「青春の幻想」のストーリー

カーリー・ソープとクレア・ジャーニガンとは幼い時から田舎回りのサーカスに育った生まれながらの寄席芸人で、ブロードウェイ近くのフェイ小母さんの芸人宿に住んでいた。二人は巧みな奇術師で腕も確かだった。クレアはカーリーに首ったけ惚れていたが、男は彼女を甘く見て子供扱いしていた。そして寄席芸人なんかよりも社交界の立場になりたいと望んでいたカーリーはシュミットラップという成金がダルマティアの女王様を招待した時に機会を得た。宴会の仕度係を職業としているゼルダという女と知り合いだったのでカーリーは女王様の接待役としてこの夜会に出席師、その社交的手腕を認められるとともに成金の娘ヒルダに興味を感じた。一方クレアもこの夜会の余興の踊り子として雇われ、ヒルダの兄エリックの好色の眼にとまった。エリックは翌晩クレアとカーリーの奇術を見物に行きクレアを口説きにかかった。カーリーはヒルダの所に通った。そしてクレアとの奇術もやめてしまった。しかもカーリーはクレアがエリックと親しくするのを喜ばず、一夜あるカフェでエリックとと喧嘩をしようとさえした。クレアはエリックからカーリーがヒルダと結婚すると聞いて落胆し、メイガスという奇術師の相手役を勤めることとなった。シュミットラップの別荘で大宴会が催され、サーカスが買切りになった時カーリーはヒルダに寄席芸人なんかと結婚は出来ないと断られた。憤慨した彼は社交界を罵倒してため溜飲を下げた。そしてクレアが出ている劇場へ彼女と仲直りに行ったが絶望していたクレアは死を決して実弾を白墨の弾丸とすり替える手品をせずに射撃の的に立った。しかし弾丸は肩をかすめただけで命に別状はなく、カーリーはクレアとかたく将来を誓ったのであった。

今日は映画何の日?

注目記事