注目すべき人々との出会い

ちゅうもくすべきひとびととのであい
上映日
1982年7月10日

製作国
イギリス

制作年
1979
上映時間
107分

ジャンル
ドラマ

check解説

生きる真理を求めて旅に出た青年が、同じく真理の探索行を続ける冒険家たちとの出会いを描く。G・I・グルジェフの同名自叙伝の映画化。製作はスチュアート・ライオンズ。監督は「マラー/サド」(66)のピーター・ブルック。脚色はジャンヌ・ド・ザルツマンとピーター・ブルックが当たっている。撮影はギルバート・テイラー、音楽はトーマス・ド・ハルトマン、ローレンス・ローゼンタールが各々担当している。出演はドラガン・マクシモヴィック、テレンス・スタンプ、ウォーレン・ミッツェル。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「注目すべき人々との出会い」のストーリー

谷間にある天然の円形劇場に多くの人達が集まって来た。少年グルジェフ(M・ディミトリジヴィック)も岩の上から見おろしていた。ペルシャやコーカサスからやって来た語り部達が、二十年に一度、谷間の岩々にヴァイブレーションを与え、こだまさせた者が勝者となる競演が始まったのだった。大工仕事をする父親(ウォーレン・ミッツェル)は、グルジェフが将来は僧侶か科学者か医者になったらいいかと問うと、「自分自身になりなさい」と答えた。それからもグルジェフは平凡な日常の間隙にふと“奇蹟”が紛れこむのを目撃し、常識によって無難な解釈を与えられていくのに満足できなかった。青年になったグルジェフ(ドラガン・マクシモヴィック)は駅の機関車整備工として働いていたが、自分がなぜここにこうして存在しているのかという究明に渇望が強まるばかりで、仲間と探究を続けていた。グルジェフ達は古文書から紀元前二千五百年に起源を朔る秘密教団、サルムングの記述を見つけ、危険だからと制止する仲間をふりきってグルジェフは教団探索の旅に出た。エジプトに着いた彼は旧知のルボヴェドスキー公(テレンス・スタンプ)と再会し、托鉢僧のもとへ連れてゆかれる。彼の予言どおりガイドが現われ、頭巾で目隠しをされ、長年探しあぐねてきたサルムングの僧院に着いた。そして教主は中庭での聖体操、実習、舞踏を見るように言った。少年に案内されて一室を訪れると、グルジェフが死んだものと思っていたルボヴェドスキー公の姿があった。二人は神聖舞踏の練習風景を見てまわった。教主の教えにより、ルボヴェドスキー公はヒマラヤ北斜面の僧院で総仕上げをすすめられるが、グルジェフはここにとどまることになった。サルムングの僧院を去ってゆくルボヴェドスキー公、それを無言で見送るグルジェフの姿があった。

「注目すべき人々との出会い」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「注目すべき人々との出会い」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 イギリス
製作年 1979
公開年月日 1982年7月10日
上映時間 107分
製作会社 リマー・プロ
配給 めるくまーる社
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1997年11月上旬号 COMING SOON【新作紹介】 ミラレパ、注目すべき人々との出会い
1982年7月下旬号 グラビア 注目すべき人々との出会い
特集 注目すべき人々との出会い 作品批評
特集 注目すべき人々との出会い 作品批評
特集 注目すべき人々との出会い 作品批評
1982年8月下旬号 外国映画紹介 注目すべき人々との出会い

今日は映画何の日?

注目記事