちの知恵と力を結集し、サムとエミリーは悪の組織への反撃を開始する。

「ガンパウダー・ミルクシェイク」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ガンパウダー・ミルクシェイク」のスペック

基本情報
ジャンル アクション バイオレンス
製作国 フランス ドイツ アメリカ
製作年 2021
公開年月日 2022年3月18日
上映時間 114分
製作会社 The Picture Company
配給 キノフィルムズ(提供:木下グループ)
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://www.gpms-movie.jp/
コピーライト (C)2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved.

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