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- 菅原比呂志
略歴 / Brief history
高校卒業後、渡米。カリフォルニア州立大学芸術学部映画・TV学科で映画製作、演出を学ぶ。在学中は「フラッシュ・ダンス」「カラーパープル」などのエグゼクティブ・プロデューサー、ピーター・グーバーに師事し、クームルーデ賞を受賞。81年には同大学卒業後ロサンゼルスでのCFの仕事を経て、翌82年に帰国し角川春樹事務所に入社。同年「汚れた英雄」に助監督としてつき、以後「里見八犬伝」(83)、「愛情物語」「天国にいちばん近い島」(84)、「二代目はクリスチャン」(85)、「キャバレー」(86)でプロデューサーを務めた。88年には「ぼくらの七日間戦争」で監督デビュー。また、同作では脚本も担当している。角川春樹事務所初の社員監督。
菅原比呂志の関連作品 / Related Work
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ぼくらの七日間戦争(1988)
制作年: 1988校則に反発して廃工場に立て篭った中学生と教師や親など大人たちとの戦いを描く。宗田理原作の同名小説の映画化で脚本は前田順之介と菅原比呂志が執筆。監督はこれが第一作となる菅原比呂志、撮影は河崎敏がそれぞれ担当。80点 -
キャバレー(1986)
制作年: 1986学生ジャズに訣別し、港町のキャバレー・バンドに身をおく青年が、本物のジャズを求めながら成長していく姿を描く。栗本薫原作の同名小説の映画化で、脚本は「雪の断章 情熱」の田中陽造、監督は「愛情物語」の角川春樹、撮影は「早春物語」の仙元誠三がそれぞれ担当。主題歌は、マリーン(「Left Alone」)。80点 -
二代目はクリスチャン
制作年: 1985教会に仕える清純なシスターが、ひょんなことからヤクザの二代目を襲名、抗争事件にまきこまれる姿を描く。原作・脚本は「蒲田行進曲」のつかこうへい、監督は「(金)(ビ)の金魂巻」の井筒和幸、撮影は「コータローまかりとおる!」の北坂清がそれぞれ担当。80点 -
天国にいちばん近い島
制作年: 1984父から教えられた“天国にいちばん近い島”を探しに出かけた少女が、その島を見つけ、成長してもどってくるまでを描く。森村桂原作の同名小説の映画化で、脚本は「時をかける少女(1983)」の剣持亘、監督は「廃市」の大林宣彦、撮影も同作の阪本善尚がそれぞれ担当。70点 -
愛情物語(1984)
制作年: 1984「あしながおじさん」をモチーフに、実の父親を探しに旅に出たミュージカルスターを夢みる少女の姿を描く。赤川次郎原作の同名小説の映画化で、脚本は「少年ケニヤ」の剣持亘、監督は「汚れた英雄」の角川春樹、撮影は「里見八犬伝(1983)」の仙元誠三がそれぞれ担当。80点 -
里見八犬伝(1983)
制作年: 1983里見家の姫と八犬士の一人との恋をベースに、悪の妖怪軍団と戦う犬士達の姿を描く。滝沢馬琴著『南総里見八犬伝』に新解釈を加えた鎌田敏夫原作『新・里見八犬伝』の映画化で脚本は「探偵物語」の鎌田敏夫と「人生劇場(1983)」の深作欣二の共同執筆、監督は「人生劇場(1983)」の深作欣二、撮影は「探偵物語」の仙元誠三がそれぞれ担当。90点