「呪われたランプ」のストーリー
血塗られた歴史をもつ5500年前の古代メソポタミアのランプが、博物館に収容された。館長アルバート・ウォーレス博士(ジェームズ・ヒューストン)はこのランプに興味を覚え研究対象にすることにした。館長の娘で高校生のアレックス(アンドラ・セント・イバニュイ)は、仕事一筋で妻フェレル(デボラ・ウィンタース)と離婚した父親を憎んでおり、父の前で彼を批判し「殺したい」とまで口にする。その後彼女は、友人たちと博物館で一夜を過ごす計画を立てる。その当日、彼女たちは侵入に成功、地下の倉庫でビールを飲みながらおしゃべりに興じ、やがてカップルごとに別の部屋に移っていった。だがランプに封じ込められた悪霊が目覚め、楽しいはずの一夜が惨劇の夜に変わる。胴切りにされる少年、毒蛇の犠牲になる少女…。異変に気がついたアレックスと彼女のボーイフレンド、テッド(スコット・バンクストン)は外部に連絡しようとするが、電話は使用不能。ついにテッドも悪霊に操られたミイラの犠牲になる。ウォーレス博士はアレックスが家に帰っていないのに気づく。博物館に電話してもつながらないので、彼はフェレルと共に博物館へと向かった。悪霊が本当に狙っていたのはウォーレス博士だった。アレックスが口にした「(父を)殺したい」という“願い”を聞いていたのだ。悪霊は博士を襲う。が、アレックスが父に対する愛情を言葉にしたため、悪霊は姿を消した。