解説
裏稼業の男と、人類の危機を救うために未来からやって来た少女が繰り広げる戦いを描いたSFアクション。監督は「Juvenile ジュブナイル」の山崎貴。脚本は、山崎監督と平田研也の共同。撮影を「笑う蛙」の柴崎幸三と「ピンポン」の佐光朗が担当している。主演は、「スペーストラベラーズ」の金城武と「劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇」の鈴木杏。第26回日本アカデミー賞新人俳優賞(鈴木杏)、話題賞俳優部門(鈴木杏)、優秀助演男優賞(岸谷五朗)、優秀助演女優賞(樹木希林)、編集賞受賞作品。
ユーザーレビュー
「Returner」のストーリー
人身売買の取り引き現場に突然現れた少女・ミリのせいで、親友を殺した仇敵・溝口を取り逃がしてしまった、ブラック・マネーを強奪しそれを依頼者に戻す裏稼業リターナーのミヤモト。2084年の未来から来たと言うミリに、人類を絶滅寸前に追い込むことになる宇宙生物・ダグラの最初の一匹を一緒に倒して欲しいと頼まれた彼は、既に地球に侵入しているゲートダグラが溝口の手に渡りそうなことを知って、筑波の宇宙開発研究所に急行する。だがそこで、ゲートダグラが地球侵略を目論んで飛来したのではなく、単なる迷子であり、それを人間が殺したことで戦争が勃発したことを知ったふたりは、ゲートダグラをマザーシップに帰すべく作戦を変更。壮絶な戦いの末、溝口を倒し、ゲートダグラを帰還させることに成功する。こうしてすべてが終わり、ミリは未来へ帰って行った。その後、溝口への復讐を果たしたミヤモトはリターナーを辞めるも、彼に怨みを持つ男の凶弾に倒れてしまうが、ミヤモトの死を知り再び未来から来たミリのお陰で、彼は命拾いするのであった。
「Returner」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「Returner」のスペック
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年9月上旬号 |
巻頭特集 「リターナー」 グラビア 巻頭特集 「リターナー」 鈴木杏 インタビュー 巻頭特集 「リターナー」 金城武俳優論 巻頭特集 「リターナー」 監督対談 山崎貴(「リターナー」監督)×曽利文彦(「ピンポン」監督) 巻頭特集 「リターナー」 会見ルポ 巻頭特集 「リターナー」 「リターナー」に用いられた最新デジタル技術 巻頭特集 「リターナー」 白組&ROBOTの足跡を辿る 巻頭特集 「リターナー」 堀部徹プロデューサーに聞く |
2002年10月上旬号 | 劇場公開映画批評 リターナー |
2003年6月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 ReTurner |
2005年7月下旬号 | 特集 「HINOKIO」 対談 秋山貴彦監督(「HINOKIO」)×山崎貴監督(「ジュブナイル」「Returnerリターナー」) |