吉雄孝紀 ヨシオタカノリ

  • 出身地:北海道函館市
  • 生年月日:1966年4月10日

吉雄孝紀の関連作品 / Related Work

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  • 食器を洗う男

    制作年: 1996
    日常の中で、ふと他人との接触を欲した独身男の姿をとらえた短編。監督・脚本は「へのじぐち」の吉雄孝紀。北海道文化放送の出資で製作された作品で、地元では劇場公開前にテレビ放映され、深夜ながら10.6%という高視聴率を上げている。東京ではBOX東中野の“インディーズBOX/Vol.1”の中の1本として公開された。95年製作。16ミリ。
  • キャメラを持ったイルボンニン

    制作年: 1992
    イルボンニンとは朝鮮語で日本人のこと。タイトルの「キャメラを持ったイルボンニン」とは札幌在住の映像作家・中島洋のことであり、彼が友人でもある韓国の映画監督イ・チャンホの作品「『明子・明子・明子』 Ready go!! サハリンに置き去りにされた韓国・朝鮮人たち」の撮影現場を追ったドキュメンタリー「Ready go!!」を作ってから一年、再びサハリンを訪れて、残留韓国・朝鮮人の老人たちなどへ取材を重ねていく様子を描いたTVドキュメンタリー。北方領土へのビザなし渡航をはじめ、様々な日露の国際交流の高まりのなか、なお置き去りにされている残留韓国・朝鮮人問題に対して、中島は『映画でなら何かできるかも知れない』と、解放記念日の八月一五日に「明子・明子・明子」のサハリンでの上映実現へ向けて動き出す。ソウルへ渡り、監督のイ・チャンホ、プロデューサーのキム・ジミなどに接触し、心よい反応を得るが、結局上映は実現しなかった。五十年ぶりに出会った兄弟、日本人に弟と夫を殺された老女……多くの重い言葉を受け止めながら、中島はサハリンを後にする。演出は「へのじぐち」の吉雄孝紀と山崎保典の共同。VTR。
  • 「明子・明子・明子」Ready go!! サハリンに置き去りにされた韓国・朝鮮人たち

    制作年: 1991
    第二次世界大戦後、日本軍によりサハリンに強制連行されたまま置き去りにされた韓国・朝鮮人の悲劇を、一生に三度名前を変えざるを得なかった一人の女性に託して描いたイ・チャンホ監督の映画「明子ミヨンジヤ・明子アキコ・明子ソーニヤ」(日本劇場未公開)のサハリン州ユジノサハリンスク市や夕張のロケ現場を、北海道の映像作家・中島洋が二台の8ミリビデオを担いで追ったメイキング・ドキュメンタリー。中島自らがナレーションを務め、撮影現場の様子を随所に挿入しながら、イ・チャンホ監督、プロデューサーにして主演のキム・ジミ、主演のイ・ヘヨン、日本人スタッフ、エキストラや制作スタッフとして参加しているサハリン残留コリアン一世の老人たち、さらに二世三世、サハリンのロシア人などに積極的にカメラを向け、映画について、残留コリアン問題についてインタビューを行っていく。決して単純な図式ではとらえきれないそれぞれの人々の言葉が浮かび上がりつつ、単なる映画のメイキングを越えて、イ・チャンホが描こうとした歴史の悲劇を、加害者側である日本人の一人として見つめ、問題提起する視点を持った一個の作品となっている。8ミリVTR。
  • へのじぐち

    制作年: 1990
    北海道を舞台に、平凡な生活を送る女の子と日常からはずれた二人の男との交流を描く。脚本・監督は自主映画出身で、これがデビュー作となる吉雄孝紀。撮影は中山政則がそれぞれ担当。

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