菊とギロチン

きくとぎろちん
上映日
2018年7月7日

製作国
日本

制作年
2018
上映時間
189分

レーティング
R-15
ジャンル
青春 社会派 歴史劇 ドラマ

check解説

「64-ロクヨン- 前編/後編」の瀬々敬久が、構想30年の企画を実現させた入魂の作品。大正末期。自由な雰囲気が失われつつある世相の中、東京近郊で出会った女相撲一座の女力士たちとアナキスト・グループ“ギロチン社”のメンバーが惹かれ合っていく。出演はTVドラマ『デリバリーお姉さん』の木竜麻生、「散歩する侵略者」の東出昌大、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の寛一郎、「霊的ボリシェヴィキ」の韓英恵。
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ユーザーレビュー

「菊とギロチン」のストーリー

大正末期。関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強める中、それまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。そんなある日、東京近郊に女相撲一座“玉岩興行”がやって来る。力自慢の女力士たちに加え、元遊女の十勝川(韓英恵)や家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まったこの一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。貧しい農家の嫁だった花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わったのだ。“強くなりたい。自分の力で生きてみたい”と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい練習を積んでいく。そして訪れた興行の日。会場には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。それは“格差のない平等な社会”を標榜するアナキスト・グループ“ギロチン社”の面々。師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いたのだ。そして、女力士たちの戦いに魅せられた“ギロチン社”の中心メンバー、中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛一郎)は、彼女たちと行動を共にするようになる。“差別のない世界で自由に生きたい”。その純粋な願いは、性別や年齢を越え、彼らを強く結びつけていく。次第に惹かれあっていく中濱と十勝川、古田と花菊。だが、彼らの前には、厳しい現実が容赦なく立ちはだかる……。

「菊とギロチン」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「菊とギロチン」のスペック

基本情報
ジャンル 青春 社会派 歴史劇 ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2018年7月7日
上映時間 189分
製作会社 (制作:スタンス・カンパニー/制作プロダクション:国映)
配給 トランスフォーマー
レイティング R-15
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト http://kiku-guillo.com/
コピーライト (C)2018 「菊とギロチン」合同製作舎

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