生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事
いきろしまだあきらせんちゅうさいごのおきなわけんちじ- 上映日
- 2021年3月20日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2021
- 上映時間
- 118分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 戦争
解説
「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、知られざる沖縄戦中史に切り込んだドキュメンタリー。1945年1月、沖縄県知事を受諾した島田叡。玉砕こそ美徳という考えに抗い一人でも多くの命を救おうと力を尽くした男の生涯に迫る。ナレーションは「はりぼて」の山根基世、「かぞくのくに」の津嘉山正種、「嘘八百」シリーズの佐々木蔵之介。2021年3月6日より沖縄 桜坂劇場にて先行公開。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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フリーライター須永貴子佐々木蔵之介が、解説や説明をするナレーションではなく、映像や音声が残っていない島田の「声」を担っているのが面白い。佐々木の声で語られるのは、島田が手紙などに残し... もっと見る
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脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授山田耕大日本には奴隷制がなかったと自慢気に語る人がいるが、沖縄戦の様相を見ると、日本という国が国民を奴隷以下に扱っていたことがよくわかる。「日本軍は国は守っても国民は守... もっと見る
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映画評論家吉田広明「軍民官一体」の標語の下、本土以上に徹底した形で総力戦を強いられた沖縄で、県知事の立場にあり軍と板挟みになりながら沖縄県民を極力守ろうとした島田の姿を軸に、国を... もっと見る
「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」のストーリー
太平洋戦争末期、すでに日本の敗色濃厚だった1945年1月31日。戦中最後の沖縄県知事となった島田叡が沖縄の地を踏む。前年の10月10日、米軍による沖縄大空襲によって那覇は壊滅的な打撃を受け、内務省は新たな沖縄県知事として当時大阪府の内政部長だった島田叡を任命。転勤辞令を受けた島田は家族を大阪に残し、ひとり那覇の飛行場に降り立ったのである。知事就任と同時に、島田は大規模な疎開促進、食料不足解消のため自ら台湾に飛び、大量のコメを確保するなど様々な施策を断行。米軍の沖縄本島上陸後は、壕を移動しながら行政を続けていた。戦況の悪化に伴い、大勢の県民が戦闘に巻き込まれ日々命を落としていくなか、理不尽極まりない軍部からの要求と、行政官としての住民第一主義という信念の板挟みになった島田は、苦渋の選択を迫られる……。
「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 戦争 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2021 |
公開年月日 | 2021年3月20日 |
上映時間 | 118分 |
製作会社 | 映画「生きろ 島田叡」製作委員会 |
配給 | アーク・フィルムズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://ikiro.arc-films.co.jp/ |
コピーライト | (C)2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会 |
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