大統領の執事の涙

だいとうりょうのしつじのなみだ LEE DANIELS' THE BUTLER
上映日
2014年2月15日

製作国
アメリカ

制作年
2013
上映時間
132分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の波乱に満ちた生涯を描くヒューマンドラマ。実話をベースに「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が映画化。出演は「ラストキング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー、「カラーパープル」のオプラ・ウィンフリー、「ハイ・フィデリティ」のジョン・キューザック、「帰郷」のジェーン・フォンダ。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • 如庵

    「Lee Daniels' The Butler」2013年; Lee Daniels監督/R.T.(72%; 6.59/10)
    第34代大統領アイゼンハワーから、第40代レーガンに至るまで、34年間ホワイトハウスに執事として勤務したセシル・ゲインズの黒人視点から、歴代大統領との交流と意識の変化、黒人解放運動家に成長していく息子との相克を描いた映画。どの大統領も個性的だが、ケネディとニクソンの2人が印象に残る。2020年現在、黒人と警察官の不当な事件が多発している現実を見ると、公的には既に撤廃されたはずの差別が、今なお個々の心で解決を要する、根深くも複雑なアメリカの病巣である事がわかる。

「大統領の執事の涙」のストーリー

黒人差別が日常で行われていた時代のアメリカ南部。幼いセシル・ゲインズは、両親と共に綿花畑で奴隷として働いていたが、ある事件で親を失いハウス・ニガー(家働きの奴隷)として雇われる事になる。その後、セシルは一人で生きていくために見習いからホテルのボーイとなり、遂には大統領の執事にスカウトされる。それ以来、セシル(フォレスト・ウィテカー)は、約30年間ホワイトハウスで過ごし、アイゼンハワー(ロビン・ウィリアムズ)、ケネディ(ジェームズ・マースデン)、ジョンソン(リーブ・シュレイバー)、ニクソン(ジョン・キューザック)、フォード、カーター、レーガン(アラン・リックマン)といった7人の大統領に仕え、キューバ危機やケネディ暗殺、ベトナム戦争など歴史が動く瞬間を見続けてきた。そんな時代の中でも、彼は黒人として、そして執事としての誇りを持ちながら忠実に働き続けるのだった。だが執事であると同時に、夫であり父であったセシルは、家族と共にその歴史に翻弄されていく。「世の中をよくするため、白人に仕えている」と語るセシルに妻グロリア(オプラ・ウィンフリー)は理解を示すが、長男のルイス(デヴィッド・オイェロウォ)は父の仕事を恥じ、国と戦うために反政府運動に身を投じる。一方、そんな兄とは逆に、国のために戦うことを選んだ次男のチャーリー(イライジャ・ケリー)は、ベトナムへと志願するのだった……。

「大統領の執事の涙」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「大統領の執事の涙」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2013
公開年月日 2014年2月15日
上映時間 132分
製作会社 Follow Through Productions=Salamander Pictures=Laura Ziskin Productions=Lee Daniels Entertainment =Pam Williams Productions=Windy Hill Pictures
配給 アスミック・エース(提供 カルチュア・パブリッシャーズ)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 ドルビーSRD
コピーライト (C)2013, Butler Films, LLC. All Rights Reserved.

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