「東京喰種トーキョーグールJACK」のストーリー

CCGによる“梟(フクロウ)”討伐作戦の12年前、東京13区では“ランタン”と呼ばれる喰種による捕食事件が多数発生し、CCGが捜査していた。そんな中、肘の故障が原因で野球を続けられなくなった高校生・富良太志(声:木村良平)はその挫折をきっかけに、元チームメイトで親友のリョウ(鈴木達央)、アキ(大久保瑠美)と一緒に不良行為を繰り返していた。しかし、リョウと仲違いした太志は、ひとりで行動するようになる。リョウとアキはそんな太志を心配していたが、うまく声をかけられず、それぞれにもどかしい思いを抱えていた。ある日の深夜、不良グループと行動を共にしていたリョウとアキが“ランタン”に襲われる。通りがかった太志は、ふたりを助けようとするが歯が立たない。そこへ、同級生の有馬貴将(浪川大輔)が現れ、人間離れした動きで“ランタン”を攻撃し、追い詰めていく。勝てないと判断した“ランタン”は立ち去る。太志は自分自身のため、そして失った仲間の仇を取るため、ランタン討伐への協力を有馬に申し出る。