炎の舞

ほのおのまい
上映日
1978年12月16日

製作国
日本

制作年
1978
上映時間
96分

レーティング
一般映画
ジャンル
文芸 ラブロマンス

check解説

百恵・友和のコンビによる文芸シリーズ第九作目の今回は、太平洋戦争を背景に、狂おしいまでの激しい愛に生き、そして殉じた女と男を描く。原作は加茂菖子の「執炎」で、一九六四年に日活で蔵原惟繕監督、浅丘ルリ子、伊丹一三主演で映画化されている。今作品は、脚本は「不毛地帯」の山田信夫と渋谷正行の共同執筆、監督は「残照」の河崎義祐、撮影は「果てしなき絶頂」の萩原憲治がそれぞれ担当している。
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「炎の舞」のストーリー

水産学校を卒業した拓治は、山の奥に住む平家の落人村の娘、きよのと古い因習を破って結ばれた。しかし、二人の新婚生活は、戦争のために中断をよぎなくされた。戦局は激しくなり、拓治も負傷して送還されてきた。右足の損傷により、生命の危険にさらされた拓治は、きよのの看護で奇蹟的に回復した。水入らずで闘病生活をする二人に笑顔が戻ってきた。拓治は昔ながらの体力を取り戻し、二人は狂ったように愛を確かめあっていた。そんな時、またしても拓治に赤紙が舞いこんだ。拓治を送りだす日が来た。愛蔵の能面をつけて舞うきよのの姿は、きよのの執念の叫びであった。拓治は出征した。きよのは拓治の思い出を抱いて、凍てついた山道にお百度を踏んだ。疲労から倒れたきよのは、こんこんと眠りつづけた。しかし、拓治は南の海に散華した。やがて意識を回復したきよのは、仏壇の拓治の写真を見て全てをさとり、黒髪を切り仏壇に供えて、拓治の命を奪った海に静かに身を沈めるのだった。

「炎の舞」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「炎の舞」のスペック

基本情報
ジャンル 文芸 ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978年12月16日
上映時間 96分
製作会社 ホリ企画制作
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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