「ウー・ウー・キッド」のストーリー

44年のカリフォルニアパーティに出席した15歳の少年エルスワース・ワイズカーヴァー(パトリック・デンプシー)は、そこの女主人ジュディ・クジマノ(タリア・バルサム)の優しさに心惹かれ、彼女が夫のカルロ(トニー・ロンゴ)に殴られアザをつくっているのに見かねてジュディと駆け落ちする。ユマで結婚式をあげる2人だが、デンバーで逮捕、裁判で2度と会えなくされてしまう。しかしマスコミによって一躍“ウー・ウー・キッド”ともてはやされるようになったソニーは、ロングビーチのクリート叔父(ダグラス・ロウ)のところへ預けられることになったが、すぐさま家出してマグロ加工工場に勤めるようになる。そして彼は下宿先で楽天家の人妻フランシーヌ・グラッド(ビヴァリー・ダンジェロ)と知り合い、誰にも知られない所へと再び駆け落ちするが、一夜を過ごした後今度は自首して出た。6年の実刑をうけたソニーは刑務所に入る前に脱走、映画館に逃げ込むが、そこで案内嬢ウェンディ(キム・マイヤーズ)と出会い、今度は2人は結婚した。あれから42年、エルスワース・ワイズカーバーは57歳、健在である。