「ラブ&ピース」のストーリー

2015年夏。ロックミュージシャンになる夢が破れた鈴木良一(長谷川博己)は、今や楽器の部品会社で働く冴えないサラリーマンとなっていた。気が小さいあまりに、思いを寄せる同僚・寺島裕子(麻生久美子)に話しかけることすらできずにいた。そんな中、デパートの屋上で出会った一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たす。良一はカメにピカドンと名前をつけかわいがっていたが、会社で馬鹿にされ、ピカドンをトイレに流してしまう。すぐに後悔の念に苛まれる良一。一方ピカドンは下水道を通り、地下に住む謎の老人に拾われ、思わぬ事態を呼ぶ。