• TOP
  • 原ひさ子

原ひさ子 ハラヒサコ

  • 出身地:静岡市西草深町の生まれ
  • 生年月日:1909年8月6日

略歴 / Brief history

父・森川練と母・ふくの二男二女の二女で三歳のとき父と死別、銀行員の長兄に養育を受ける。静岡県立女子師範学校附属小学校を経て不二高等女学校卒業。花嫁修業をしていたが女優に自活の道を求めて33年10月、前進座へ入り、原緋紗子の芸名で新橋演舞場の『牛を喰う』の町娘で初舞台。以後十一年間、前進座の舞台に立ち、『石川啄木の妻』の啄木(中村翫右衛門)の妻を当たり役とした。この間、前進座と日活提携の山中貞雄監督「街の入墨者」35に鳶の頭・友吉(助高屋助蔵)の女房にふんして映画初出演。前進座とP・C・L提携の同じく山中貞雄監督「人情紙風船」37にも金魚売・源公(中村鶴蔵)の女房おてつの役で助演した。戦争末期の44年に東宝へ入社。戦後は「或る夜の殿様」46などに出演するが、東宝争議のため俳優集団をつくり、太泉スタジオの「女の顔」49や森田プロの「殺人者の顔」50などに脇役として活躍。52年の東映配給「高原の悲歌」から原ひさ子と改名。55-58年は日活の「月がとっても青いから」55、「逆光線」「沖縄の民」56、「十七歳の抵抗」57、「その女を逃がすな」58などに出演。その後、近代映協の「第五福竜丸」59、東宝の「南の風と波」61などに出演、時に原久子を名のる。東映の「柳ケ瀬ブルース」67では梅宮辰夫の母にふんし、このときは原ひさこ。しかし以後は原ひさ子で東宝の「はつ恋」75、「悪魔の手毬唄」77などに出演。テレビにも時折り顔を出し、近作はフジ『時よ炎のごとく』79。37年5月、前進座の石島房太郎と結婚、一男一女がある。

原ひさ子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 三文役者

    今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「生きたい」の三宅義行が担当している。主演は、「弱虫」の竹中直人と「皆月」の荻野目慶子。また、殿山氏を知る証言者として「午後の遺言状」の故・乙羽信子も出演している。近代映画協会50周年記念、00年度本誌日本映画第6位、日本ペンクラブ賞第4位第10回日本プロフェッショナル大賞第7位。芸術文化振興基金助成作品。
  • 借王 THE MOVIE 2000

    悪徳システム金融に挑む、おなじみ借王たちの活躍を描く金融コメディのシリーズ第7弾。監督は「平成金融道 マルヒの女」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる原作コミックをベースに、「突破者太陽傳」の香月秀之が脚本を執筆。撮影を近森眞史が担当している。主演は、「修羅がゆく11 名古屋頂上戦争」の哀川翔、「平成金融道 マルヒの女」の夏樹陽子、「借王6 浪花相場師伝説」の志賀勝。他に、ゲストスターとして「平成金融道 マルヒの女」の宍戸錠が出演している。キネコ作品。
  • ワンダフルライフ(1999)

    天国への入口で、人生を振り返り一番印象的な想い出を選択する死者たちと、彼らの手助けをする人々の交流を描いたファンタジックな人間賛歌のドラマ。監督は「幻の光」の是枝裕和。脚本も是枝監督自らが執筆。撮影を「肉筆浮世絵の発見」の山崎裕が担当している。主演は、モデル出身のARATA。98年度トロント映画祭出品、第46回サン・セバスチャン映画祭国際映画批評家連盟賞受賞、第16回トリノ映画祭最優秀脚本賞受賞、第20回ナント三大陸映画祭グランプリ受賞作品。スーパー16ミリからのブローアップ。
  • 生きたい

    日本の古い民話「姨捨て伝説」と、現代の老人問題を交錯させて描く人間ドラマ。監督・原作・脚色は、「午後の遺言状」の新藤兼人。撮影に「午後の遺言状」の三宅義行があたっている。主演は、「花のお江戸の釣りバカ日誌」の三國連太郎と「学校III」の大竹しのぶ。芸術文化振興基金助成作品。
  • 友子の場合

    クラスメイトと夏休みのお楽しみ旅行に出かけたひとりの女子高生が、数々の悲劇に見舞われる姿を描いた青春コメディ。監督は「7月7日、晴れ」の本広克行。原作は藤野美奈子の同名コミックで、これをテレビ・ドラマ『正義は勝つ』の青柳祐美子が脚色。撮影は「白鳥麗子でございます!」の福田紳一郎が担当している。主演は同作のテレビ版でも主演をつとめたともさかりえで、これが映画デビューとなる。ハイビジョン作品。正式タイトルは「ともさかりえイ(in)ン ぼくたちの映画シリーズ 友子の場合」。
  • 静かな生活

    両親の渡航中に起こる障害者の兄と妹の、波乱に富んだ日常を描いたドラマ。原作は、94年ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の同名の長篇。監督・脚色は「大病人」以来2年ぶりにメガホンを取った伊丹十三。主演は「毎日が夏休み」で数々の新人賞に輝いた佐伯日菜子と、「復讐の帝王」の渡部篤郎。また大江の実子・光の作曲した曲を使用したのも話題になった。