「1941」のストーリー

1941年12月13日朝7時、北カリフォルニア海岸。ある女の子が車でやって来て、海岸に素裸で入って行った。するとあたりが急に騒がしくなり突如潜望鏡が突き出した。そして何と日本海軍の潜水艦が浮上してきた。羅針盤の故障で、司令官ミタムラ(三船敏郎)は進路を見失い、カリフォルニアの沖まで来てしまったのだ。目標はハリウッドだったはずだ。その混乱はカリフォルニアの住民にまたたく間に広がり、クリスマスの準備と平行して日本軍侵略の恐怖にヒステリー状態。見えない敵に脅えながら悪戦苦闘の時間が過ぎていく。Pー40で飛び回るワイルド・ビル・ケルソー(ジョン・ベルーシ)は日本機を撃ち落とそうとして、間違って味方の最新鋭機を攻撃してしまった。その新鋭機の司官、バークヘッド(ティム・マティソン)は、大の女好きで、司令官秘書とセックス飛行中だったところだ。当の司令官は、そのころハリウッドで陽気に「ダンボ」などを見ている。そのハリウッド大通りでは、慰問班のダンス・パーティが開かれており、可憐な女の子をめぐって大乱闘がおこっている。これを鎮圧しようと現われたM3戦車のトッリー軍曹(ダン・エイクロイド)が機銃連射で火に油を注ぐはめに。太平洋遊園地のゴンドラから敵機を迎え撃とうとするクロード(マーレイ・ハミルトン)は、どういうわけかPー40を攻撃。Pー40はハリウッド大通りに不時着。また、海岸沖に現われた潜水艦を撃沈させようと考えた民間人ダグラス(ネッド・ビーティ)は、逆に立派な家を壊滅させてしまう。こうして、騒ぎは増しに増して、遂に収拾がつかなくなってしまった。果ては遊園地をハリウッドと勘違いした日本軍が、攻撃を開始するのだった。