ミカ・カウリスマキ

  • 出身地:ヘルシンンキ郊外のオリマティラ
  • 生年月日:1955

略歴 / Brief history

初めて見た映画『ターザン』の影響で、アメリカのB級映画を見て育つ。ミュンヘンの映画・テレビ高等専門学校に2年間留学。処女作“The Liar”は卒業製作作品で弟のアキが主演している。81年、アキと共同で製作会社ヴィレアルファを設立し、共同監督で“Saima-Ilmio”を作る。彼らの活動のユニークさは、製作会社の他に配給会社と映画館アンドラも経営している点で、自分たちの映画の上映・輸出はもちろん、海外インディペンデント作品の輸入・配給、さらには映画祭まで主催して、映画と映画人の交流に貢献している。87年、『ヘルシンキ・ナポリ・オールナイトロング』が各映画祭で上映され、国際的に知られるようになった。アキに比べてオーゾドックスと言われているが、意表をつくドラマ展開とドキュメンタリー・タッチで虚実のあわいを強調する演出には、古いドラマのコウンストラクチャーを壊そうとする彼の意志が感じられる。

ミカ・カウリスマキの関連作品 / Related Work

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  • 世界で一番しあわせな食堂

    アキ・カウリスマキ監督の兄で「旅人は夢を奏でる」などを手がけるミカ・カウリスマキ監督によるハートウォーミングなドラマ。中国からフィンランドの小さな食堂に来たチェンは、恩人探しを手伝ってもらう代わりに厨房に立ち、村人たちと交流していくが……。食堂を経営するシルカを「ポニーとバードボーイ」(27th キネコ国際映画祭にて上映)のアンナ=マイヤ・トゥオッコが、食堂にやって来た料理人のチェンを香港映画「私のプリンス・エドワード」(第15回大阪アジアン映画祭にて上映)のチュー・パック・ホングが演じる。
    89
    • 感動的な
    • ほのぼのとした
    • 考えさせられる
  • 旅人は夢を奏でる

    35年ぶりに再会した父子が旅しながら音楽で交流するロードムービー。監督・脚本・製作は、「GO!GO!L.A.」のミカ・カウリスマキ。出演は、「ミッション:インポッシル/ゴースト・プロトコル」のサムリ・エデルマン。2013年フィンランド・アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞ノミネート作品。
  • モロ・ノ・ブラジル

    「GO!GO!L.A..」のミカ・カウリスマキ監督が、以前から魅了されていたブラジル音楽のルーツを辿る音楽ドキュメンタリー。監督自らガイド役を務め、サンバやボサノヴァにとどまらず、多種多様な音楽とともに生きるブラジルの人々の姿を映し出す。
  • 狂熱の白日夢

    エロスをテーマにした世界のさまざまな国を代表する監督たちによる短篇オムニバス「アート・オブ・エロス」の一編。監督・脚本は「GO! GO! L.A.」のミカ・カウリスマキ。総製作はハル・ハートリー短篇「KIMONO(原題)」のドイツの女流プロデューサー、レジーナ・ツィグラー。出演は「レニングラード・カウボーイズ」シリーズや「浮き雲」でカウリスマキ兄弟映画常連のカリ・バーナネンほか。
  • 罪と罰(1983)

    殺人を犯した青年の行動を乾いたタッチで描く作品。「白い花びら」のアキ・カウリスマキ、監督長編第1作。原作はロシアの文豪、ドストエフスキーの同名小説。出演はマルチ俳優として活躍するマルック・トイッカ、「愛しのタチアナ」までカウリスマキ作品の顔だったマッティ・ペロンパー、カウリスマキ作品の常連名脇役であるエスコ・ニッカリほか。1983年第1回フィンランド・ユッシ賞最優秀処女作品、最優秀脚本賞受賞。
  • GO!GO!L.A.

    ロサンゼルスのショウビズ界を舞台にしたイギリス人青年のラヴ・ストーリー。監督はアキ・カウリスマキの実兄で「アマゾン」のミカ・カウリスマキ。脚本はリチャード・レイナーの『Los Angels without a Map』を基にミカ・カウリスマキ、リチャード・レイナーが執筆。製作は「バタフライ・キス」のジュリー・ベインズとサラ・ダニエル。製作総指揮は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のディーパック・ネイヤー。撮影は「ドーベルマン」のミシェル・アマチュー。音楽は「フィフス・エレメント」のセバスチャン・コルテラ。美術は「マイ・フレンド・メモリー」のキャロライン・ハナニア。編集は「アンダー・ザ・スキン」のエワ・J・リンド。衣裳は「スネーク・アイズ」のヤスミン・エイブラハム。出演は「バッファロー'66」のヴィンセント・ギャロ、「愛のトリートメント」のジュリー・デルピー、「アイズ ワイド シャット」のヴィネッサ・ショウほか。
  • アマゾン

    アマゾン奥地を舞台に、一攫千金を夢見る男たちの愛と挫折を描く。監督・製作・脚本はアキ・カウリスマキの兄で「ヘルシンキ・ナポリ オールナイトロング」のミカ・カウリスマキ、共同製作はペンヒ・コウリ、エグゼクティヴ・プロデューサーはロバート・A・ミッチェルとクラウス・ヘイデマン、共同脚本はリチャード・レイティンガー、撮影はティモ・サルミネン、音楽はナナ・ヴァスコンセロスが担当。
  • ヘルシンキ・ナポリ オールナイトロング

    ギャング間の抗争に巻き込まれたタクシー・ドライヴァーの奮闘を描くサスペンス映画。製作・監督・脚本はミカ・カウリスマキ、共同脚本はリチャード・レイティンガー、撮影はへルゲ・ヴェインドラー、音楽はジャック・ツヴァルトが担当。出演はカリ・ヴァーナネン、ロベルタ・マンフレディほか。
  • ラスト・ボーダー

    『GO!GO!L.A.』のミカ・カウリスマキ監督が核戦争による汚染が進んだ近未来の世界を描いたSFアクション。独裁者の圧政から世界を救うため、ゲリラの青年・ジェイクは牢獄から脱出。彼は世界に再び平和を取り戻すために生まれた救世主だった。【スタッフ&キャスト】監督・製作・脚本:ミカ・カウリスマキ 製作:ウィリ・バール 脚本:アレクサンドラ・デーマン 音楽:アンシ・ティカンマキ 出演:ジョリオン・ベイカー/ユルゲン・プロフノウ/カリ・ヴァーナネン/ファニー・バスティアン
  • ファーザーズ・トラップ禁断の家族

    『過去のない男』で第55回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したアキ・カウリスマキの2歳年上の兄ミカ・カウリスマキ監督。「カラマーゾフの兄弟」を踏まえつつ、それぞれ生みの母親や性格の異なる3兄弟と、年老いてなお盛んな好色爺の父親との荒れた家族再会劇の様子を描く本作。即興主体の愉快な芝居と台詞の掛け合いが見所。2014年1月11日にWOWOWで放送された。
  • ウェルカム・トゥ・サンパウロ

    サンパウロ映画祭の呼びかけにより、世界の18人の映画作家たちが巨大都市サンパウロをそれぞれの視点からとらえた17話のオムニバス・ドキュメンタリー。
  • ティグレロ 撮られなかった映画

    “ハリウッドのアウトサイダー”として知られるサミュエル・フラー監督が54年に企画しながら製作できなかった映画『ティグレロ』。その記憶を、フラーがこの映画の舞台に考えていたブラジルのカラジャ族の土地に訪ね、その過去と現在を映し出すドキュメンタリー映画。監督・製作・脚本・編集は「ヘルシンキ・ナポリ・オールラントロング」のミカ・カリウスマキ。原案・製作補(ソシエイト・プロデューサー)はサミュエル・フラー夫人のクリスティナ・ラング・フラー。音楽はナナ・ヴァスコンセロス、チャック・ジャンキーとカラジャ族の民族音楽。出演はサミュエル・フラーと、彼を師とあおぐ「デッドマン」の監督ジム・ジャームッシュで、ナレーションも担当。94年ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、95年サンフランシスコ映画祭ゴールデン・ゲート賞を受賞。1996年11月2日より、東京・渋谷ユーロスペースにて開催された「第2回アート・ドキュメンタリー映画祭」にて上映。
  • コンディション・レッド 官能の女囚脱獄

    女子刑務所を舞台にして繰り広げられる官能アクションサスペンス。ある女子刑務所に美しい少女・ギルデが収容される。看守のダンは彼女に惹かれ、やがて深い関係へと堕ちていく。彼女の妊娠が分かり、ダンはギルデの脱獄に手を貸すことになるのだが…。【スタッフ&キャスト】監督:ミカ・カウリスマキ 脚本:アンドレ・デガス 撮影:ケン・ケルシュ 音楽:マウリ・スメン 出演:シンダ・ウィリアムズ/ジェームズ・ルッソ/ポール・カルデロン/ヴィクター・アルゴ

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