「愛の贈り物」のストーリー

生まれ故郷コネチカットで、ある男のたねを宿したジェニー(マーロ・トーマス)はニューヨークに出てきて、映画に関する骨董品が沢山おいてある店に雇われた。ある日ジェニーがセントラル・パークのベンチで昼食をしているとき、デラノ(アラン・アルダ)という若い映画製作者に会った。記録映画を撮っていたデラノは、ジェニーに手伝いを頼んだ。ジェニーは快く承知した。しばらくしてデラノはベラ・スター(シャーロット・レエ)という変な女と激しく言い争った。その場をジェニーはうまく納めて、それ以来2人は親しくなった。ジェニーが自分のアパートに彼を招いたとき、彼は彼女に、自分は今、いちばん大切な時期なのに徴兵されそうになっている、それから逃れるには家庭をもつ以外ないと打ち明け、便宜上の結婚をして欲しいと頼んだ。さらに、もし結婚の約束が成立すれば、互いに相手のプライバシーを尊重し合おうとも言った。デラノにはケイ(マリアン・ヘイリー)というガール・フレンドがいたのだった。2人が結ばれれば、デラノは徴兵を逃れることができ、ジェニーのやがて生まれる子供にも父親ができることにもなる。それにジェニーはデラノが好きでもあったので、彼の申し出を断るわけもない。2人は式をあげ、新世帯を持つことになった。結婚後、ジェニーは急速にデラノを愛するようになった。しかしデラノはそれでは約束が違うといって、ジェニーに警告を与えた。ある夜、デラノはパーティを開いて友だちを呼んだ。客たちはほとんどジェニーを無視した。淋しくなった彼女は泣きながら外へ飛び出し、グリニッチ・ビレッジをさまよい歩いた。そして、とあるバーに入って酒を飲んだ。男の客と一緒に飲んだあと2人で散歩し、あるホテルのロビーで眠りに落ちてしまったジェニーは、翌朝眼をさますとアパートに帰った。部屋にはケイが長椅子に眠っており、デラノは肘掛椅子に坐っていた。デラノはジェニーを探すため、ニューヨーク中の警察に電話をかけたと言った。ケイは眼をさますとそそくさと立ち去った。この時、突然ジェニーはデラノが本当に自分を気づかってくれていることを知った。ジェニーの赤ん坊が生まれる前に、デラノは申請した徴兵延期が拒否されたことを知った。赤ん坊が生まれると、デラノはジェニーに贈るオルゴールを持って病院へ行った。2人は赤ん坊を見つめていた。これから先、2人の将来がどうなるかはまったく決まっていなかった。