長谷部安春 ハセベヤスハル

  • 出身地:東京都新宿区赤城下町
  • 生年月日:1932年4月4日

略歴 / Brief history

1955年、早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て松浦健郎の下でシナリオを学ぶ。1958年、日活撮影所助監督部入社。鈴木清順、野村孝などの現場を経て、1965年監督に昇進。1966年「俺にさわると危ないぜ」で監督デビュー。以後、“日活ニュー・アクション”と呼ばれる「縄張りはもらった」(1968)「女番長 野良猫ロック」シリーズなどを次々と発表する。1980年、フリーとなり、TVドラマの演出も手がける。『大都会 PARTII~III』(1977-78)『西部警察』(1979-82)『あぶない刑事』シリーズ(1986-89)『静かなるドン』(1994)『相棒』(2000-08)など多数におよぶ。2009年3月には息子であるハセベバクシンオーの原作を映画化した、『相棒』シリーズのスピンオフ「鑑識・米沢守の事件簿」を発表。2009年6月14日、肺炎で死去。享年77歳。シナリオネームは藤井鷹史。

長谷部安春の関連作品 / Related Work

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  • 相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

    制作年: 2009
    テレビドラマ『相棒』シリーズのスピンオフムービー。警視庁鑑識課の米沢守が主人公となって事件を追う。監督は「レッスン Lesson」の長谷部安春。出演は「受験のシンデレラ」の六角精児、「旅立ち~足寄より~」の萩原聖人、「蝉しぐれ」の市川染五郎、「子猫の涙」の紺野まひる、「歓喜の歌」の片桐はいり、「アキレスと亀」の伊武雅刀など。
  • あかね色の空を見たよ

    制作年: 2000
    不登校を経て定時制高校に通う青年が周囲に支えられ、人生への希望を見い出していくまでを描くドラマ。自身の体験を綴った堂野博之の詩画集「あかね色の空を見たよ-5年間の不登校から立ち上がって」の映画化。監督は「原野の子ら」の中山節夫。出演は左時枝、小倉一郎、倉崎青児ほか。
  • 原野の子ら

    制作年: 1999
    阿蘇山の下、小さな分校に赴任してきた女教師と分校の生徒たち、そしてその家族との心のふれあいを、自然豊かな四季のうつろいの中に綴った人間ドラマ。監督は「先生あした晴れるかな」の中山節夫。吉田優子による同名原作を基に、「レッスン LESSON」の長谷部安春と「先生あした晴れるかな」下島三重子が共同脚色。撮影監督を「先生あした晴れるかな」古山正、撮影を北沢弘之が担当している。主演は新人の鳥飼美帆。アジアフォーカス福岡映画祭'98招待、シカゴ・インターナショナル・チルドレン・フィルムフェスティバル'98グランプリ受賞、99年度イラン映画祭、99年度ニューヨーク映画祭招待、文部省選定、厚生省中央児童福祉審議会特選、日本PTA全国協議会推薦、優秀映画鑑賞会推薦、映倫青少年映画審議会推薦、1997年度児童福祉文化賞受賞、日本芸術文化振興基金助成作品。尚、本作は全国でホール上映された。
  • レッスン Lesson(1994)

    制作年: 1994
    自由を求め続ける奔放なヒロインと、彼女の魅力に惹かれていく若者との愛の日々を描くラブ・ロマンス。五木寛之の同名小説(光文社・刊)を原作に、「あぶない刑事」の長谷部安春が監督。脚本は羽田野直子と長谷部の共同、撮影は佐光朗が担当。スーパー16ミリ。
  • エロティックな関係

    制作年: 1992
    パリの日本人探偵と秘書のコンビが、浮気の調査を依頼されたことから連続殺人事件に巻き込まれていくアクション。監督は「寝盗られ宗介」の若松孝二。レイモン・マルローの小説(『春の自殺者』)をもとにした「エロチックな関係」(78年日活・長谷部安春監督)のリメイクで、脚本は長谷部安春と内田裕也、撮影は「魚からダイオキシン!!」の長田勇市が担当。
  • あぶない刑事

    制作年: 1987
    ヨコハマ・港署に籍をおく型破りな二人の刑事の活躍を描く人気TVシリーズの映画化で、脚本は「お嬢さん探偵 ときめき連発!」の柏原寛司と大川俊道が執筆。監督は「化石の荒野」の長谷部安春、撮影は「ハチ公物語」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
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