蒼い記憶

あおいきおく
上映日
1996年4月13日

製作国
アメリカ

制作年
1995
レーティング
ジャンル
サスペンス・ミステリー

check解説

現金強奪計画に加担するが、得体の知れない深層心理に突き動かされ、運命の罠へと嵌まっていく男を、時間軸を交錯させ、スタイリッシュに描いたスリラー。ロバート・シオドマーク監督=バート・ランカスター主演の「裏切りの街角」(49)のリメイクで、監督は「KAFKA 迷宮の悪夢」『わが街セントルイス』(V)のスティーヴン・ソダーバーグ。ドン・トレイシーの小説『CRISS CROSS』(本邦未訳)をサム・ローリーとダニエル・フックスのコンビで脚色。製作はソダーバーグと3度目のコンビとなるジョン・ハーディ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョシュア・ドーネン、ウィリアム・リード、ライオネル・ウィグラム。撮影は『わが街セントルイス』のエリオット・デイヴィス。音楽はソダーバーグと全作品でコンビを組むクリフ・マルティネス。美術は「愛を殺さないで」のハワード・カミングス、編集は「銃弾の微笑」のスタン・サルファス。主演は「あなたが寝てる間に…」のピーター・ギャラガー。共演は「ワイアット・アープ」のアリソン・エリオット、「ストレンジ・デイズ ―1999年12月31日―」のウィリアム・フィクナー、「パンサー」のジョー・ドン・ベイカー、「狼よさらば」のポール・ドゥーリー、「リービング・ラスベガス」のエリザベス・シュー、「シャイニング」のシェリー・デュヴァルほか。
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ユーザーレビュー

「蒼い記憶」のストーリー

マイケル・チェンバース(ピーター・ギャラガー)がその町に戻ったのは、母(アンジャネット・カマー)の再婚祝いの為だった。だが、実はかつて賭博で大ヤケドをし、妻レイチェル(アリソン・エリオット)すら捨てて町を逃げ出したマイケルにとって、久しぶりの故郷も居心地の悪いものでしかなかった。しかし、母の婚約者エド(ポール・ドゥーリー)に、彼が勤める警備会社に就職を斡旋され、社長クレイ・ヒンクル(ジョー・ドン・ベイカー)にも気に入られたので、しばらく居着くことにする。平穏な日々が訪れたが、それも束の間、レイチェルとの再会がマイケルをまた悪の道へと引きずり戻す。マイケルとレイチェル、その現在の愛人トミー(ウィリアム・フィクナー)との三角関係が、いつしか現金輸送車襲撃の共犯関係へとすり代わってしまったのだ。それは、マイケルの運転する現金輸送車を襲撃するという、大胆不敵な計画だった。トミーは、計画を完璧にする為、裏社会の実力者“ブローカー”の手を借りるという。実行の日、様々な過去の記憶が、マイケルの心に去来する。そして襲撃の瞬間。全ては順調なはずだったが、マイケルの知り合いの女子行員スーザン(エリザベス・シュー)が偶然その場を通り掛かった為に、計画は狂う。スーザンを守るべく、襲撃犯と撃ち合いになってしまうマイケル。現金は奪われ、組んでいたエドは死亡、マイケルも重傷を負う。病院のベッドに横たわるマイケル、だが弟で警官のデビッド(アダム・トレス)は、兄を疑っていた。マイケルは、実行犯ロッドマン(ジョー・クレスト)に、トミーとレイチェルの待つ山小屋へ連れ出される。まずロッドマンが消され、残された三人が争うなか、トミーが死ぬ。手負いのまま動けないマイケルを、冷たく見捨てて去っていくレイチェル。全てはレイチェルのものとなったかに見えたが、彼女の車を密かに追う者があった。それはクレイだった。“ブローカー”とは、彼、クレイ・ヒンクルだったのだ。

「蒼い記憶」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「蒼い記憶」のスペック

基本情報
ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1995
公開年月日 1996年4月13日
製作会社 ポピュリスト・ピクチャーズ
配給 UIP
レイティング

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