食人族
しょくじんぞく Cannibal Holocaust解説
人肉を食べる〈食人族〉が生棲するという南米ブラジルとペルーの国境、アマゾンの上流の未開発地に探険に赴いたアメリカ人四人グループが残したショッキングなフィルムと、新たに撮影された原地人の非文明的な行動で構成したという設定のドキュメンタリー調のフィクション。製作はジョヴァンニ・マッシーニ、提供はフランコ・パラッジ、フランコ・ディヌンツィオ、監督は「バニシング」のルッジェロ・デオダート、脚本・ストーリーはジャンフランコ・クレリチ、撮影はセルジオ・ドフィツィ、音楽はリズ・オルトラーニ、編集はビセンツィオ・トマージ、製作デザインはマッシモ・アントネッロ・ジェレングが各々担当。
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「食人族」のストーリー
文明から遠く隔てられた地、南米ブラジルとペルーの国境、アマゾンの上流地域の“グリーン・インフェルノ”(緑の地獄)と呼ばれた土地に、アメリカから女性を含めた四人のグループが探険に向かった。その土地に住むといわれている〈食人族〉の取材が目的だ。ところが四人の消息が途絶え、ニューヨーク大学の人類学者ハロルド・モンロー教授をはじめとする捜査隊が送り出された。カメラはこのモンロー教授たちの捜査の旅を捉える。アマゾンの奥ヘ進むに従って危険な出来事が頻発する。毒矢を発つヤクモ族。このヤクモ族の男が姦通した妻に復讐するSEX秘儀。そして、“グリーン・インフェルノ”で激しく勢力争いする二つの種族、トリー・ピープル(木族)とスワンプ・ピープル(沼族)。サルの頭蓋骨を割り脳ミソを食べる原住民。部族の少女が白人の男性にレイプされたため、その男をヤリで串刺し、風雨にさらす残忍な死刑現場。モンローたちは、ヤマモモ族の酋長に頼み四人グループが残したフィルムとテープを返してもらった。それを持ち返った教授は、そこに撮されているものを見て改めて戦慄した。探険隊は、あの食人族に食われてしまったのだ。その恐しいシーンがまざまざとフィルムに収められているのだ。ヤマモモ族の少女をレイプしたことが彼らを怒らすこととなったようだ。集団で白人を捕えると、全裸にし、人肉を切りきざみ、群れをなしてその肉を奪い合い口にする。女性も同様だ。集団でレイプされた後、首を切断され肉を切り切ざまれ無残にも骨を残すだけの姿となってしまった。この残酷なフィルムにモンロー教授は呆然とするばかりだった。
「食人族」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「食人族」のスペック
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