窪田正孝 クボタマサタカ

  • 出身地:神奈川県
  • 生年月日:1988/08/06

略歴 / Brief history

神奈川県の生まれ。雑誌『月刊デ☆ビュー』を見た母親の言葉がきっかけとなり、オーディションで芸能界入り。所属事務所の若手俳優によるユニット“Jamming Flow”に参加し、2006年のフジテレビの深夜ドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』で廃部寸前の放送部のためラップで起死回生を狙う高校生・青葉拓実役で主演デビューする。TBS『家族善哉』06、TOKYO MX『時空警察ヴェッカーシグナ』07などを経て、08年、三池崇史がシリーズ総監督をつとめるテレビ東京の特撮ドラマ『ケータイ捜査官7』に主演。歩いて喋る携帯電話とバディを組んでネット犯罪を解決する高校生エージェント・網島ケイタを熱演し、キャラクターの成長と自身の成長を重ね合わせるかのように1年間の長丁場を駆け抜けた。これがきっかけとなり、NHKの時代劇『浪花の華・緒方洪庵事件帳』09の主演に抜擢。幕末に実在した名医・緒方洪庵の若き日を演じた。ここで窪田を見出した勝田夏子ディレクターとの仕事はその後も続き、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』10では水木しげるのもとで働く努力家のアシスタント、『下流の宴』11では高校を中退してマンガ喫茶で働く脱力系男子を演じる。映画はこの間、猪俣ユキ監督の「ユモレスク・逆さまの蝶」06で初出演。サタケミキオ(=宅間孝行)監督「同窓会」08、新城毅彦監督「僕の初恋を君に捧ぐ」09などを経て、三池監督と再び組んだ「十三人の刺客」10ではベテラン勢に囲まれる中、剣術の師匠に一途に付き従う若侍・小倉庄次郎を好演して注目を浴びた。ヤンキーとしてしか生きられない主人公・黒永勇人を演じた「ガチバンMAX」シリーズ10~では、本格アクションにも挑戦している。その間の08年、同じ事務所の佐野和真と公式ブログ『改造計画』を開設。11年から松岡佑季も加わり、『改造劇 feat.U』と改名して自身の活動を発信するほか、「ガチバン・アルティメイタム」11では3人の共演も実現した。10年、沖田総司役に挑戦した『薄桜鬼・新選組炎舞録』で初舞台。深作健太監督「僕たちは世界を変えることができない。」11ではカンボジアロケを経験し、向井理演じる主人公とともに夢を追いかける大学生役を自然体で演じた。

窪田正孝の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド

    制作年: 2023
    2023年5月、新宿の新たなランドマーク「東急歌舞伎町タワー」に完成した新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として上演された『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』(企画・製作:Bunkamura)を収録、劇場にて上映する。人気アニメーション『エヴァンゲリオン』を原作とした完全オリジナルの物語。壊滅的な状況になった地球と生き残った人々が、「エヴァンゲリオン」と搭乗する14歳の少年少女たちに希望を見出し、突き進もうとする。主演の窪田正孝は、エヴァパイロットが通う学校の臨時教師・渡守ソウシ役を務めた。共演は石橋静河、田中哲司。原案・構成・演出・振付は、『テヅカ TeZukA』『プルートゥ PLUTO』などのステージを手がけた世界的振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ。
  • 愛にイナズマ

    制作年: 2023
    石井裕也が松岡茉優と窪田正孝をダブル主演に迎えて贈るヒューマンドラマ。プロデューサーに騙され、映画監督デビューの夢が泡と消えた26歳の折村花子は、ふと立ち寄ったバーで出会った舘正夫と共に反撃を決意。10年以上音信不通だった家族の元を訪れる。共演は「シン・仮面ライダー」の池松壮亮、「窓辺にて」の若葉竜也、「春に散る」の佐藤浩市。
  • スイート・マイホーム

    制作年: 2023
    神津凛子の小説現代長編新人賞受賞作を映画化。長野県に住むスポーツインストラクターの賢二は、家族のために一軒家を購入する。その住宅は地下に巨大な暖房設備があり、家全体を暖めてくれるという。だが、新居生活が始まると不可解な出来事が起こり始める。監督は、俳優業の傍ら「blank13」など映画監督としても活動する齊藤工。出演は、「ある男」の窪田正孝、「鋼の錬金術師」シリーズの蓮佛美沙子、「#マンホール」の奈緒。第25回上海国際映画祭GALA部門出品、第22回ニューヨーク・アジアン映画祭コンペティション部門出品作品。
  • 春に散る

    制作年: 2023
    沢木耕太郎による同名小説を原作に「ラーゲリより愛を込めて」の瀬々敬久が映画化。40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、不公平な判定負けで心が折れていたボクサー・黒木翔吾。偶然飲み屋で出会ったふたりは、やがて世界チャンピオンを共に目指すことになる。出演は「Fukushima 50」の佐藤浩市、「流浪の月」の横浜流星、「キングダム」シリーズの橋本環奈。
  • 湯道

    制作年: 2023
    「土竜の唄」の生田斗真主演、「おくりびと」の脚本を手がけた放送作家の小山薫堂が企画・脚本を担ったコメディドラマ。父が遺した銭湯を畳みマンションに建て替えようとして店に戻った史朗だったが、入院した弟に代わり数日間銭湯を切り盛りすることになる。湯道とは、小山薫堂が提唱した、入浴の価値を改めて見出し、茶道や華道のようにひとつの道へと昇華させようというもの。監督は、『HERO』シリーズや「マスカレード」シリーズを手がけてきた鈴木雅之。うだつが上がらず実家に戻ってきた兄・史朗を生田斗真が、銭湯まるきん温泉を営む弟の悟朗を濱田岳が、まるきん温泉で働くいづみを橋本環奈が演じる。
  • ある男

    制作年: 2022
    第70回読売文学賞を受賞した芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を「蜜蜂と遠雷」の石川慶が映画化。弁護士の城戸章良は、谷口里枝から亡き夫・大祐の身元調査という奇妙な依頼を受ける。不慮の事故で命を落とした大祐が、実は別人だったというのだ……。出演は「唐人街探偵 東京MISSION」の妻夫木聡、「万引き家族」の安藤サクラ、「劇場版ラジエーションハウス」の窪田正孝。