「へっぽこエスパーなごみ!」のストーリー

愛媛のとある名門私立女子高に集まった8人の転校生には、それぞれ超能力が備わっていた。橘なごみ(岡本真依)は人の心を読み取るテレパスの使い手だが、読み取れるのはたった5文字の表層心理のみ、その上、テレパシーを使うたびに下痢をしてしまう。サイコキネシスの野見山加代子(渡部恵美奈)は手を使わずに物体を動かすことができるが、100グラムの物体をほんの数センチ浮かすだけである。伊集院乃亜(河野穂乃花)は100発100中で未来を予知するが、自分でも意味不明な俳句として予知するので、どんな未来を予知したのか理解できない。三ツ村レナ(奥村真友里)は超能力を持った者を判別するサイコサーチ能力を持っているが、能力を発動させると老化現象を起こすため、その能力を使いたがらない。高階碧(谷尾桜子)は常にサングラスをかけた謎の透視能力者で、邪念や不浄なもの、見たくないものしか見ることができない。大島アリサ(長谷部萌香)は時間移動ができるが、移動できるのは過去にわずか数十秒だけ、しかも能力を発動するには瀕死の重症にならなければならない。神戸ミチル(菊原結里亜)は他人の脳裏に浮かんだ映像を絵で表現できるが、画力が3歳児程度のため何を描いているのかわからない。松前結依子(阿部愛友実)は知能指数170の天才で、手で触れた物体や人の過去を読み取ることができる。しかし、彼女もまた問題を抱えていた。そんなへっぽこエスパーである彼女たちが、校長先生暗殺事件を予知する。校長先生を守ることを決意する8人だったが、実はそのなかに校長先生の命を狙う暗殺者がいた。