「傷だらけの青春」のストーリー

ニューヨークの下町。エディ・マクグイン(クレイグ・シェーファー)は、父ダン(ジーン・ハックマン)、祖父(ジョン・マクリアム)3代にわたるボクサー一家に生まれ、アマの星として次期オリンピックの有力候補と目されていた。彼には父に背いてプロ選手となった兄レイ(ジェフ・フェイヒー)がいたが、ダンは、すっかりプライズファイターに成り下がった、と明らさまにレイを軽蔑し、2人の間柄は険悪そのものだがエディはそんな兄を心から慕っていた。また彼は、兄の恋人で、今はすっかり疎遠らしいバーバラ(ジェニファー・ビールス)にほのかな想いを抱いてもいた。そんな折、エディはレイが八百長試合を強制されていることを知る。しかし、レイは組織の要請を断わったことにより、顔役ピストーニ(ジェームズ・トールカン)の半殺しのリンチをうけ、果ては八百長試合の相手ペドロザ(エディ・ヴェレツ)に建物の上階から突き落とされてしまう。駆けつけたエディが見たものは無惨な兄の死体だった。事の一部始終を見ていた幼な友達ルーディの話で、すべての真相を理解したエディはピストーニ一味への復讐に燃える。オリンピックの出場資格を失うことで父の反対をうけるエディだが、祖父とバーバラの応援をうけ、ペドロザと対決するためにプロのリングに上がることを決意する。兄の無念を晴らそうと懸命のエディにやがてダンも折れ、その日から父の猛特訓が始まった。そして戦いの日、力の差が歴然としている2人だけあってエディは終始ペドロザに押され気味だったが、彼の一瞬のスキをついてエディが逆襲、ついにペドロザをリングに叩きつけ勝利を手にするのだった。