クィーン(2006)

くぃーん The Queen
上映日
2007年4月14日

製作国
イギリス フランス イタリア

制作年
2006
上映時間
104分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

ダイアナ元皇太子妃の事件直後の7日間。初めて描かれたエリザベス女王の“本当の姿”。ダイアナとの確執の行方とは? 苦悩するエリザベス女王を人間性豊かに演じたヘレン・ミレン(「ゴスフォード・パーク」)が、第79回アカデミー賞主演女優賞をはじめ多くの映画祭で最優秀主演女優賞を受賞。監督は「ヘンダーソン夫人の贈り物」のスティーブン・フリアーズ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】クィーン

  • 【DVD】クィーン <スペシャルエディション>

TVで観る

ユーザーレビュー

「クィーン(2006)」のストーリー

1997年5月、イギリス総選挙当日。首相候補のトニー・ブレア(マイケル・シーン)が投票所に一番乗りしている頃、王室では女王エリザベス2世(ヘレン・ミレン)が君主でありながら選挙権がない皮肉を嘆いていた。投票してみたいというのが女王の叶わぬ願いだった。翌朝、女王は目覚めとともにブレアが大勝利を収めたことを知る。1997年8月30日深夜、パリの大使館からダイアナが交通事故に遭ったと連絡が入る。ダイアナは集中治療室に運ばれたという。その知らせは、ブレアはもちろん、ロイヤルファミリーにも伝えられた。チャールズ皇太子(アレックス・ジェニングス)は、王室機でパリに向かおうとするが、女王は「王室の浪費と国民から非難される」として王室機の使用を禁止する。そして8月31日、朝5時。ロイヤルファミリーに伝えられたダイアナ死亡の知らせ。女王は、チャールズに将来のイギリス国王となる母親の死体を王室機で連れ戻すことが浪費なのか尋ねられ、しぶしぶ承諾。女王からの公式声明がない中、バッキンガム宮殿は悲しみに暮れる国民が集まり、多くの花が手向けられる。厄介だったダイアナが死んでまで、マスコミの見世物になりたくない女王は、ダイアナの生家の意見を尊重して内輪の葬儀で済ませると言い放つのだった。9月1日、月曜日。バッキンガム宮殿では、ダイアナの葬儀について会合が行われ、6日後の日曜日に国葬を行う方向で話が固まった。女王は、派手な内容に呆れるとともに、アトラクションのような国葬を本当にイギリス国民が望んでいるのか疑問に思い、国民の考えていることが理解できないでいた。9月3日、水曜日。マスコミは自分たちの責任の追及をかわすため、新聞の記事では王室のバッシングがエスカレート。国民の思わぬ反応に一番動揺しているのは女王自身だった。女王には、これ以上避けることのできない問題への決断が迫っていた……。

「クィーン(2006)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「クィーン(2006)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 イギリス フランス イタリア
製作年 2006
公開年月日 2007年4月14日
上映時間 104分
配給 エイベックス・エンタテインメント
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2007年5月上旬号 特別企画 GW直前! 見逃せないミニシアター作品一挙紹介 「クィーン」スティーヴン・フリアーズ[監督] インタビュー
特別企画 GW直前! 見逃せないミニシアター作品一挙紹介 「クィーン」 ピーター・モーガン[脚本] インタビュー
特別企画 GW直前! 見逃せないミニシアター作品一挙紹介 「クィーン」 コラム 英国民は「クィーン」をどう観たか?
特別企画 GW直前! 見逃せないミニシアター作品一挙紹介 「クィーン」 作品評
2007年6月上旬号 劇場公開映画批評 クィーン