Diner ダイナーの専門家レビュー一覧

Diner ダイナー

第28回日本冒険小説協会大賞と第13回大藪春彦賞を受賞した平山夢明の小説を、主演・藤原竜也×蜷川実花監督のコンビで映画化。元殺し屋で天才シェフのボンベロが店主を務める殺し屋専用のダイナーを舞台に、客として訪れた殺し屋たちが死闘を繰り広げる。「チワワちゃん」の玉城ティナ、「銀魂2 掟は破るためにこそある」の窪田正孝、「キングダム」の本郷奏多ら豪華キャストが共演。
80
  • かっこいい
  • 映画評論家

    吉田伊知郎

    原作者に敬意を表して〈ゴミビデオ〉を目指したのかは定かでないが、蛇が出そうで蚊も出ぬ内容。残虐・恐怖・ユーモアが皆無のまま父の肖像画を飾り立てることに執心するニナガワ絵巻を延々見せられ、満腹感を越えて吐き気を催すほど。藤原竜也が例によって例の芝居で全てを台詞で説明。大仰で幼稚な演技ばかりの中、玉城の好演が唯一の救い。映像を喚起する原作の方が映画化が難しいのは分かるが、清順・三池・園あたりが自分の世界に引き寄せれば原作とうまく均衡が取れたのでは。

  • 映画評論家

    上島春彦

    ティナのダイナー・コスチューム、その腰のくびれにひたすら感動。50センチちょっとだろう。人間一生のうちで、こういう「絶景」を撮ってもらえる機会というのはそうはない。SFXでちっちゃく加工された奏多もやけに可笑しい。これが殺し屋たる彼のいわば武器だというのだが。実話怪談でおなじみ、平山夢明のフィクションがスタイリッシュに変身を遂げた。監督は、自分の父親の写真を食堂の関係者として紛れ込ませたり芸が細かいが、原作の偏執的な感じが薄らいでそこは残念かも。

  • 映画評論家

    上野昴志

    タイトル前の玉城ティナ扮するオオバカナコ(大馬鹿な子?)のカワイソーな身の上を語るシーンが長すぎる。そのわりに、よくわかんないんだけどね。本筋は、藤原竜也演じるボンベロの派手派手しいレストランでのお話だが、そこに登場する役者の扮装や衣裳も、内装に負けない華やかさで眼を捉えるものの、厚塗りのイメージを押し並べるわりに、画面の躍動感が乏しい。最後のドンパチも、往時の香港映画の飛翔する力動感には遠く及ばない。玉城ティナが次第に可愛くなるのはいいが。

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