「底抜け 再就職も楽じゃない」のストーリー

サーカスの道化役者ボー・フーパー(ジュリー・ルイス)は一座が解散したため、ひとまず妹クレア(スーザン・オリバー)のもとに居候することになった。妹はいつまでもいていいと言ってくれたが、彼女の夫ロバート(ロジャー・C・カーメル)は口うるさい男で、ボーは気がひけた。妹の家を出て、職探しを始めたボーは、ガソリン・スタンドの店員になったが、大失敗して首。ついでガラス工場、高級骨董店につとめたが、ここでも目をおおわんばかりの失敗をくりかえした。ディスコ・ダンサー、日本人に変装して日本料理店のコック、酒場のバーテン…いずれも長く続かなかった。ガンリン・スタンドの店員の時に知り合った子持ちの美人ミリー(ディナ・ランド)をひそかに愛し始める。郵便配達の仕事につき、今度ばかりは性分にあって長続きしそうに思えた。雨の日も雪の日も、1日も休まないボーの精勤ぶりに、局長のフランク(ハロルド・J・ストーン)も満足していた。だが、彼がミリーと恋仲と知り、フランクは2人の仲を裂こうとする。その頃、受け取り人不明の兎が繁殖して、倉庫の係に泣きつかれたボーは道化の扮装をして配達に出かけた。後をついてきた子供達に兎をわけあたえたため、またもや首になる。新しい職業を求めてボーは旅に出る。ミリーも一緒だ。