鬼が笑う

おにがわらう MAKE THE DEVIL LAUGH
上映日
2022年6月17日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
124分

レーティング
PG-12
ジャンル
社会派 ドラマ

check解説

外国人技能実習生問題や日本社会の差別と偏見という現実を描き、数々の映画祭にノミネートされたドラマ。家族を暴力から守るため父を殺し、社会復帰を目指していた一馬は生きる希望を失っていた。ある日、職場の工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。兄の三野龍一が監督、弟の三野和比古が脚本を担当する映画制作ユニット、MINO Bros.が長編デビュー作「老人ファーム」に続いて手掛けた2作目。出演は、「老人ファーム」の半田周平、「由宇子の天秤」の梅田誠弘。第26回ソフィア国際映画祭OUT OF COMPETITION部門選出、第25回タリン・ブラックナイト映画祭メインコンペティション部門ノミネート、第18回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭国際コンペティション部門ノミネート。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画・音楽ジャーナリスト
    宇野維正
    スクラップ工場に務める労働者、忍び寄る新興宗教と、たまたま公開中の「夜を走る」と設定やモチーフがかぶっているが、主人公から聖性(どころか人間性も)をとことん剥ぎ... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    家庭内暴力に親殺し、いじめに差別に貧困、搾取、もう嫌になるほど見たり聞いたりしているこれらの話やエピソードを、まるで自分たちが初めて取り上げるかのように、という... もっと見る
  • 映画文筆系フリーライター。退役映写技師
    千浦僚
    もっと主人公は容易に行動を起こせばいいし終幕でも背負いすぎとは思うが、先頃公開された「夜を走る」にも通じる日本の労働現場における人心の荒廃の的確な描写はよかった... もっと見る

「鬼が笑う」のストーリー

母と妹を暴力から守るため父を殺めてしまった石川一馬(半田周平)は、社会復帰を目指し、更生保護施設で生活を始める。しかし、社会から人殺しと非難された彼は、次第に生きる希望を失っていく。ある日、職場のスクラップ工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。皆がいじめから目を背けるなか、なりふり構わず止めに入った中国人労働者の劉(梅田誠弘)の姿に一馬は目を覚まされる。劉と交流するうち、自分の望む幸せを掴もうと立ち上がるが……。

「鬼が笑う」の映像

「鬼が笑う」の写真

「鬼が笑う」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「鬼が笑う」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2022年6月17日
上映時間 124分
製作会社 ALPHA Entertainment=KCI
配給 ラビットハウス=ALPHA Entertainment=MINO Bros.
レイティング PG-12
アスペクト比 1:2.00
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト https://onigawarau.minobros.net/
コピーライト (C)2021 ALPHA Entertainment LLP 「鬼が笑う」

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