エル・シド

えるしど El Cid
上映日
1962年4月27日

製作国
アメリカ

制作年
1961
上映時間
189分

レーティング
一般映画
ジャンル
アクション 伝記 歴史劇 ドラマ

check解説

11世紀スペインの救国の闘将エル・シドの生涯を描いた70ミリ映画で、「キング・オブ・キングス(1961)」のサミュエル・ブロンストンが製作。監督は「シマロン(1960)」のアンソニー・マン。脚本は「地上最大のショウ」のフレドリック・M・フランクと「キング・オブ・キングス(1961)」のフィリップ・ヨーダン。撮影は「びっくり大将」のロバート・クラスカーが、音楽は「ベン・ハー(1959)」のミクロス・ローザがそれぞれ担当。出演は、「ベン・ハー(1959)」のチャールトン・ヘストン、「ふたりの女」のソフィア・ローレン、ラフ・ヴァローネ、ジュヌヴィエーヴ・パージュ、ジョン・フレイザーなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【BD】エル・シド -日本語吹替音声収録 HDリマスター版-

  • 【BD】エル・シド -日本語吹替音声収録 HDリマスター版 SPECIAL-

  • 【BD】エル・シド

  • 【DVD】エル・シド

  • 【DVD】エル・シド <デジタルニューマスター版>

TVで観る

ユーザーレビュー

「エル・シド」のストーリー

狂信的な回教徒ベン・ユーサフ(ハーバート・ロム)は、アフリカからヨーロッパ侵略の機会を窺っていた。彼はムーア人の諸公を煽動しては、カスティール国境の村を脅かした。ある小競り合いの折、ムーア人の大公たちはカスティールの若き武将ロドリーゴに捕らえられたが、彼の思いやりから全員釈放された。感激した大公の1人は彼にエル・シドの称号を贈った。だが、ムーア人を釈放したことから、彼は王をはじめ恋人シメン(ソフィア・ローレン)からさえ非難を受けた。そのことでエル・シドと争ったシメンの父ゴルマスは、彼の剣にかかって死んだ。息をひきとる父から復讐を頼まれたシメンは苦しんだが、父を殺された憎しみは愛を押し流すのだった。それからのエル・シドは、戦うごとに勝利を勝ち取り勇名を馳せるのだったが、ことごとにシメンが自分をおとし入れようとするのを知り心が重かった。だが、シメンを思いきれないエル・シドは、王に彼女との結婚を願い出た。婚儀の日、心を固く閉ざしたままのシメンは夫にすべてを許さないことこそ復讐と、翌朝修道院へこもってしまった。そのころ、王の急逝により王子サンチョとアルフォンソ(ジョン・フレイザー)の間で王位継承の争いが起こった。やがて王位に就いたアルフォンソは、事の真相を知るエル・シドを追放しようとはかった。追われたエル・シドは寂しく城を旅立ったが、彼の偉大さを知ったシメンは後を追った。それから数年、エル・シドは再び勇将として返り咲いた。一方、バレンシアでは、ベン・ユーサフが侵略に余念がなくアルフォンソ王にも挑戦してきた。旗色の悪くなった王は、エル・シドを呼び戻した。彼の働きでバレンシアは陥落し、エル・シドはバレンシアの大公から王冠を受けた。城外ではベン・ユーサフの率いる一隊が待ちかまえていた。やがてエル・シドの軍と戦闘が始まり、愛馬にまたがり指揮するエル・シドは胸に矢を受けた。英雄エル・シドはついに生涯を閉じたのだが、その翌朝馬上にまたがる彼の勇姿をみた敵は浮足立った。彼の遺言により死体が馬上にすえられていたのだ。かくて戦いは勝利に終わり、スペインの国土からは侵略者が一掃された。そして、エル・シドの名は歴史の流れに輝かしく残ったのであった。

「エル・シド」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「エル・シド」のスペック

基本情報
ジャンル アクション 伝記 歴史劇 ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1961
公開年月日 1962年4月27日
上映時間 189分
製作会社 コロムビア映画
配給 コロムビア映画
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1962年4月上旬春の特別号 新作グラビア エル・シド
外国映画紹介 エル・シド
1962年4月下旬号 春の洋画話題作・10 重量感と迫力に富む歴史劇 エル・シド
1962年5月上旬号 外国映画批評 エル・シド