桃井かおり モモイカオリ

  • 出身地:東京都世田谷区の生まれ
  • 生年月日:1952/04/08

略歴 / Brief history

東京都世田谷区の生まれ。父は国際政治学者の桃井真、脚本家の桃井章は長兄。幼時からバレエを習い、小学校卒業後にロンドンのロイヤル・バレエ・アカデミーに留学。1968年に帰国して、女子美術大学付属高校デザイン科に進む。71年、文学座附属演劇研究所11期生となり、同年、市川崑監督「愛ふたたび」で映画初出演。さらに田原総一朗・清水邦夫共同監督のATG「あらかじめ失われた恋人たちよ」のヒロインに抜擢され、無断で女優になったため厳格な父から一時は勘当される。72年に文学座を退団。藤田敏八監督「赤い鳥逃げた?」73と日活ロマンポルノの「エロスは甘き香り」73で注目を集めたのち、神代辰巳監督「青春の蹉跌」74で、萩原健一演じる大学生の重荷になる登美子役に起用される。ふたりが雪山をさすらう場面の行き場のない哀感が鮮烈な印象を与えた。神代との出会いで女優を続ける意志を固め、以降も「櫛の火」「アフリカの光」75に出演。黒木和雄監督「竜馬暗殺」74では石橋蓮司扮する中岡晋太郎の愛人、長谷川和彦監督「青春の殺人者」76では主人公・水谷豊の同窓生役。当時は既成の型を逸脱した俳優が次々と登場しており、その時代の空気を倦怠感に満ちた演技でヴィヴィッドに体現する。テレビドラマでの活躍も早く、早坂暁脚本のNHK『たった一人の反乱』『天下堂々』73、倉本聰脚本のTBS『幻の町』75、日本テレビ『前略おふくろ様』75~77、山田太一脚本のTBS『それぞれの秋』73、NHK『男たちの旅路』76~77など、ドラマ黄金期を牽引した人気脚本家の代表作に次々と出演。特に『前略おふくろ様』でのトラブルメーカー“恐怖の海ちゃん”の怪演と最終回のしおらしい変貌は、アウトロー女優の本来の幅と素養を証明するに充分だった。77年、山田洋次監督「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」に出演。刑期を終えた男(高倉健)とお調子者の青年(武田鉄矢)と一緒に北海道を旅する娘役。今ふうのようで実は繊細な娘の優しさを丁寧に演じて、キネマ旬報賞、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞などの助演女優賞を受賞する。ここから一気にステージが拡がり、79年は、東陽一監督の青春映画「もう頬づえはつかない」と前田陽一監督の人情喜劇「神様のくれた赤ん坊」79の2本で、キネマ旬報賞、ブルーリボン賞などの主な主演女優賞を独占。さらに黒澤明監督「影武者」80、今村昌平監督「ええじゃないか」81、野村芳太郎監督「疑惑」82など、出演作が軒並み代表作となる圧倒的活動が続く。殺人容疑の猛女を火の出るような迫力で演じた「疑惑」で、イタリア・カトリカのミステリー映画祭で主演女優賞。日本テレビ『ちょっとマイウェイ』79~80、『ダウンタウン物語』81、松田優作と共演のフジテレビ『熱帯夜』83など、テレビドラマでも強烈な個性を発揮する。85年、恩地日出夫監督「生きてみたいもう一度・新宿バス放火事件」で大火傷を負った被害者女性の苦悩と再起を熱演。この年に主人公を演じた早坂暁脚本のNHK『花へんろ・風の昭和日記』は、97年まで断続的にシリーズ化された。88年は滝田洋二郎監督「木村家の人びと」の過剰な貯蓄に邁進する主婦、久しぶりの神代作品「噛む女」では夫との関係が冷めた妻、黒木和雄監督「TOMORROW/明日」のつつましい戦時の女性と三様の女性を見事に演じ分け、再びキネマ旬報賞とブルーリボン賞の主演女優賞を獲得する。以降は、主に貫禄を効かせた助演に回りつつ、オムニバス「ご挨拶」91の一篇を監督するなど幅広い活動も見せた。それでも若松孝二監督「われに撃つ用意あり」90、市川準監督「東京夜曲」97など主要作に途切れはなく、常に余裕たっぷりに見える自身のイメージを厳しい演技への姿勢によって磨き上げる。新たな転機はロブ・マーシャル監督「SAYURI」05の、チャン・ツィイーの“おかあさん”役。アレクサンドル・ソクーロフ監督「太陽」05ではイッセー尾形と昭和天皇・皇后役で共演し、反響を呼ぶ。日本ではトップでもハリウッドではオーディションに落ちる新人扱いの落差を良き刺激として、2006年にアメリカの映画俳優組合に加入。主演を兼ねた家庭劇「無花果の顔」06で長篇映画初監督もつとめ、独創的な演出でベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞などを獲得した。俳優最年少で紫綬褒章を受章した08年には、出世作のハリウッド・リメイク版「イエロー・ハンカチーフ」に出演。国際派女優となった今、尖った個性はさらに輝きを増している。

桃井かおりの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 宇宙でいちばんあかるい屋根

    野中ともそによる同名小説を「新聞記者」の藤井道人監督が映画化。誰にも話せない恋心や家族への思いを抱え、時々息苦しくなる14歳のつばめは、満天の星が輝くある夜、派手な装いでキックボードに乗った老女・星ばあと出会い、いつしか2人は距離を縮めていく。主人公・つばめを本作が映画初主演となる清原果耶、星ばあを映画監督としても注目を集める実力派女優・桃井かおりが演じる。共演は「惡の華」の伊藤健太郎。
  • 一度も撃ってません

    石橋蓮司が「黄昏流星群 星のレストラン」以来18年振りに主演するハードボイルドコメディ。売れない小説家・市川は密かに殺しの依頼を受けては本物のヒットマンに仕事を頼み、その状況を取材していた。そんな彼が、敵のヒットマンから命を狙われてしまう。監督は、「半世界」の阪本順治。脚本は、ドラマ『探偵物語』の丸山昇一。出演は、「団地」の大楠道代、「北の桜守」の岸部一徳、「ふたりの旅路」の桃井かおり。
  • 夏少女

    「夢千代日記」などで知られる脚本家・早坂暁が自らの原爆体験を踏まえ執筆し、「若者たち」の名匠・森川時久監督のもと完成以来23年の時を経て初の劇場公開。瀬戸内海の小さな島に住む12歳の少年マモルと、忽然と現れた少女とのひと夏のふれあいを幻想的に綴る。出演は「火 Hee」の桃井かおり、「あさひるばん」の間寛平。
  • ふたりの旅路

    「太陽」以来2度目となる桃井かおりとイッセー尾形共演の日本ラトビア初共同製作映画。あることをきっかけに自分の殻に閉じこもっているケイコ。ラトビアの首都リガで開催される着物ショーに参加した彼女は、震災で行方不明になった夫と不思議な再会をする。監督・脚本・編集は、ラトビア出身の映画監督マーリス・マルティンソーンス。
  • ゴースト・イン・ザ・シェル

    士郎正宗原作のコミック『攻殻機動隊』をスカーレット・ヨハンソン主演で実写映画化。機械の体を持つ世界最強の捜査官に残されたのは、脳と僅かな記憶だけだった。全世界を揺るがすサイバーテロが彼女の記憶と繋がり、驚愕の過去を呼び覚ましていく。2D/3D上映。共演は「ある戦争」のピルー・アスベック、「クリミナル・ミッション」のマイケル・ピット、「女が眠る時」のビートたけし、「火 Hee」の桃井かおり、「アクトレス 女たちの舞台」のジュリエット・ビノシュ。監督は「スノーホワイト」のルパート・サンダース。
    60
  • 火 Hee

    女優の桃井かおりが「無花果の顔」以来、10年ぶりに主演兼任で手掛けた長編監督第2作。原作は芥川賞作家・中村文則の短編『火』。アメリカで暮らす精神科医の真田は、幼い頃に火災で家族を亡くした女性の問診を続けるうちに、その話に引き込まれてゆく。2016年開催の第66回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールドプレミア上映された。
  • お江戸のキャンディー

    「ゲルマニウムの夜」などの女優・広田レオナの監督第2作。バレエ『白鳥の湖』をベースに、男ばかりの“花のEDOワンダーランド”で随一の美しさを誇る男花魁と若衆茶屋の給仕との命をかけた愛の行方を描く。出演は「私の奴隷になりなさい」の真山明大、「風が強く吹いている」の橋本淳、「死の実況中継 劇場版」の南羽翔平。ナレーションは「武士の一分」の桃井かおり。
    0
  • 終戦のエンペラー

    岡本嗣郎のノンフィクションを基に「真珠の首飾りの少女」のピーター・ウェーバー監督が映画化した歴史サスペンス。終戦直後の日本で、マッカーサー元帥が昭和天皇を戦犯として追求する極秘調査を描く。出演は「バーニング・クロス」のマシュー・フォックス、「逃亡者」のトミー・リー・ジョーンズ、「ミツコ感覚」の初音映莉子。
    70
  • ヘルタースケルター(2012)

    第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝いた岡崎京子の伝説的熱狂コミック『ヘルタースケルター』(雑誌『FEEL YOUNG』で連載)を、「さくらん」の蜷川実花が約7年の歳月を重ね、待望の映画化。全身整形によるトップモデルへと上り詰めた女性・りりこを演じるのは「パッチギ!」の若手実力派女優沢尻エリカ。日本を代表する映画女優・寺島しのぶや、綾野剛、水原希子、窪塚洋介、桃井かおりなど脇を固める豪華な俳優人と共に、欲望で溢れた芸能界の世界をゴージャス、そしてスキャンダラスに描いていく。
    60
  • 3.11 A Sense of Home Films

    東日本大震災後、「朱花の月」の河瀬直美監督の呼び掛けで終結した世界の映像作家21名が、“A Sense of Home”をテーマに3分11秒で製作した短編のオムニバス。監督は、「ブンミおじさんの森」のアピチャッポン・ウィーラセタクン、「四川のうた」のジャ・ジャンクー、「母なる証明」のポン・ジュノ。
  • イエロー・ハンカチーフ

    山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」を「天使にさよなら」のウダヤン・プラサッド監督がリメイク。舞台を北海道からアメリカ南部に移し、孤独と諦観に包まれた人々が旅を通して力強く再生していく姿を描く。出演は「インクレディブル・ハルク」のウィリアム・ハート、「50歳の恋愛白書」のマリア・ベロ、「ニュームーン/トワイライト・サーガ」のクリステン・スチュワートなど。
    70
  • USB

    ギャンブルにはまり不安に脅かされながら閉塞感から絶望へと向かう青年の姿を描いたドラマ。監督は「ドモ又の死」の奥秀太郎。出演は「カインの末裔」の渡辺一志、「昴 スバル」の桃井かおり、「少年メリケンサック」の峯田和伸、「フィッシュストーリー」の大森南朋、「ひぐらしのなく頃に 誓」の大杉漣など。
  • 昴 スバル

    曽田正人による大ヒットマンガを映画化。トラウマを抱えた天才バレエダンサー・宮本すばるの成長を描く。監督は「不夜城SLEEPLESS TOWN」のリー・チーガイ。出演は、「クローズZERO」の黒木メイサ、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」のAra、ドラマ『キイナ~不可能犯罪捜査官~』の平岡祐太。
  • 夢のまにまに

    「あゝひめゆりの塔」から「父と暮らせば」まで、数多くの名作で美術を手掛けた木村威夫が、90歳にして手掛けた長編映画監督デビュー作。戦争体験を軸に映画専門学校の校長と一人の学生の交流を描いた、木村監督の自伝的要素の濃い作品。「にあんちゃん」の長門裕之と「無法松の一生」の有馬稲子、ベテラン二人が共演。
  • スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

    とある村に眠る秘宝をめぐって繰り広げられる源氏ギャングと平家ギャング、そしてさすらいのガンマンの壮絶な戦い。西部劇と平家物語を融合させたオリジナル脚本を「ドラゴンヘッド」「どろろ」のNAKA雅MURAと三池崇史が執筆し、三池崇史が監督。「海猿」の伊藤英明をはじめ、佐藤浩市、伊勢谷友介、桃井かおり、クエンティン・タランティーノといった豪華キャストで映画化。全編の台詞が英語という異色作。
  • プルコギ THE 焼肉 MOVIE

    “焼肉”を巡る戦いを描く料理対決映画。監督はCM・MTVディレクターの具秀然。脚本はコピーライター、CFプランナーの具光然。主演は松田龍平。共演は山田優、ARATA。木下恵介監督の「女の園」(1954)でデビューして以来、数多くの映画作品に貢献してきた名優・田村高廣の遺作となった。
  • 無花果の顔

    ありふれた日常を生きているように見えながら、実はドラマチックな人生を歩んでいく家族。『人と人は何を頼りにつながっているのだろう?』という問いかけを、一組の家族を軸に描く不思議なファンタジー。「SAYURI」の桃井かおりが、自身の小説を元に脚本を執筆、長編映画の監督に初挑戦。共演には山田花子、石倉三郎、高橋克実など、個性豊かなベテランが脇を固める。
  • 武士の一分

    小藩に仕える下級武士が妻の名誉を守るため、盲目にもかかわらず無謀な果し合いに挑む時代劇。「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く、原作・藤沢周平、監督・山田洋次による時代劇シリーズの第3弾。出演は「2046」の木村拓哉、宝塚出身でこれが映画デビューとなる檀れい。
    0
  • 太陽(2005)

    1945年の8月から翌46年にかけて、昭和天皇が連合軍への降伏を受け入れ、人間宣言に至るまでの心の移ろいを描く異色の伝記ドラマ。監督は「エルミタージュ幻想」のアレクサンドル・ソクーロフ。歴史上の人物を描くという構想の全4部作のうち、ヒトラーの「モレク神」、レーニンの「牡牛座 レーニンの肖像」(日本未公開)に続く第3作目。主演は「トニー滝谷」のイッセー尾形。
  • SAYURI

    芸者として生きるひとりの女性の激動の運命や恋愛を描く大河ドラマ。監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル。脚本は「プラクティカル・マジック」のロビン・スウィコードと、「クイルズ」のダグ・ライト。原作はアーサー・ゴールデンのベストセラー小説。撮影は「シカゴ」「コラテラル」のディオン・ビーブ。音楽は「ハリー・ポッター」シリーズのジョン・ウィリアムズ。美術は「シカゴ」「ホーンテッド マンション」のジョン・マイヤー。衣裳は「シカゴ」「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のコリーン・アトウッド。出演は「2046」のチャン・ツーイー、「バットマン ビギンズ」の渡辺謙、「シルバーホーク」のミシェル・ヨー、「ローレライ」の役所広司、「リバイバル・ブルース」の桃井かおり、「風の絨毯」の工藤夕貴、「愛の神、エロス」のコン・リー、「北の零年」の大後寿々花ほか。
  • またの日の知華

    激動の70年代を背景に、ヒロイン知華と4人の男とたちとの愛を描いた物語。ドキュメンタリー映画の鬼才・原一男が、4人の女優がひとりのヒロインを演じるという試みに挑戦する。監督にとって初めての劇映画という点でも注目を集めた。ヒロイン・知華を演じるのは、「皆月」の吉本多香美、「M/OTHER」の渡辺真起子、金久美子、桃井かおり。相手役は、田中実、田辺誠一、夏八木勲ら。
    85
    • 手に汗握る
    • かっこいい
    • 考えさせられる
  • IZO

    幕末にその悪名を轟かせた人斬り以蔵こと岡田以蔵が怨念と化し、時空を越えて現代に甦るハイパー・バイオレンスドラマ。監督は、「D.O.A」「殺し屋1」と、暴力表現の垣根を次々と破壊する三池崇史。「新・仁義の墓場」「荒ぶる魂たち」などでコンビを組んだ武知鎮典の脚本を迎え、複雑な物語をパワフルに紡ぐ。IZOを演じる中山一也を始め、ビートたけし、岡田眞澄、片岡鶴太郎、松田龍平、ボブ・サップなどバラエティに富んだキャスト陣が話題を呼んだ。
  • 阿修羅のごとく

    昭和を代表する名シナリオライターにして直木賞作家・向田邦子の代表作を、「模倣犯」の森田芳光が映画化。長女・綱子には大竹しのぶ。次女・巻子には黒木瞳。三女・滝子には深津絵里、四女・咲子には深田恭子が扮する。脚本は、向田邦子賞受賞作家で監督とは「それから」「失楽園」でコンビを組んだ筒井ともみ。
    70
  • 異邦人たち

    「ホールド・ユー・タイト」のスタンリー・クワン監督が、小さな島に隔離された人々の運命を描く日本と香港の合作映画。無国籍的な雰囲気が漂い、不思議な余韻が残る。日本からは大沢たかお、桃井かおり、香港・台湾からミッシェル・リーとスー・チーが出演。
  • クロスファイア

    特殊な能力=パイロキネシスを持つ女性が繰り広げる、巨大な悪との闘いと哀しい愛を描いたSFサスペンス。監督は「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」の金子修介。宮部みゆきによる二編のベストセラー小説を基に、「コキーユ 貝殻」の山田耕大と本編デビューとなる横谷昌宏、金子監督が脚色。撮影を「ナビィの恋」の高間賢治が担当している。主演は、「カラオケ」の矢田亜希子、「秘密」の伊藤英明、「たどんとちくわ」の桃井かおり。
  • たどんとちくわ

    タクシー運転手と売れない小説家、鬱積していたフラストレーションを爆発させたふたりの中年男が巻き起こす騒動を二部構成で描いたブラック・コメディ。監督は「東京夜曲」の市川準。椎名誠の短篇小説を基に、市川監督と「たどん」部を「恋、した。」の佐藤信介、「ちくわ」部を「大怪獣東京に現わる」のNAKA雅MURAが共同脚色。撮影を「東京夜曲」の小林達比古が担当している。主演は「大往生」の役所広司と「D坂の殺人事件」の真田広之。R指定。
  • 大怪獣東京に現わる

    東京に出現した怪獣の接近に揺れる、福井県の田舎町の住人の騒動を描いた怪獣の出ない怪獣パニック・コメディ。監督は、本作で本篇デビューを飾った宮坂武志。原案・脚本は、「岸和田少年愚連隊 望郷」のNAKA雅MURA。撮影を坂江正明が担当している。主演は「バウンス koGALS」の桃井かおり。
  • てなもんや商社 萬福貿易会社

    現代っ子OLが、就職した中国との貿易会社の仕事を通じて逞しく成長していく姿を描いた青春コメディ。監督は本作品が初監督作となる本木克英。谷崎光の原作を、榎祐平が脚色。撮影を「虹をつかむ男 南国奮斗篇」の長沼六男が担当している。主演は「ゴジラVSモスラ」の小林聡美。
  • ラヂオの時間

    ラジオ・ドラマの生放送中のスタジオを舞台に繰り広げられる騒動を描いた密室シチュエーション・コメディ。監督はテレビ・ドラマや舞台の脚本家として活躍中の三谷幸喜で、本作が初の映画監督作品となる。もともと舞台用に書かれた台本を、三谷自身が映画用に脚色。これにより、91年の「12人の優しい日本人」に続いて2度目のキネマ旬報脚本賞を受賞した。撮影は「ときめきメモリアル」の高間賢治が担当している。主演は「恋は舞い降りた。」の唐沢寿明と「良寛」の鈴木京香。西村雅彦が「マルタイの女」と併せて本作でキネマ旬報助演男優賞を受賞した。97年度キネマ旬報ベスト・テン第3位。
    80
  • バウンス ko GALS

    コギャルと呼ばれる現代の女子高生たちのピュアな姿と友情を描いた青春ドラマ。監督・脚本は「栄光と狂気」の原田眞人。撮影に「螢II/赤い傷痕」の阪本善尚があたっている。主演のコギャル・トリオにふんするのは、「虹をつかむ男」の佐藤仁美と、いずれも映画初出演となる佐藤康恵、岡元夕起子の3人。佐藤仁美がキネマ旬報新人女優賞を受賞した。97年度キネマ旬報ベスト・テン第6位。
  • 東京夜曲

    東京の片隅にある商店街を舞台に、そこに暮らす人々の心模様を描いた人間ドラマ。監督は「トキワ荘の青春」の市川準。脚本は「正門前行」の佐藤信介。撮影に「トキワ荘の青春」の小林達比古があたっている。主演は「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」の長塚京三と「スワロウテイル」の桃井かおり。「うなぎ」の倍賞美津子、NHK『大地の子』などで注目を集めた映画初出演の上川隆也が共演している。97年、モントリオール国際映画祭コンペティション部門正式上映作品で、市川準が同映画祭の監督賞を受賞した。97年度キネマ旬報ベスト・テン第4位。桃井が主演女優賞、倍賞が助演女優賞を揃って受賞した。
  • ドリーム・スタジアム

    突然野球の能力に目覚めた落ちこぼれサラリーマンと、彼を取りまく人々の野球に賭けた夢を描いたファンタジー。監督は「わが心の銀河鉄道/宮沢賢治物語」の大森一樹。脚本は「大失恋。」の尾崎将也。撮影を「君を忘れない」の高間賢治が担当している。主演は「truth」の萩原聖人と「四姉妹物語」の牧瀬里穂。
  • Yen Town Band/Swallowtail Butterfly あいのうた

    岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」の劇中に登場するバンド“YEN TOWN BAND”名義でリリースされた、同作品の主題歌『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』のビデオクリップ。「スワロウテイル」のムーブ・オーバーにより併映短篇として追加され、劇場公開された。岩井俊二の演出によりクリップのために撮影されたカットに加え、映画からの場面のダイジェストが使用されている。1996年7月21日にリリースされたこの曲は、10月7日付のオリコン・チャートで1位を記録、トータル約85万枚を売り上げる大ヒットとなった。
  • スワロウテイル

    過去とも未来ともつかない、“円”が世界で一番強かったころを背景に、夢を求めて日本に渡って来た移民たちから“円都(イェンタウン)”と呼ばれる架空の街を舞台とした、無国籍感覚の物語。“円都”という名前を忌み嫌った日本人から逆に“円盗(イェンタウン)”と呼ばれて蔑まれる移民たちを主人公に、彼らの成功と挫折を斬新な映像とスリリングな演出とで描いていく。監督・脚本は「FRIED DRAGON FISH」の岩井俊二。撮影を「PICNIC」の篠田昇が担当している。主演は「屋根裏の散歩者」の三上博史と「PICNIC」のChara、「女ざかり」の伊藤歩。これに「ACRI」の江口洋介、「静かな生活」の渡部篤郎、「トキワ荘の青春」の桃井かおり、「罠(1996)」の山口智子、「走らなあかん 夜明けまで」の大塚寧々、「勝手にしやがれ!! 成金計画」の洞口依子、「KAMIKAZE TAXI」のミッキー・カーチスらを加えた豪華なキャストが集っている。小学生が偽札取引にかかわるシーンの描写等により映倫からR指定を受けたことも話題となった。R指定。
    89
    • 感動的な
    • かっこいい
  • 男たちのかいた絵

    性格の全く違うふたりの人格を抱えた男がたどる運命を描いたドラマ。監督は「ハネムーンは無人島」の伊藤秀裕。脚本は、筒井康隆の同名連作小説の映画化に情熱を燃やしていた故・神代辰巳と伊藤秀裕、本調有香の共同。撮影を「BeRLiN」の篠田昇が担当している。主演は「トイレの花子さん(1995)」の豊川悦司で、二重人格者を表情の違いで見事に演じ分けてみせた。R指定。
    70
  • トキワ荘の青春

    今から40年ほど前、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄ら、多くの明日を夢見る若いマンガ家たちが青春時代を過ごした実在のアパート“トキワ荘”での彼らの物語を、史実に基づいて描いたフィクション。監督は「東京兄妹」の市川準。脚本は市川と自主映画作家で「東京兄妹」でも共同脚本をつとめた鈴木秀幸、演出助手も兼ねた森川幸治の3人による共同。撮影も「東京兄妹」の小林達比古が担当した。主演のトキワ荘のリーダー格・寺田ヒロオに「GONIN」の本木雅弘、赤塚不二夫に「静かな生活」の大森嘉之がふんしたほか、小劇場、自主映画などで活躍する個性派が多数、実在のマンガ家役でキャスティングされている。96年度キネマ旬報ベストテン第7位。2021年2月12日より、デジタルリマスター版公開。(配給:カルチュア・パブリッシャーズ)
  • ファザーファッカー

    内田春菊の少女時代をモデルにした小説を原作に、幾多の衝撃的な事柄を乗り越え成長して行く多感な少女を瑞々しい感覚で描いたハード・メルヘン。監督はプロデューサーとして鈴木清順作品や阪本順治作品を手掛け、今回初めて監督に挑戦した荒戸源次郎。一般公募4097人の中からヒロインに選ばれた中村麻美が女優デビューを飾った。
  • 棒の哀しみ

    自分を″棒のように生き、棒のようにくたばる″ような男だと冷めた目で見つめる、ひとりのヤクザの生き様を描くドラマ。「噛む女」(88)以来6年ぶりとなる神代辰巳監督作品。北方謙三の同名小説を原作に、脚本は神代と伊藤秀裕の共同、撮影は「ゴト師株式会社II」の林淳一郎が担当。R指定。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第4位、同読者選出日本映画ベストテン第9位。
    50
  • 第2回欽ちゃんのシネマジャック

    15分映画の5本立、1本300円、料金は見た本数分だけ自己申告で払うというユニークな上映方式で93年大きな話題を集めた、萩本欽一の製作総指揮による「欽ちゃんのシネマジャック」の第2弾。第1回に続き、萩本欽一監督による「なんかへん?」の第2作、「生きる」に続く山本晋也監督の「食べる」の他、アニメーションなど全6作。おまけとして前回一般公募した新人監督による1分間映画も。
  • ご挨拶

    日常で交わされる挨拶をテーマに、現代に生きるオンナ達の本質と本音を三話形式のオムニバスで描く。第一話の脚本・監督は「グッバイ・ママ」の脚本家・寺田敏雄。撮影は福元文一。第二話は「つぐみ」の市川準が脚本・監督。撮影は「家庭教師」の小林達比古。第三話は寺田敏雄脚本で、女優のモモイカオリ(桃井かおり)が監督。撮影は「チー公物語 ネズミ小僧のつくりかた世紀末版」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • 女がいちばん似合う職業

    連続惨殺事件の犯人を追う中年女刑事と、その容疑者として浮かび上がった若者との奇妙な葛藤を描くハードボイルド・アクション。脚本は「きんぴら」の丸山昇一が執筆、監督は「ころがし涼太 激突!モンスターバス」の黒沢直輔、撮影は「バカヤロー!3 「へんな奴ら」」の仙元誠三がそれぞれ担当。
  • われに撃つ用意あり

    国際都市・新宿を舞台に、そこで生きる孤高なアウトローの世界を描く。佐々木譲原作『真夜中の遠い彼方』の映画化で、脚本は「ほんの5g」の丸内敏治が執筆。監督は「パンツの穴 ムケそでムケないイチゴたち」の若松孝二。撮影は同作の伊東英男と「スクラップストーリー ある愛の物語」の田中一成が共同でそれぞれ担当。
    80
  • ドンマイ

    東京の下町を舞台に弱体少年野球チーム“ちどりボーイズ”の活躍とそこに住む庶民たちの姿を描く。原作・脚本は「さくら隊散る」の新藤兼人が執筆、監督は「伊勢湾台風物語」の神山征二郎、撮影は伊藤嘉宏がそれぞれ担当。
  • レディ!レディ Ready! Lady(1989)

    キャリア・ウーマンの淑母と自由奔放な田舎娘の姪のジェネレーション・ギャップをコメディ・タッチで描く。脚本は「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」の丸山昇一が執筆、監督は「ほんの5g」の太田圭、撮影監督は「ラッフルズホテル」の鈴木達夫、撮影は福元文一がそれぞれ担当。
  • TOMORROW 明日

    1945年8月8日、長崎に原爆が投下される前日から翌朝までの日常風景を描く。井上光晴原作の小説『明日・1945年8月8日・長崎』の映画化で、脚本は黒木和雄と井上正子、「危険な女たち」の竹内銃一郎が共同で執筆。監督は「泪橋」の黒木、撮影は「アラカルト・カンパニー」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • 噛む女(1988)

    団塊の世代の夫が妻の陰謀により、死へ追いやられる恐怖を描く。結城昌治原作の同名小説の映画化で、脚本は「待ち濡れた女」の荒井晴彦が執筆。監督は「ベッドタイムアイズ」の神代辰巳。撮影は「パイレーツによろしく」の篠田昇がそれぞれ担当。
  • 木村家の人びと

    財テクに明け暮れるある家族の生活を描く。脚本は「山田村ワルツ」の一色伸幸が執筆。監督は「愛しのハーフ・ムーン」の滝田洋二郎、撮影は「四月怪談」の志賀葉一がそれぞれ担当。
  • ハワイアン・ドリーム

    84年に公開された「チ・ン・ピ・ラ」の続篇ともいうべき作品で、今回はハワイを舞台に2人のチンピラが繰り広げる恋とアクションを描く。脚本・監督は「野蛮人のように」の川島透。撮影は「いとしのエリー」の前田米造がそれぞれ担当。
  • 自由な女神たち(1987)

    頭の少しうすい整形美人とその場しのぎの嘘ばかりついている女の友情を描いたコメディ。脚本は「ANO・ANO 女子大生の基礎知識」の金子成人、監督は「夢一族 ザ・らいばる」の久世光彦、撮影は「生きてはみたけれど 小津安二郎伝」の兼松煕太郎がそれぞれ担当。
  • おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!

    人気グループ、おニャン子クラブのプライベート・ライフをドキュメントしながら、裏で進行する謎の陰謀を描く。脚本・監督は「PARIS-DAKAR 15 000 栄光への挑戦」の原田眞人、撮影は「ロングラン」の長谷川元吉がそれぞれ担当。主題歌は、おニャン子クラブ(「お先に失礼」)。
  • キネマの天地

    松竹が撮影所を大船に移転する直前の昭和8、9年の蒲田撮影所を舞台に、映画作りに情熱を燃やす人々の人生を描く。脚本は井上ひさし、山田太一、朝間義隆、山田洋次が共同執筆。監督は「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫が担当。
    80
  • コミック雑誌なんかいらない!

    聖子・正輝の結婚式、山口組と一和会の抗争、金の信用販売など85年の事件を追うテレビの人気突撃レポーターの姿を描く。脚本は「十階のモスキート」の内田裕也と高木功の共同、監督はピンク映画界の若手ホープと期待を集め、この作品が初の一般映画となる滝田洋二郎、撮影は志賀葉一がそれぞれ担当。
  • 生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件

    実際に起きた無差別凶行《新宿バス放火事件》に遭遇した女性の愛と苦悩を描く。杉原美津子の手記『生きてみたい、もう一度』の映画化で、脚本は「イヴの濡れてゆく」の渡辺寿、「ザ・オーディション」の中岡京平、「しあわせ」の恩地日出夫の共同執筆。監督は恩地日出夫、撮影は「F2グランプリ」の上田正治と「逃がれの街」の岸本正広がそれぞれ担当。
    60
  • メイン・テーマ

    沖縄を舞台に、元幼稚園の先生とマジックを修業中の青年とが結ばれるまでを、二人に関係する中年カップルの恋を交錯させて描く。片岡義男原作の同名小説の映画化で、脚本、監督は「ときめきに死す」の森田芳光、撮影は「人魚伝説」の前田米造がそれぞれ担当。
    70
  • シングルガール(1983)

    大都会の中で自由奔放に生きる若い女性たちの姿を描く。脚本は、村川透と大岡悦子と松浦雅子の共同執筆。監督は「獣たちの熱い眠り」の村川透、撮影は「天城越え」の羽方義昌がそれぞれ担当。
  • キッドナップ・ブルース

    中年男と少女の奇妙な旅を描く。映画に初めて挑戦するカメラマンの浅井慎平が脚本、監督、撮影の全てを担当している。主演はタモリ。淀川長治はじめ多彩な人物がゲスト出演している。
    80
  • 疑惑

    殺人容疑者の女と彼女を弁護することになった女性弁護士の間の確執を描く。松本清張の同名小説の映画化で、作者自身が脚色し、撮影台本は「ダイナマイトどんどん」の古田求と「わるいやつら」の野村芳太郎、監督も野村芳太郎、撮影も同作の川又昂がれぞれ担当。
    90
  • 青春の門 自立篇(1982)

    五木寛之のロングセラー小説の映画化で、前作「青春の門(1981)」に続き、主人公・伊吹信介の上京後の苦悩にみちた青春とその周辺の人々の生き方を描く。脚本は「復活の日」の高田宏治、監督は「青春の門(1981)」の蔵原惟繕、撮影も同作の仲沢半次郎がそれぞれ担当。
    90
  • ええじゃないか

    江戸時代末期に発生したええじゃないか騒動や百姓一揆など騒然とした世相を背景に江戸東両国界隈に生きた下層庶民のバイタリティ溢れる生活を描く。脚本は「復讐するは我にあり」の今村昌平と宮本研の共同執筆、監督も同作の今村昌平、撮影も同作の姫田真佐久がそれぞれ担当。
    70
  • 夕暮まで

    一緒に寝ても、体を開こうとしない若い女と、中年の作家の関係を描く吉行淳之介の同名の小説の映画化で、脚本は浜地一郎と田辺泰志の共同執筆、監督は「原子力戦争 Lost Love」の黒木和雄、撮影は鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • 影武者(1980)

    武田信玄の影武者として生きた一人の男の悲喜劇と、主人の遺言を守りながら戦場に散っていった家臣たちの辛苦を描く。脚本は「デルス・ウザーラ」の黒澤明と「ダイナマイトどんどん」の井手雅人の共同執筆、監督も同作の黒澤明、撮影は「はなれ瞽女おりん」の宮川一夫、「犬笛」の斎藤孝雄、「乱れからくり」の上田正治がそれぞれ担当。海外版は159分。
    80
  • 神様のくれた赤ん坊

    子供を押しつけられた同棲中のカップルの父親捜しの旅を描く。脚本は「坊っちゃん(1977)」の前田陽一と同作の南部英夫と「MR.ジレンマン 色情狂い」の荒井晴彦の共同執筆、監督も同作の前田陽一、撮影は「夜叉ヶ池」の坂本典隆がそれぞれ担当。
    80
  • もう頬づえはつかない

    一人の女子大生の愛と性を二人の男性にからませて女性の自立を描いたもので、見延典子の同名の小説の映画化。脚本は「ホワイトラブ」の小林竜雄と「サード」の東陽一の共同執筆、監督も同作の東陽一、撮影も同作の川上皓市がそれぞれ担当。
    80
  • 男はつらいよ 翔んでる寅次郎

    シリーズ始まって十年、二十三作目の今作品の二十一代目のマドンナには桃井かおりが迎えられた。北海道で知り合った娘に一目惚れするが、最後は彼女の仲人をつとめる寅次郎の姿を描く。脚本は「男はつらいよ 噂の寅次郎」の山田洋次と「俺たちの交響楽」の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
  • 夜が崩れた

    孤児同然に生きてきたやくざな兄と妹、そして彼女を愛する正義感の強い刑事の三人が、悲しい運命に翻弄されながらも愛し、憎しみ合う姿を描く結城昌治原作の「刑事」の映画化。脚本は「喜劇役者たち 九八とゲイブル」の田坂啓と「錆びた炎」の貞永方久の共同執筆、監督も同作の貞永方久、撮影は「八つ墓村(1977)」の川又昂がそれぞれ担当。
  • 幸福の黄色いハンカチ

    ドーンの作詞・作曲したフォーク・ソングとしても親しまれている、ピート・ハミル原作の映画化。模範囚として六年の刑期を終えた男が、行きずりの若者二人と共に、妻のもとへ向う姿を描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎と殿様」の山田洋次と朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
    91
    • 感動的な
    • 泣ける
    • かっこいい
  • 僕は天使ぢゃないよ

    あがた森魚が製作・脚本・監督・主演・音楽を務めた“幻の青春映画”が、74年の完成から14年を経て、劇場公開された。漫画家を志している駆け出しのアニメーター。四畳半のアパートで暮らす彼の周辺で、女たち、男たちがもがきながら生きてゆく様を独特のタッチで捉えていく。横尾忠則、岡本喜八、大瀧詠一、山本コウタロー、泉谷しげるらも出演。
  • 青春の殺人者

    一九六九年十月三十日、千葉県市原市で実際に起こった事件に取材した芥川賞作家中上健次の小説『蛇淫』をもとに、両親を殺害した一青年の理由なき殺人を通して、現代の青春像を描き上げる。脚本は元創造社のメンバーの一人で、作家に転向以来五年ぶりに脚本を執筆した田村孟、監督はこれが第一回監督作品の長谷川和彦、撮影は「祭りの準備」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
    80
  • アフリカの光

    北国の漁港を舞台に、“アフリカの光”を求めてさまよう二人の若者の青春像を描いた丸山健二の同名小説の映画化。脚本は「無宿〈やどなし〉」の中島丈博、監督は「櫛の火」の神代辰巳、撮影も同作の姫田真佐久がそれぞれ担当。
  • 櫛の火

    恋人を病で失い深い喪失感に陥った青年が、年上の女と巡りあったことにより再び生への執着の炎が燃えあがる。原作は古井由吉の同名小説。脚本は大野靖子、監督は脚本も執筆している「宵待草」の神代辰巳、撮影も同作の姫田真佐久がそれぞれ担当。
  • 竜馬暗殺

    幕末という動乱期を背景に、暗殺された坂本竜馬の死をめぐって、その真実、その背後にある無名戦士たちの生と死、青春の栄光と孤独、繁栄と悲惨を描く。脚本は清水邦夫と「空、みたか?」の田村泰志、監督は「日本の悪霊」の黒木和雄、撮影は「日本妖怪伝 サトリ」の田村正毅がそれぞれ担当。
    80
  • 青春の蹉跌

    野望を持って社会に挑戦した青年の、情熱、孤独感、焦燥、そして破滅に至るまでの生きるための闘いを描く。脚本は「濡れた荒野を走れ」の長谷川和彦、監督は「鍵(1974)」の神代辰巳、撮影も同作の姫由真左久がそれぞれ担当。
  • エロスは甘き香り

    若い男女四人が始めた密室での共同同棲生活、その彼らのうっ屈した心情と歪んだ青春を描く。脚本は「戦国ロック 疾風の女たち」の大和屋竺、監督は「赤い鳥逃げた?」の藤田敏八、撮影は「(秘)弁天御開帳」の萩原憲治がそれぞれ担当。
  • 赤い鳥逃げた?

    28歳の青年が、弟分とその恋人のブルジョア娘との共同生活の中で反逆と無頼のうちに過ぎ去った青春への郷愁を断ち切るべく、その欝屈した心情を無意味な行動によって暴発させ、自滅していくまでの過程を描く。脚本は「喜劇 三億円大作戦」のジェームス・三木、監督は脚本も執筆している「エロスの誘惑」の藤田敏八、撮影は鈴木達雄がそれぞれ担当。
  • あらかじめ失われた恋人たちよ

    劇作家・清水邦夫と東京12チャンネルのディレクター田原総一郎の共同脚本、共同監督による作品だが、脚本に於ては清水邦夫が、監督に於ては田原総一郎が主になって製作した。撮影は「愛奴」の奥村祐治が担当。なお、両監督にとって劇映画の第一回作品となる。田原総一郎は、早稲田大学文学部卒業後、岩波映画に入社し、退社後昭和三十八年東京12チャンネルに入社。主な作品に「未知への挑戦」、ドキュメンタリー「青春」がある。清水邦夫は、早稲田大学文学部卒業後、岩波映画に入社し、昭和四十一年退社後フリーとなる。主な作品に「充たされた生活」「彼女と彼」(共に羽仁進監督〉のシナリオがある。
    70
  • 愛ふたたび

    フランスの人気男優、ルノー・ベルレーと浅丘ルリ子の共演。フランス青年と美しい日本女性の愛の物語。監督は三十九年の「ど根性物語 銭の踊り」以来六年ぶりに劇映画に取り組む「第50回全国高校野球選手権大会 青春」の市川崑。脚本は詩人の谷川俊太郎。撮影は「日本一のヤクザ男」の長谷川清がそれぞれ担当。
  • 夜逃げ屋本舗SP 月を射よ!

    連続ドラマ「夜逃げ屋本舗」のSP版。敵対する金融業者に桃井かおりを迎え、源氏たちとの息詰まる攻防戦を繰り広げる!

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 4/23

ジェイミー・キング(1979)

大脱出3

シルヴェスター・スタローン主演のアクション第3弾。秘密監獄・悪魔砦から、何者かに誘拐された社長令嬢救出の依頼を受けた脱獄のプロ、レイ・ブレスリンは、仲間と共に行動を開始。ところが、レイのパートナー、アビゲイルが悪魔砦に拉致されてしまう。共演は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のデイヴ・バウティスタ、「パシフィック・リム:アップライジング」のマックス・チャン。メガホンを取ったのは、「ボビーZ」のジョン・ハーツフェルド。

大脱出2

シルヴェスター・スタローン扮する脱獄のプロが難攻不落の監獄に挑むアクション第2弾。警備会社を設立し後進育成に励むブレスリンだったが、スタッフが行方不明に。コンピューター制御された監獄ハデスに囚われた仲間を救うため、自ら収監され脱獄を試みる。監督は「マローダーズ/襲撃者」のスティーヴン・C・ミラー。元WWEチャンピオンであるデイヴ・バウティスタが新たにスタローンの相棒を務め、前作に続きカーティス・“50セント”・ジャクソンが出演するほか、「イップ・マン 葉問」のホァン・シャオミン、「シン・シティ」シリーズのジェイミー・キングらが新規参戦。
阿部サダヲ(1970)

MOTHER マザー(2020)

大森立嗣が、実在の殺人事件に着想を得て作り上げたドラマ。男たちとゆきずりの関係を持ち、その場しのぎの生活を送るシングルマザーの秋子。そんな母の歪んだ愛に、必死に応えようとする息子・周平。やがて身内からも絶縁された母子は、社会から孤立し……。出演は「コンフィデンスマンJP」の長澤まさみ、「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲ、オーディションで抜擢され、本作が映画初出演となる奥平大兼。「新聞記者」の河村光庸がプロデューサーを務める。

決算!忠臣蔵

大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化。元禄14年、お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。だが、その予算には上限があり……。出演は「泣くな赤鬼」の堤真一、「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」の岡村隆史。監督は「忍びの国」の中村義洋。