「王様とボク」のストーリー

ミキヒコ(松坂桃李)が恋人・キエ(二階堂ふみ)と初めて結ばれた18歳の誕生日の夜、ふと、同級生・モリオ(菅田将暉)のことを思い出す。モリオは6歳のころに不慮の事故で昏睡状態となり、いまだに眠り続けていた。その後ミキヒコは、モリオが長い眠りから目覚めたことをニュースで知る。ミキヒコは、キエを連れてモリオに会いに病院へ行く。モリオは、身体は18歳の青年に成長していたが、心は事故に遭った当時の6歳のままだった。受験のために予備校に通い、次第に大人になっていく自分に不安や戸惑いを感じていたミキヒコは、ピュアな心を持つモリオの姿を通して、自由気ままな王様のように振る舞っていた少年時代を懐かしむようになる。