「ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1」のストーリー

台湾の大都市・ハーバー・シティ。正義感は強いが、向う見ずな行動で上司の頭を悩ませる南署特捜課の新米刑事、ウー・インション(マーク・チャオ)は、現金輸送車の強奪事件を解決するものの、行き過ぎた行為で停職処分を言い渡されてしまう。一方、犯罪組織・三連会の構成員、シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、極道暮らしから足を洗い、恋人と幸せに暮らすことを夢見ていた。ダーフーは手元にある組織の金を利用してダイヤモンドを密売、一攫千金をもくろむが、取引現場を武装集団に襲われ、取引は失敗する。ある殺人事件を追って現場にやってきたインションもまた武装集団の攻撃に遭い、ダーフーと共に命からがら脱出するのだった。実は、取引に使われたアタッシュケースには、秘密裏に開発された大量破壊兵器の謎が隠されていた。インションは事件の真相を探るため、ダーフーと行動を共にすることになるが、そんな中、SIS(台湾情報局)がケース回収に動き出し、インションはSISから追われる身となってしまう。その一方で、破壊兵器を手にした謎の組織は、ある計画の準備を着々と進めていた。ダーフーを追う三連会の殺し屋、インションをマークするSIS、そして事件の鍵を握る美女ファン・ニン(アンジェラベイビー)の出現。深まる謎と危険が渦巻く中、インションは事件の裏にハーバー・シティ爆破計画があることを突き止める。タイムリミットは36時間。はたして二人は、ハーバー・シティに、そして台湾にしのびよる危機を回避することができるのか……。