「108急降下爆撃戦隊」のストーリー

1950年晩春、朝鮮半島では38度線を境に小競合いが続いていた。ハワイから釜山基地に来たマシュー・ブレディ少佐(ジェロニモ・ホディアク)は、韓国空軍のパイロット養成の命をうけて光州に向かった。光州にはかつて恋仲だったドナ・コレットル(バーバラ・ブリトン)と夫コットレル軍医が配属されていた。厳しいスケジュールを強行するプレディは隊員に恐れられた。ある晩コットレル夫妻と夕食をともにしたブレディは、ドナと2人きりになった時思わず抱き合った。6月25日北朝軍の侵攻が始まり、米国軍人たちに日本への避難命令が出た。ブレディは司令部の命令を拒んで光州基地を確保するため留まったが、待望の歩兵部隊はワーノウスキー大尉(チャック・コナーズ)率いる敗戦部隊だった。小休止する間もなく猛爆が続き、コットレル軍医はじめ重要なものが全部破壊された。その時北朝鮮の女スパイが捕らえられ、直ちに処刑された。敵の砲火で腕に負傷したブレディは、仮包帯所で働くドナを見て固く抱き合ったが、砲火は容赦なく迫って来た。避難民と敗走を続ける部隊の頭上に味方のジェット機の響きが聞こえてきた。ブレディが育て上げた爆撃退が出撃してきたのだ。ナパーム弾、ロケット弾などの新兵器が次々に敵戦車を炎に包み、遂に敵機甲部隊は全滅した。