「自分革命映画闘争」のストーリー

石井岳龍は神戸芸工大映画コース教授を務めているが、自ら掲げる自分革命映画闘争ワークの実践に駆られ狂的状態に陥り、突如失踪してしまう。大学の同僚の武田助教や助手の谷本は、彼が残した『個の想像力や認識の拡張、意志の強化を目指す内意識革命の為のワークテキスト』の扱いに困惑するも任意の学生とワークの実践を試みる。一方、武田は失踪した石井の影を追い、やがて謎の洞窟探検にまで至る。学生たちは各人が選択したテキストの実践をすることにより、まるで映画の中のような拡大した想像力と意識拡張の迷宮世界に迷い込んでいき……。