「ベイビー・ブローカー(2022)」のストーリー

古びたクリーニング店を営みながら、借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と“赤ちゃんポスト”のある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の夜、2人は若い女ソヨン(イ・ジウン)が“赤ちゃんポスト”に預けた赤ん坊をこっそり連れ去る。実は彼らは、“ベイビー・ブローカー”の裏稼業に手を染めていたのだ。ところが、翌日思い直したソヨンが、“赤ちゃんポスト”に戻ってくる。そこで赤ん坊がいないことに気づいたソヨンが警察に通報しようとしたため、2人はやむなく犯行を告白する。“赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした”との言い訳にあきれるソヨンだったが、成り行きで彼らと一緒に養父母探しの旅に出ることに。一方、サンヒョンとドンスを検挙するために尾行を続けていた刑事のスジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠を掴もうと、静かに後を追うが……。