「嫌疑者」のストーリー

B・J・ソマースはある住宅会社の社長だった。多数の投資者によって設立され、すぐに事業に着手されなければならないのだが、資金を別途に投資してしまったため、投資者達に詰問され、窮地に陥った。彼は親友のオーリントンに救助を求めたが、それも不成功に終わり、明朝までに資金の調達が出来なければ告発される羽目になった。ついに、彼は意中をクリフ・バリイに打ち明け、資金調達に失敗したときには自殺するから、それを他殺と見せ掛け、自分の生命保険金20万円を得て、それを投資者に償いをしてくれと頼んだ。その夜、ソマースの娘フランは、父の相談相手であり、自分の許嫁であるクリフとクラブに行き、父が後からくるのを待ち受けていた。一方父のソマースは資金調達ついに成らず、自殺をしようとしている所へ、恋人のデボラが訪れてきて、自殺を思い止まり、駆け落ちしようと迫った。クラブにいるクリフのもとへソマースから電話が掛かってきたが、その電話が不安なものだったので、ソマースの事務所にかけつけてみると、彼は既に死んでいた。そこでクリフは屍に他殺を装わせた。この計画をフランに知らせるに忍びず、その夜は自分の事務所に泊まった。翌朝ソマースの屍を発見したのは、父の事務所を訪れた娘のフランだった。探偵リアドンは何者からかの電報によって早速かけつけ、丁度来合していた保険会社員や所内の事務員らを全部尋問したが、いずれも各々の都合から容易に真実が掴めなかった。諸種の事情から、クリフに嫌疑がかけられたが、その事前夜のデボラが再び現れ、彼女がソマースに自殺を思い止まらしていた時、何者かが入り込んで来てソマースを射殺したのだと告白した。その犯人とはだれ?



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。