解説
19世紀のアメリカ合衆国を代表する音楽家ヘンリー・クレイ・ワークによって作曲された「大きな古時計」の誕生にまつわる逸話を映画化。亡くなった両親が経営していた海辺の小さなホテルを継いだ兄弟と、ホテルを訪れた一人の女性が織り成すラブストーリー。2006年にネットシネマ(日本初の動画配信サービス)で配信されたドラマ作品に追加撮影を行い、16年を経て劇場版とした。主人公の兄・西野耕平を「牙狼 GARO 月虹ノ旅人」の松田悟志、弟の雅也を『サヨナラまでの30分』の藤沢大悟、ヒロインの相川彩華を「夜、鳥たちが啼く」の松本まりかが演じた。英語詩の主題歌「大きな古時計」を、ジョンテとエリアンナによる初デュエットでカバー。川島ケイジが「序曲」、観月.が「月になる」などのオリジナル曲を提供し、谷口尚久が書き上げたエンディングテーマ「RIGHT NOW」を川畑要(CHEMISTRY)が熱唱するなど、豪華な音楽映画が完成した。
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「大きな古時計 劇場版」のストーリー
仲の良い兄弟、兄の西野耕平(松田悟志)と、弟の雅也(藤沢大悟)は、両親を一度に交通事故で亡くしてしまう。一流シェフを目指し東京で修行をしていた耕平は、両親が経営していた海辺の小さなホテルを継ぐことを決意する。一方、雅也も画家を目指しながら協力することに。しかし、ホテルを再開したものの客は姿を見せず、ロビーには耕平が生まれた時に父親が買ってくれた大きな柱時計が時を刻んでいた。ある日、ホテルにやって来た若い女性、相川彩華(松本まりか)が、予約も無しに独りで長期滞在したいと言う。怪しく思った兄弟は、満室だと言って断ろうとするが、そのとき突然、大きな柱時計の鐘が鳴り響く。耕平は、柱時計がその客を歓迎したのだと思い、宿泊を了承する。初めは困惑する雅也だったが、男二人の生活に彩華が加わり、毎日が新鮮に感じられるようになる。いつしか兄弟は、彩華の天真爛漫な姿に惹かれていくが……。
「大きな古時計 劇場版」の写真
「大きな古時計 劇場版」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「大きな古時計 劇場版」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2022年12月16日 |
上映時間 | 84分 |
製作会社 | ベンテンエンタテインメント=ドリームキッド(制作プロダクション:べんてんムービー) |
配給 | (配給協力:シネメディア) |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://www.benten.org/furudokei/ |
コピーライト | (C)2022 「大きな古時計 劇場版」製作委員会 |
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