示談屋

じだんや
上映日
1963年10月30日

製作国
日本

制作年
1963
上映時間
82分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

「視界ゼロの脱出」の安藤日出男が原作・脚色、「銀座の次郎長」の井田探が監督した社会ドラマ。撮影もコンビの萩原泉。
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「示談屋」のストーリー

笠原源吉は交通事故専門の悪質示談屋で、女房のはつはこんな源吉を嫌って逃げだし、息子の茂と一緒に暮らしている。茂は全日交通の事故係だが、この仕事が嫌でたまらない。が、知り合ったモデル、住友マリは全日交通のトラックがハネた被害者だが、マリの顔半分には生々しい傷痕が残り、茂は激しい同情と責任を感じていた。そんな事から、茂は父親の職業を嫌い、止めてくれるよう何度も頼むのだったが、源吉はてんでうけつけず、今日も、追突現場に飛んで行くのだった。だが、そこには源吉のライバル宍倉が来ていた。すでに、宍倉は加害者のトラック運転手井上から委任状を取っていて、意気揚々としていた。しかし、源吉も負けてはいない。被害者河合の入っている佃病院の事務長大沢を抱きこみ、宍倉を病院から追い返してしまった。一方、茂は何度もマリと会っている中、マリを愛するようになった。それを知った源吉は、畑病院の看護婦和江をよんで茂の部屋に寝泊りさせるようにした。ドライな和江の誘惑も茂にはてんで効果がない。そんなある日、マリが死んだ。頭の骨にヒビが入っていたのだという。呆然自失の茂は、和江の誘惑にのってしまった。しかし、その和江も大沢の世話になって歌手になるのだと言い出し茂から去ってしまった。失意の茂は、全日交通のトラックにはねられて死んだ。慌てた源吉が会社に掛けあうが、てんで相手にされない。ガックリ帰途につく源吉の耳に救急車のサイレンが飛びこんできた。「茂、待っとりや、葬式代を稼ぐさかいにな……」いきいきした源吉は事故現場に飛んでいった。

「示談屋」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「示談屋」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963年10月30日
上映時間 82分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ

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1963年9月上旬号 日本映画紹介 示談屋