「ブルー・スチール(1990)」のストーリー

ニューヨーク・ポリス・アカデミーを卒業し、生涯の夢だった警官になったメーガン・ターナー(ジェイミー・リー・カーティス)は、パトロールの第1夜にスーパーマーケットの押し入り強盗を目撃し、彼女は犯人を射殺する。ところが現場から犯人の銃が発見されず、はっきりとした証言も得られなかったことにより、メーガンは停職処分をうけてしまう。実はその銃は、現場に居合わせた株のエグゼクティヴ、ユージン・ハント(ロン・シルヴァー)が盗んでいたのだった。彼は銃を放つメーガンの姿に魅せられ、その銃の薬莢に彼女の名を彫り込み、深夜無差別殺人を展開させる。殺人課のニック刑事(クランシー・ブラウン)の監視のもと、混乱の日々を過ごすメーガンは、ある雨の日ユージンと出会う。ユージンの正体を知らないメーガンはやがて彼と激しい恋におちるが、ある夜ユージンから自分が犯人であることを告白されたメーガンは、彼を逮捕することを決意する。しかし強力な弁護士がつき、確実な証拠もつかめないままメーガンが手をこまねいているうちに、ユージンは彼女の親友のトレーシー(エリザベス・ペーニャ)を射殺し、ニックも彼の銃弾に倒れた。そしてひとりユージンに立ち向かう決意をしたメーガンは、凄まじい逃走と追跡の果てに、命からがらユージンを射殺するのだった。