殺人幻想曲

さつじんげんそうきょく
上映日
1950年2月7日

製作国
アメリカ

制作年
1948
上映時間
105分

ジャンル
ドラマ

check解説

「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」と同じくプレストン・スタージェスが自作を監督した喜劇で、「幽霊と未亡人」「アンナとシャム王」のレックス・ハリソン、「荒野の決闘」「アンナとシャム王」のリンダ・ダーネル、「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「独身者と女学生」のルーディ・ヴァリー、我国には初御目見得のバーバラ・ローレンスが主演する1948年作品。撮影も「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のヴィクター・ミルナーが指揮している。助演はカート・クルーガー、ライオネル・スタンダー、エドガー・ケネディ、アラン・ブリッジその他である。
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ユーザーレビュー

「殺人幻想曲」のストーリー

シンフォニーの名指揮者サー・アルフレッド・デ・カーターは演奏旅行を終えて久しぶりに帰京した。美しい妻のダフネ、マネジャーのヒューゴー、秘書のトニー、妻の妹バーバラ、バーバラの夫オーガスト等に迎えられてホテルに着く。オーガストは演奏旅行中の留守の間のダフネの行動をしるした私立探偵の報告書をアルフレッドに渡す。ところがアルフレッドは見もせず破いて、妻の抱擁を受けて彼女が真心から愛していることを知って安心する。彼は妻を晩餐に連れていくように秘書トニーに命じ、秘密探偵事務所を訪れて、報告書の原簿の破棄を要求する。ところが探偵のスウィニーがダフネが、寝間着姿でトニーの部屋に入るのを目撃したと証言するので、アルフレッドは深い疑惑に陥る。その夜の演奏会を聞きにいったダフネは、楽屋で夫が癇癪を破裂させていることを不審に思う。演奏が始まると、指揮の素晴しさに観客は酔わされてしまう。曲目の最初はロッシーニのセミラミデである。アルフレッドはタクトを振りながら、冥想にふける。彼は妻と共にホテルへ帰り、妻を殺し、殺人の罪をトニーに着せ、トニーは死刑に処せられる。曲目の第二はワーグナーである。アルフレッドは再び冥想にふける。曲のやさしい調べに同調して、彼は妻に若い者は若い者同志、愛し合うべきだと云い、彼女に5万ドルの小切手を与え、トニーと結婚するがよいと云うのである。曲目の第三はチャイコフスキーのフランチェスカ・ダ・リミニである。3度アルフレッドは冥想にふける。彼は恐れおののいているダフネとトニーに三角関係の結着をルーレットの勝負でつけようと申し出る。その結果彼は、ピストルを自分の胸にあて、引き金を引き、彼自身を殺すのである。演奏会が終わるとアルフレッドは1人でホテルへ急ぎ帰り、最初の完全犯罪のプランを実行しようと取り掛る。ところがプランは全然うまく行かないことがわかったので、第一プランは取り止めとせざるを得ない。そこに妻が帰ってきたので、第二プランに従って小切手帳に金額を書こうとしたが、万年筆のインクが切れている。そうなると今度は第三プランだ。アルフレッドはピストルの引き金を引く。併し弾丸は1発も入っていない。そこでダフネは夫にトニーの部屋へ入った訳を説明する。妹のバーバラがトニーと仲が良すぎて、バーバラの夫のオーガストが探し廻っていることを、バーバラに告げるためであった。アルフレッドは謝りながらダフネを抱きしめてキッスした。オーガストとバーバラと、トニーとヒューゴーが入って来るのを意識したが、アルフレッドは抱擁を止めない。4人は素晴しいラヴ・シーンを目前にして、感嘆のあまり立ちつくしていた。

「殺人幻想曲」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「殺人幻想曲」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1948
公開年月日 1950年2月7日
上映時間 105分
製作会社 20世紀フォックス映画
配給 セントラル

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