父は憶えている

ちちはおぼえている THIS IS WHAT I REMEMBER
上映日
2023年12月1日

製作国
キルギス 日本 オランダ フランス

制作年
2022
上映時間
105分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

第96回アカデミー賞国際長編映画賞キルギス代表に選出されたヒューマンドラマ。23年前、ロシアに出稼ぎに行ったきり、行方不明になっていたザールクが、記憶と言葉を失ってキルギスの村に帰ってきた。息子クバトは、父の失われた記憶と言葉を取り戻そうとするが……。監督・脚本・主演を兼任したのは、「明りを灯す人」「馬を放つ」などで世界的に評価を受けるキルギスを代表する映画監督アクタン・アリム・クバト。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 翻訳者、映画批評
    篠儀直子
    村中のごみを無言で回収してまわる父のなかには、もちろん彼なりの道理があるのだが、それが何なのかは決してわからない。代わりにはっきりと見えてくるのは、彼の帰還によ... もっと見る
  • 編集者/東北芸術工科大学教授
    菅付雅信
    キルギスのアクタン・アリム・クバト監督が監督・主演。23年ぶりにキルギスの村に戻ってきた老人が巻き起こす静かな騒動を描く。携帯電話が画面に出なかったら、とても2... もっと見る
  • 俳優、映画監督、プロデューサー
    杉野希妃
    行方知らずだった男の23年間は一切語られない。記憶と言葉を失った理由も明確にわからない。家族や友人たちは記憶を取り戻そうと必死だが、男は動じず、ただ黙々とキルギ... もっと見る

「父は憶えている」のストーリー

キルギスの村に1人の男が帰ってきた。23年前、ロシアに出稼ぎに行ったきり、行方がわからなかったザールク(アクタン・アリム・クバト)だった。だが彼は、記憶と言葉を失っていた。その様子に動揺する家族や村人たち。そこに、妻ウムスナイ(タアライカン・アバゾヴァ)の姿はなかった……。心配をよそに、溢れる村のゴミを黙々と片付け始めるザールク。息子クバト(ミルラン・アブディカリコフ)は、父の記憶を呼び覚ますため、家族のアルバムを見せる。その片隅にはザールクとウムスナイが一緒に写った古い写真が。無邪気に慕ってくる孫、村人とのぎこちない交流、穏やかな村の暮らし……。そんな日々の中、村の権力者による圧力や、近代化の波に呑まれて変貌していく故郷の姿が、否応なくザールクに迫ってくる。果たして、家族や故郷の思い出は甦るのか?そんな時、家族を結びつける思い出の木の傍から、懐かしい歌声が聴こえてきて……。

「父は憶えている」の映像

「父は憶えている」の写真

「父は憶えている」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「父は憶えている」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 キルギス 日本 オランダ フランス
製作年 2022
公開年月日 2023年12月1日
上映時間 105分
製作会社 Kyrgyzfilm=Oy Art=Bitters End=Volya Films=Mandra Films
配給 ビターズ・エンド
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト https://www.bitters.co.jp/oboeteiru/
コピーライト (C)Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films