エヴァ・ガードナー

  • 出身地:アメリカのノース・キャロライナ州スミスフィールド
  • 生年月日:1922年1月24日
  • 没年月日:1990年1月25日

略歴 / Brief history

父のジョナス・ベイリー・ガードナーは小農。アイルランド系で長身、黒い髪、あごに深いくぼみがあった。エヴァは肉体的な特徴を父から受け継いだ。母のメリー・エリザベスはスコットランド系で清教徒的な倫理観の持ち主だった。エヴァは7人兄弟(男3人・女4人)の末っ子だった。父は300エーカーの土地と製材所・製綿機械を持っていたが、24年の火事と20年代末の大不況ですべてを失った。エヴァが14歳の時、父が死に、17歳でニューヨークへ出た。ニューヨークには写真家のラリー・ターと結婚した長姉のビートリスが住んでいた。ターはエヴァを撮り、その中の何枚かがMGMニューヨーク支社のバーニー・デュハンの目にとまった。41年、彼の推薦でスクリーン・テストを受け、7年契約を結ぶ。週給50ドルだった。翌42年、"We Were Dancing"に配役表に載らない端役で出演。映画は話題にならなかったが、ミッキー・ルーニーとの結婚で名を知られた。新妻の売りこみに奔走したルーニーの努力にも拘らず、出演の大半は端役だった。43年、ルーニーと離婚。翌年、ハワード・ヒューズと知り合う。MGMのB級映画でエヴァのファンになったヒューズは、側近のジョニー・マイヤーに命じ、ディナー・パーティで彼女に会えるよう段取りをさせた。エヴァがオレンジのアイスクリームを食べたがると、大型リムジンに満載して制服姿のショーファーに門前まで届けさせた。ヒューズとの仲は長つづきしなかった。評伝"Ava"(チャールズ・ハイアム著)によると、エヴァがヒューズに飽きたという。“性的に興味を失った”のである。 45年、アーティ・ショーと結婚。UAに借りられて出演した"Whistle Stop"(46)が好評で、ユニヴァーサルが「殺人者」(46)への出演をオファーした。この2本がエヴァのイメージをつくりあげたが、MGMは動かず、そのうちユニヴァーサルも興味を失った。演技者としての評価は相変らず低く、ハリウッドを代表するグラマーの名声ばかり高まった。47年、ショーと離婚。「ショウ・ボート」(50)で病気のジュディ・ガーランドに代ってヒロインのジェリーを演じた。エヴァは“これ一に賭けた”といっている。51年、フランク・シナトラと結婚。当時の彼は落ち目だったが、エヴァは頓着しなかった。2人は“似た者同士”で、イタリア料理と強い酒とボクシングが好きだった。気性が激しく、自分は才能がないと思い、そのためにつっぱって生きていた。53年の「モガンボ」でアカデミー主演女優賞にノミネート(受賞は「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーン)される。「モガンボ」はクラーク・ゲーブルとジーン・ハーロー主演の「紅塵」(32)のリメイクである。「紅塵」は10歳の時、エヴァが両親に内緒で見た思い出の映画だった。54年、シナトラと離婚。UAの「裸足の伯爵夫人」に6万ドルのギャラで出演。MGMは20万ドル+興収の10パーセントを得ていた。MGMとの関係が悪化、「ボワニー分岐点」(56)のあと、マドリードへ行く。引退説やロマンスの噂がかまびすしく、実人生と役柄が交錯して、グラマー・ガールの往時を偲ばせた。無類の美貌と強烈な個性に恵まれながら、スター・システムの枠内での活動を強いられた印象が強い。評伝はハイアムの著書の他、ジョン・ダニエルの"Ava Gardner"、ローランド・フラミニの"Ava"、デイヴィッド・ハナの"Ava:Portrait of a Star"がある。TVM「シナトラ」(V、92)ではマーシャ・ゲイ・ハーデンが彼女を演じた。90年1月25日、肺炎のために死去。

エヴァ・ガードナーの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • くたばれ!ハリウッド

    「ローズマリーの赤ちゃん」「ゴッドファーザー」「ある愛の詩」など時代を画する作品を次々と送り出したロバート・エヴァンズの人生を、膨大なスチールと記録映像を交えて描くドキュメンタリー。映画のナレーターを務めるのはエヴァンズ自身。ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマン、アリ・マッグロー、ヘンリー・キッシンジャーら著名人が次々と登場する。
  • シティ・オン・ファイア

    1人の男の復讐から火の地獄と化したアメリカの中西部にある人口100万の都市住宅地を舞台に人々の必死の脱出を描くパニック映画。製作総指揮はハロルド・グリーンバーグとサンディ・ハワード、製作はクロード・ヘロー、監督は「昨日にさようなら」のアルヴィン・ラーコフ、脚本はジャック・ヒルとデイヴィッド・P・ルイス、撮影はレネ・ヴェルジェ、音楽はウィリアム・マッコーレイとマシュー・マッコーレイ、特殊効果はクリフ・ウェンジャー・シニアとキャロル・リン、スタント・コーディネイターはグラント・ペイジ、視覚効果はウィリアム・クルーズが各々担当。出演はバリー・ニューマン、スーザン・クラーク、ヘンリー・フォンダ、エヴァ・ガードナー、シェリー・ウィンタース、ジェームズ・フランシスカス、レスリー・ニールセンなど。
  • センチネル

    悪魔の番人を運命づけられた女をめぐる恐怖を描く。製作・脚本はマイケル・ウィナーとジェフリー・コンビッツ、監督は「名犬ウォン・トン・トン」のM・ウイナー、原作はJ・コンビッツの「悪魔の見張り」(早川書房刊)、撮影はディック・クラティーテ、音楽はジル・メレが各々担当。出演はクリス・サランドン、クリスチテ・レインズ、マーティン・バルサム、ジョン・キャラディン、エヴァ・ガードナー、アーサー・ケネディ、バージェス・メレディス、イーライ・ウォラックなど。
  • カサンドラ・クロス

    アメリカが極秘に研究していた細菌を浴びて逃走したゲリラを、CIAが彼の乗った列車ごと抹殺しようとする作戦を描いたサスペンス映画。製作はカルロ・ポンティ、監督はジョルジュ・パン・コスマトス、撮影は「ブラザー・サン、シスター・ムーン」のエンニオ・グァルニエリ、脚本はコスマトス、ロバート・カッツ、トム・マンキーウィッツ、音楽はジェリー・ゴールドスミスなと。出演はバート・ランカスター、ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、エヴァ・ガードナー、マーティン・シーン、イングリッド・チューリン、リー・ストラスバーグ、ジョン・フィリップ・ロー、アン・ターケル、O・J・シンプソン、レイモンド・ラヴロックなど。
  • 青い鳥(1976)

    幸福の青い鳥を求めて不思議な冒険の旅を続けるチルチルとミチルの兄妹が主人公のモーリス・メーテルリンクの同名小説の映画化で、アメリカとソ連の初の合作映画。製作総指揮はエドワード・ルイス、製作はアレクサンドル・アルシャンスキーとポール・マスランスキー、監督は「アレキサンドリア物語」のジョージ・キューカー、脚本はアレクセイ・カプレルとヒュー・ホワイトモア、撮影はヨナス・グリツィウスとフレデリック・A・ヤング、作曲はアンドレイ・ペトロフとアーウィン・コスタル、作詞はトニー・ハリソン、美術はワレリー・ユルケビッチ、衣裳はマリナ・アジジャンとエディス・ヘッドが各々担当。出演はアメリカ側がエリザベス・テイラー、ジェーン・フォンダ、シスリー・タイソン、エヴァ・ガードナー、トッド・ルッキンランド、パッツィ・ケンシット、ウィル・ギア、モナ・ウォッシュボーン、ソ連側はナジェジダ・パブロワ、マルガリータ・テレホワ、オレーグ・ポポフ、ゲオルギー・ビーチンなど。
  • 大地震(1974)

    1970年、ロサンゼルスを襲った大地震をモデルにしたパニック映画。新たに開発されたセンサラウンド方式と呼ばれる、特殊なスピーカーから出る低周音波によって肉体に振動感を与えるシステムが採用されている。製作総指揮はジェニングス・ラング、製作・監督はマークロブソン、脚本は「ゴッドファーザー」のマリオ・プーゾとジョージ・フォックス、撮影はフィリップ・ラスロップ、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はドロシー・スペンサー、美術監督はアレクサンダー・ゴリッツェン、特殊装置はアルバート・ウィトロック、特殊撮影はクリフォード・スタインが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、ローン・グリーン、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、リチャード・ラウンドツリー、マージョー・ゴートナー、バリー・サリヴァン、ヴィクトリア・プリンシパルなど。
  • ロイ・ビーン

    19世紀末、無法のはびこるテキサスにさっそうと登場した西部の名物男ロイ・ビーンの活躍を描く。製作はジョン・フォアマン、監督はジョン・ヒューストン、脚本はジョン・ミリアス、撮影はリチャード・ムーアが各々担当。出演はポール・ニューマン、エヴァ・ガードナー、ヴィクトリア・プリンシパル、アンソニー・パーキンス、ステイシー・キーチ、タブ・ハンター、ロディ・マクドウォール、ジャクリーン・ビセットなど。
  • 天地創造

    旧約聖書の創生記にもとずき、「天と地の創造」「ノアのはこ舟」「バベルの塔」「ソドムとゴモラ」「アブラハムの物語」などを、イギリス詩壇の大御所、クリストファー・フライが脚色、「イグアナの夜」のジョン・ヒューストンが監督した。撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ(ただし「天と地の創造」のシーンは、スチル写真家アーネスト・ハースが担当)、音楽は黛敏郎、美術はマリオ・チアリが担当した。出演はマイケル・パークス、ウラ・ベルグリッドの両新人のほかに、リチャード・ハリス、スティーブン・ボイド、エヴァ・ガードナーなど。なお、ジョン・ヒューストンがノア役で特出している。製作はディノ・デ・ラウレンティス。
  • イグアナの夜

    テネシー・ウィリアムズの戯曲を「秘密殺人計画書」のアンソニー・ヴェイラーと、ジョン・ヒューストンが脚色、「許されざる者(1960)」のジョン・ヒューストンが演出した人間探究のドラマ。撮影は「価値ある男」のガブリエル・フィゲロア、音楽は「暗黒の銃弾」のベンジャミン・フランケルが担当した。製作は「スージー・ウォンの世界」のレイ・スターク。出演は「クレオパトラ(1963)」のリチャード・バートン、「5月の7日間」のエヴァ・ガードナー、「回転」のデボラ・カー、「ロリータ」のスー・リオンほか。
  • 5月の7日間

    フレッチャー・ニーベルとチャールズ・W・ベイリーの共著「5月の7日間」をTV作家のロッド・サーリングが脚色、「影なき狙撃者」のジョン・フランケンハイマーが演出した軍事ドラマ。撮影は「サヨナラ」のエルスワース・フレデリックス、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当した。製作は「スパルタカス」のエドワード・ルイス。出演は「山猫」のバート・ランカスター、「非情の町」のカーク・ダグラス、「必死の逃亡者」のフレドリック・マーチ、「裸のマヤ」のエヴァ・ガードナー、「史上最大の作戦」のエドモンド・オブライエン、「ティファニーで朝食を」のマーティン・バルサム、「明日になれば他人」のジョージ・マクレディ、「ハッド」のウィット・ビッセルなど。
  • 北京の55日

    1900年中国で勃発した義和団事変の史実に基いて「エル・シド」のフィリップ・ヨーダンがバーナード・ゴードンと共同で脚本を執筆、「キング・オブ・キングス(1961)」のニコラス・レイが監督した歴史スペクタクル。撮影は「戦場にかける橋」のジャック・ヒルドヤード、スペクタクル・シーンは「史上最大の作戦」のアンドリュー・マートンがあたっている。音楽は「ハイ・ヌーン」のディミトリ・ティオムキン、製作は「エル・シド」のサミュエル・ブロンストン。出演者は「エル・シド」のチャールトン・ヘストン、「渚にて」のエヴァ・ガードナー、「好敵手」のデイヴィッド・ニーヴン、「史上最大の作戦」のレオ・ゲンに「ロミオとジュリエット」のフローラ・ロブソン、「スパルタカス」のジョン・アイアランド、ロバート・ヘルプマン、伊丹十三、ポール・ルーカスなど。
  • 夜と昼の間

    M・G・Mとイタリアのティタヌス映画社の提携作品。ブルース・マーシャルの原作『美しき花嫁』を「夜の人々(1954)」のナナリー・ジョンソンが脚色・監督した恋愛ドラマである。撮影は「裸のマヤ」のジュゼッペ・ロトゥンノ。音楽はブロニスロー・ケイパー。出演するのは「裸のマヤ」のエヴァ・ガードナー、「わが恋は終りぬ」のダーク・ボガード、「ロベレ将軍」のヴィットリオ・デ・シーカ、ジョセフ・コットンなど。製作はゴッフレード・ロンバルド。
  • 渚にて

    ネヴィル・シュートの原作に基づき、「手錠のままの脱獄」のスタンリー・クレイマーが製作・脚本した人類の未来の物語。脚色はジョン・パクストン。撮影担当は、ジュゼッペ・ロトゥンノ。音楽はアーネスト・ゴールド。出演するのは「勝利なき戦い」のグレゴリー・ペック、フレッド・アステア、エヴァ・ガードナー、アンソニー・パーキンスなど。製作スタンリー・クレイマー。
  • 裸のマヤ

    アメリカとイタリア合作のかたちの作品で、「再会(1958)」「聖衣」のヘンリー・コスター監督により、近世スペインの画家ゴヤの作品“裸のマヤ”をめぐるロマンが描かれる。イタリア側からもマリオ・ルッソが監督して加わっている。タルボット・ジェニングスの原作を、ジォルジオ・プロスペリ、ノーマン・コーウィン、アルバート・リューイン,オスカー・ソウルが共同して脚色し、撮影は「白夜」のジュゼッペ・ロトゥンノ。音楽をフランチェスコ・ラヴァニーノが担当している。出演するのは「潮風のいたづら」のエヴァ・ガードナー、「夜を逃れて」のアンソニー・フランシオサ、「カビリアの夜」のアメディオ・ナザーリ、「フルフル」のジーノ・チェルヴィ、「モンパルナスの灯」のレオ・パドヴァーニ等。製作ゴッフレード・ロンバルド。
  • 陽はまた昇る(1957)

    ダリル・F・ザナックの独立プロ第2作で、アーネスト・ヘミングウェイの同名小説の映画化。「アフリカの女王」のピーター・ヴィアテルが脚色、「回転木馬」のヘンリーキングが監督した。撮影監督は「やさしく愛して」のレオ・トーヴァー、音楽は「島の女」のヒューゴー・フリードホーファー、指揮を「女はそれを我慢できない」のライオネル・ニューマンがとった。主演は「二十七人の漂流者」のタイロン・パワー、「潮風にいたづら」のエヴァ・ガードナー、「イスタンブール(1956)」のエロール・フリン、「恋多き女」のメル・ファーラー、ジュリエット・グレコ。ほかに「桃色大王」のグレゴリー・ラトフ、「炎の人ゴッホ」のヘンリー・ダニエル、「明日泣く」のエディ・アルバート。
  • 潮風のいたづら(1957)

    パリ、ロンドンで長期興行されたアンドレ・ロッシンの戯曲を製作のF・ヒュー・ハーバートが脚色した。監督は「アメリカの戦慄」のマーク・ロブソン、撮影は「炎の人ゴッホ」のフレディ・ヤング、音楽はロバート・ファーノン。主演は「ボワニー分岐点」のエヴァ・ガードナー、「連発銃は知っている」のスチュワート・グレンジャー、「八十日間世界一周」のデイヴィッド・ニーヴン。他にウォルター・チャリイなど。
  • ボワニー分岐点

    インドを舞台に、独立連動の動乱の中にロマンスと活劇を盛り込んだ大作。原題の“ボワニー連絡駅”は鉄道と同時に、愛情や宿命、人生、思想の分岐点を意味する。ジョン・マスタースのベストセラー小説からソニア・レヴィーント「あの日あのとき」のアイヴァン・モファットが共同脚色し「スタア誕生(1954)」のジョージ・キューカーが監督した。撮影はフレディ・ヤング、音楽は「裏切りの町角」のミクロス・ローザ。主演は「裸足の伯爵夫人」のエヴァ・ガードナー、「最後の銃撃」のスチュワート・グレンジャー、「若い河」のビル・トラヴァース(MGM入社第一回出演)。「巨象の道」のエイブラハム・ソフィアの他、フランシス・マシューズ、ピーター・アイリングなどが助演する。
  • 賄賂

    「円卓の騎士」のパンドロ・S・バーマンが1949年に製作した刑 事と犯罪者の妻との恋愛を扱った映画で、フレデリック・ネーベルの原作を「無法街」のマーゲリット・ロバーツが脚色、「秘めたる心」のロバート・Z・レオナードが監督した。撮影は「雨の朝巴里に死す」のジョゼフ・ルッテンバーグ、音楽は「王家の谷」のミクロス・ロジャ。出演者は「王家の谷」のロバート・テイラー、「裸足の伯爵夫人」のエイヴァ・ガードナー、「ホブスンの婿選び」のチャールズ・ロートン、「雪原の追跡」のヴィンセント・プライス、「トマホーク渓谷の待伏せ」のジョン・ホディアク、「素晴らしき哉、人生!」のサミュエル・S・ハインズ、ジョン・ホイト、ティト・レナルドなど。
  • 裸足の伯爵夫人

    「ジュリアス・シーザー(1953)」のジョセフ・L・マンキーウィッツが主宰するフィガロ・プロの第1回作品である。マンキーウィッツ自身が脚本を書き下ろし監督にあたったもので、テクニカラー色彩の撮影は「バラントレイ卿」のジャック・カーディフ、音楽は「O・K・ネロ」のマリオ・ナシンベーネ。「麗しのサブリナ」のハンフリー・ボガート、「円卓の騎士」のエヴァ・ガードナー、「ジュリアス・シーザー(1953)」のエドモンド・オブライエン、「路上の夜」のマリウス・ゴーリング、「女の獄舎」のヴァレンティナ・コルテーゼ、「噴火山の女」のロッサノ・ブラッツィ、エリザベス・セラーズ、ウォーレン・スティーヴンスなどが出演する。
  • 円卓の騎士

    「兄弟はみな勇敢だった」のパンドロ・S・バーマンが製作するMGMのシネマスコープ第1作(テクニカラー色彩)で、アーサー王伝説にもとずく史劇映画である。トーマス・マロリーの著より「ミズーリ横断」のタルボット・ジェニングス、「悲恋の王女エリザベス」のジャン・ラスティグおよび「ゼンダ城の虜(1952)」のノエル・ラングレーが脚色し、「兄弟はみな勇敢だった」のリチャード・ソープが監督した。撮影は「モガンボ」のフレデリック・A・ヤングと「コロンブスの探検」のスティーブン・デイドの共同、音楽は「兄弟はみな勇敢だった」のミクロス・ローザが担当した。「兄弟はみな勇敢だった」のロバート・テイラー、「モガンボ」のエヴァ・ガードナー、「リリー」のメル・ファーラーをめぐって「ベデリア」のアン・クロフォード、「怒りの海」のスタンリー・ベイカー、「汽車を見送る男」のフェリクス・エイルマー「赤い風車」のモリーン・スウォンスンなどのイギリス俳優が出演する。1953年作品。MGM英国撮影所で撮影された。
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  • モガンボ

    ウィルスン・コリスンの戯曲の映画化で、アフリカ大陸の原始林を舞台にしたテクニカラーの冒険メロドラマ。「クオ・ヴァディス」のサム・ジンバリストが製作し、「静かなる男」のジョン・フォードが監督した1953年作品。脚色は「クオ・ヴァディス」のジョン・リー・メイン、撮影はロバート・サーティース(「クオ・ヴァディス」)とフレディ・ヤング(「黒騎士」)の担当。なお音楽監督はなく原住民音楽、自然音をバックに使っている。主演は「栄光の星の下に」のクラーク・ゲーブル、「荒原の疾走」のエヴァ・ガードナー、「真昼の決闘」のグレイス・ケリーで、ドナルド・シンデン(「怒りの海」)、フィリップ・ステイントン、エリック・ポールマン、デニス・オディアらが助演する。
    70
  • 殺人者(1946)

    「裸の町」の故マーク・ヘリンジャーが製作し、「容疑者(1944)」のロバート・シオドマクが監督に当たった犯罪スリラー1946年作品。「キリマンジャロの雪」のアーネスト・ヘミングウェイの短編に基づきアンソニー・ヴェイラー「冒険」が脚色した。撮影はウディ・ブレデル、作曲はミクロス・ロージャ「白い恐怖」の担当。主演は「快傑ダルド」のバート・ランカスター、「キリマンジャロの雪」のエヴァ・ガードナー、「白熱(1949)」のエドモンド・オブライエンの3人で、アルバート・デッカー「都会の牙」、サム・レヴィーン、ジャック・ランバートらが助演。
  • キリマンジャロの雪(1952)

    「愛欲の十字路」と同じくダリル・F・ザナックが制作しヘンリー・キングが監督に当たったテクニカラーのメロドラマ1952年作品で、原作は「誰が為に鐘は鳴る」のアーネスト・ヘミングウェイの短編、脚色は「さすらいの涯」のケイシー・ロビンソンである。撮影は「愛欲の十字路」のレオン・シャムロイ、音楽は「地球の静止する日」のバーナード・ハーマンの担当。主演は「愛欲の十字路」のグレゴリー・ペックとスーザン・ヘイワード、「栄光の星の下に」のエヴァ・ガードナー、「暁前の決断」のヒルデガード・ネフで、「砂漠の鬼将軍」のレオ・G・キャロル、「黒ばら」のトリン・サッチャー、エヴァ・ノリング、ヘレン・スタンリー、マルセル・ダリオらが助演する。
  • 栄光の星の下に

    「スピード王(1950)」のクラーク・ゲーブルと「ショウ・ボート(1951)」のエヴァ・ガードナーが主演する西部活劇1951年作品で、製作は「ママの新婚旅行」のZ・ウェイン・グリフィン。「ウィンチェスター銃'73」のボーデン・チェイスが自らの雑誌連載小説を脚色、「落日の決闘」のハワード・エスタブルックが潤色、「ドン・ファンの冒険」のヴィンセント・シャーマンが監督する。撮影は「スピード王」のハロルド・ロッソン、音楽はデイヴィッド・バットルフの担当である。ゲーブル、ガードナーの他、「オール・ザ・キングスメン」のブロデリック・クロフォード、「白昼の決闘」のライオネル・バリモア、「蛇の穴」のビューラ・ボンディ、以下エド・ベグリー、ジェームズ・バーク、ウィリアム・ファーナムらが共演。
  • ショウ・ボート(1951)

    24年間にわたるヒット・ミュージカル・プレイ「ショウ・ボート」は、エドナ・ファーバーのベスト・セラー小説に基づいて、ジェローム・カーン=オスカー・ハマースタイン2世のコンビの作によるものだが、その映画化はこの作品が3度目。「アニーよ銃をとれ」と同じくアーサー・フリードが製作しジョージ・シドニーが監督したテクニカラー版1951年度作品。脚色は「ジキル博士とハイド氏(1941)」のジョン・リー・メイン、撮影のチャールズ・ロシャー、舞台振付けのロバート・アルトン、音楽監督のアドルフ・ドイッチェは夫々「アニーよ銃をとれ」と同じスタッフ。配役はマグノリアに「花の合唱(コーラス)」のキャスリン・グレイソン、ジュリーに「パンドラ」のエヴァ・ガードナー、ゲイロードに「アニーよ銃をとれ」のハワード・キール、アンディ船長にジョウ・E・ブラウン。その他アグネス・ムアヘッド「サマーホリディ」、ダンスチームのチャンピオン、ロバート・スターリング「渓谷の銃声」、アデール・ジャーゲンス「千一夜物語」らが出演する。
    70
  • パンドラ

    「ドリアン・グレイの肖像」のアルバート・リューインが「パンドラ」神話と「さまよえるオランダ人」伝説から現代化して製作、脚色、監督にあたった1950年度色彩映画で、撮影は「黒水仙」のジャック・カーディフ、音楽は「アンナ・カレニナ」のヒューバート・クリフォード。「邪魔者は殺せ」のジェイムズ・メイスン「ヴィナスの接吻」のエヴァ・ガードナーを中心に、「脱走兵」のナイジェル・パトリック、「カンタベリ物語」のシェイラ・シム、「南極のスコット」のハロルド・ウォレンダー、マリオ・キャブレらが実演する。
  • 恋愛聴診器

    「砂塵」のマックス・ブランドの原作により、シリーズとして評判になったギレスピイ博士の1篇で、このシリーズを専門に手がけていた、マーティン・バークレイとハリー・ラスキンの書下ろし脚本とウィリス・ゴールドベックの監督になる1944年度作品。撮影は「山荘物語」のレイ・ジューン、音楽は「少年牧場」のナサニエル・シルクレットが当たった。出演者は「海の男」のライオネル・バリモア、「戦場(1949)」のヴァン・ジョンソン、「サンマー・ホリデイ」のマリリン・マクスウエル、「青春学園」のキイ・リューク、「ヴィナスの接吻」のエィガァ・ガードナー、「夢のひととき」のラッグス・ラグランド、アルマ・クルーガー、ネル・クレイグ等。
  • ヴィナスの接吻

    「生きてる死骸」のレスター・コーワンが製作、「失恋4人男」のウィリアム・A・サイターが監督した1948年度作品で、作家のS・J・ペレルマン、詩人のオグデン・ナッシュ、作曲家のクルト・ワイル(「三文オペラ」)という一流人の共作になる同名のミュージカルの映画化で、「ドン・ファンの冒険」のハリー・カーニッツが、フランク・タシュリンと脚色をしている。撮影は「恋人よいま一度」のフランク・プラナー、追加の歌はアン・ロネルの作である。主演は「夢のひととき」のロバート・ウォーカー、深甚で美人の聞え高いエイヴァ・ガードナァ、「ステート・フェア(1945)」のディック・ヘイムス、「夜も昼も」のイヴ・アーデン、「氷上円舞曲」のオルガ・サン・ホワン、トム・コンウェイ、ジェームズ・フレイヴィン、最近物故したサラ・オールグッド等が助演している。
  • 大いなる罪びと

    ドストエフスキーの「賭博者」をヒントにロバート・シオドマク監督が映画化。著名な小説家・フェージャは、列車で出会った美しい女性・ポーリーヌに導かれカジノに出入りするように。小説の取材のつもりが、次第にギャンブルにのめり込むようになり…。【スタッフ&キャスト】監督:ロバート・シオドマク 脚本:ラディスラス・フォダー 撮影:ジョージ・ドルシー 音楽:ブロニスラウ・ケイパー 出演:グレゴリー・ペック/エヴァ・ガードナー/メルヴィン・ダグラス/ウォルター・ヒューストン
  • 荒原の疾走

    「北の狼」のスティーブン・エイムスが製作し「流刑の大陸」のジョン・ファーロウが監督にあたった西部劇1953年作品。脚本は「北の狼」のフランク・フェントンで、アンスコ・カラーによる色彩撮影は「クオ・ヴァディス」のロバート・サーティース(プリントはテクニカラー版)、音楽は「リリー」のブロニスロー・ケイパーの担当。主演は「クオ・ヴァディス」のロバート・テイラー、「栄光の星の下に」のエヴァ・ガードナー、「ショウボート」のハワード・キール、「壮烈第7騎兵隊」のアンソニー・クィンで、カート・カズナー「リリー」、ジャック・エラム「彼女は二挺拳銃」、テッド・デ・コルシア、ウォルター・ボールドウィンらが助演。
  • 殺しの許可証

    罪もない人々すらも捲き込む非情なスパイ世界を描いていく。製作総指揮はロバート・ユングブラスとハインツ・ラゼク、製作はポール・ミルズ、監督はシリル・フランケル、脚本・原作はロビン・エストリッジ、撮影はフレデリック・A・ヤング、音楽はリチャード・ロドニー・ベネットが各々担当。出演はダーク・ボガード、エヴァ・ガードナー、ティモシー・ダルトンなど。
  • うたかたの恋(1969)

    クロード・アネの「マイエルリンク」とミシェル・アーノルドの「親王」を「暗くなるまで待って」のテレンス・ヤングが脚色・監督した悲恋物語。この題材の日本公開は1963年と1956年(題名「晩鐘」)に続いて3度目である。撮影は「トリプルクロス」のアンリ・アルカン、音楽は「明日に賭ける」のフランシス・レイが担当している。出演は「ファニー・ガール」のオマー・シャリフ、「めざめ」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「ジョージー・ガール」のジェームズ・メイスン、エバ・ガードナーなど。

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 7/24

ジェニファー・ロペス(1969)

ハスラーズ

ニューヨーク・マガジンに掲載された記事を原案に、ウォール街を震撼させた驚愕の実話を映画化。ストリップクラブで働くデスティニーとラモーナは、リーマン・ショックの影響で客の入りが激減するなか、薬物を入れた酒を客に飲ませて大金を奪う計画を企てる。出演は、「クレイジー・リッチ!」のコンスタンス・ウー、「PARKER パーカー」のジェニファー・ロペス、「ボーン」シリーズのジュリア・スタイルズ。監督は「エンド・オブ・ザ・ワールド」のローリーン・スカファリア。

PARKER パーカー

ドナルド・E・ウェストレイクの小説『悪党パーカー』の映画化。強盗の復讐劇を描く犯罪アクション。出演は「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム、「メイド・イン・マンハッタン」のジェニファー・ロペス。監督は「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォード。脚本は「ブラック・スワン」のジョン・マクラフリン。
ガス・ヴァン・サント(1952)

ドント・ウォーリー

ガス・ヴァン・サント監督が風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を映画化。酒浸りのジョンは自動車事故により胸より下が麻痺し車いす生活を余儀なくされる。ますます酒に溺れ荒れる彼だったが、やがて持ち前の辛辣なユーモアを活かして風刺漫画を描き始める。俳優ロビン・ウィリアムズがジョン・キャラハンの自伝『Don't Worry He Won't Get Far on Foot: The Autobiography of Dangerous Man』の映画化権を得ており、当初からガス・ヴァン・サントを監督にと相談を持ち掛けていた。不屈のジョン・キャラハンを「ビューティフル・デイ」のホアキン・フェニックスが演じる。

追憶の森

富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を舞台に、ガス・ヴァン・サント監督が豪華スターを迎え紡いだミステリードラマ。死に場所を求めて樹海に入ったアメリカ人男性が、瀕死の男性を助けようと出口を探しさまよう中で、人生を見つめ直していく。絶望の淵に立つアメリカ人男性を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが、妻子の元に戻ろうとする男性を「硫黄島からの手紙」の渡辺謙が、アメリカ人男性の妻を「インポッシブル」のナオミ・ワッツが演じる。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

NEW今日命日の映画人 7/24

イーゴリ・タランキン(2010)

セルギー神父

監督作「戦争と平和」で米アカデミー賞最優秀外国語映画賞を獲得、俳優としても活躍したセルゲイ・ボンダルチュクが主演したトルストイ原作の人間ドラマ。婚約者の裏切りを知った近衛士官スチェパン・カサツキーは修道僧になるが、女性地主に誘惑され……。監督は「チャイコフスキー」のイーゴリ・タランキン。2008年、トルストイ生誕180周年記念ロシア名画フェスティバルにて上映(上映タイトル「司祭セルギー(神父セルギー)」)。2020年9月18日より開催のセルゲイ・ボンダルチュク生誕100周年記念特集にて2Kデジタル版が劇場上映される。

チャイコフスキー

ロシアの大地が生んだ偉大な作曲家チャイコフスキーの愛と苦悩を掘りさげる感動の人間ドラマであり、ソビエトのベストメンバーをよりすぐった名演奏による不滅のメロディが奏でられる音楽映画。総指揮・音楽監督を「ハイヌーン」「アラモ」「OK牧場の決闘」のメロディで名高いディミトリ・ティオムキン、監督・脚本はイーゴリ・タランキン、撮影はおそく世界にただ一人の女性撮影監督であろう、マルガリータ・ピリーヒナ、ほかに来日したボリショイ・オペラ、ボリショイ・バレエのメンバー、レニングラード管弦楽団、ボリショイ劇場管弦楽団、至宝ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー等々ソビエト音楽界のベストメンバーが演奏・出演している。出演は「ハムレット(1964)」のインノケンティ・スモクトゥノフスキー、「戦争と平和」のアントニーナ・シュラーノワ、世界バレエ界のプリマ・バレリーナのマイヤ・プリセツカヤ、「戦争と平和」のウラジスラフ・ストルジェリチクなど。カラー、七〇ミリ。