「大渓谷の呼び声」のストーリー

ストーミイは家のない放浪者である。彼は汽車のただ乗りをした時、有名な競馬馬が輸送されて行くのを相乗りをして、その子馬のレックスを可愛がった。彼は機関手に見つかって汽車から放り出されたがこれも馬好きの牧場主の老人トリニダッド・ドーンと知り合ってドーンの牧場へ行った。汽車は牧場から程遠からぬ所で脱線したが、レックスは傷もなく逃れ去った。ストーミイはレックスを発見して非常に喜び、密かに森の中にかくまい、毎日食物をこっそりと盗んで来ては飼育していた。しかしこの秘密をケリーと言う娘に知られてしまった。彼女はトリニダッドの弟ディームの娘であったが、2人は仲良く一緒に馬を育てる事になった。ストーミイはレックスを一通り調教すると、野性の馬の群れの中へ放しておいた。ディームは腹黒い男でストーミイを嫌い、レックスを捕獲したが、ストーミイは又もそれをば野性の群れに放った。トリニダッドがストーミイを養子にしようと町役場へ出掛けた時、ディームは人をやって彼を襲わせたので、彼は重傷を負ったが、レックスが其を見てストーミイとケリーの所へ助けを求めて飛んでいった。その後ディームは野性の馬を集めて渓谷中の檻へ追い込み捕らえようとしたので、ストーミイはその計画を覆そうとした。ケリーは彼を助けて馬が驚いて逃走する様に草原に火を付けた。ディームは逃走する馬の中に巻き込まれた。この時ストーミイは彼を救うべくレックスに打乗って飛び出したが、とうに重傷を受けるに到った。しかしこれによってディームの邪な心も溶け、若い2人は将来の幸福を誓う事が出来たのである。

今日は映画何の日?

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