「そばかす編集長」のストーリー

或る小さな町の新聞社に小僧として働いていたブリックは商売不振の為に暇を出され仕方なくおばさんの経営する旅館の手伝いなどをしていたが、いつまでも心では好きな新聞社の仕事をしたいと考えていた。ちょうどその時追剥に逢って丸裸となったフレッチャーという呑気な男が旅館へ泊まりに来てブリック少年と仲良しとなった。彼は銀行かゲーツの娘ヴィヴィアンと相知って、町へ永住する気になり売り物に出た新聞社を引き受け、ブリック少年を助手として大いに馬力をかける事になった。彼とヴィヴィアンの仲を嫉妬したスベリーは、フレッチャーを追い払うため折柄町を騒がした銀行盗難事件の犯人はフレッチャーであるとした。ブリックは彼の疑いを晴らそうと必死の努力をして遂に真犯人を発見し、フレッチャーを自由の身とした。スベリーの頭にはこぶがたくさん出来る事になった。