「カラミティ」のストーリー

西部開拓史上、初の女性ガンマンとして知られるマーサ・ジェーン・キャナリー(声:福山あさき)は12歳のころ、家族と共に大規模なコンボイ(旅団)で西に向けて旅をしていた。ところが旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含む家族を守らなければならなくなる。乗馬も馬車の運転も経験がない普通の少女だったマーサは、少女であることの制約に苛立ち、家族の世話をする義務をよりよく果たすため、少年の服を着ることを決意する。女性は女性らしくという時代、マーサの生き方は、古い慣習を大事にするコンボイの人々との間に軋轢を生む。さらに、マーサを野獣から救ってくれた中尉をコンボイに引き入れたことで、盗みの共犯の疑いまで掛けられ……。