「青春謳歌」のストーリー

金持の息子ビル・メリルと、富有でない家に生れたピート・グリーアとは同じハミルトン・ハイ・スクールに入ったが、共にその学校での人気者となった。ところが互にその父親同志の息子自慢から自然とこのビルとピートとも互に競争者として敵視する様になって来ていた。それが同級にエリナー・バーレットという美しい女学生が入ってからは、それが更に恋仇となって愈々2人の間に鎬が削られて行った。エリナーは2人に等分の微笑みを見せていた。で学校でローマ古典劇を演する時など、エリナーが女主人公に扮するというので、ビルとピートとはその相手役になりたいために一悶著をさえ起したことがある。で、レーン・ハイ・スクールとのバスケットボールの対校競技が近づくにつれ2人は互にその試合に於て殊勲をたて、エリナーの心を得ようとした。その競争が昴じて2人は遂に争を始めるに至った。これを見たコーチは大に憤慨し、断然2人をチームから除名すると宣言した。エリナーもこの2人の所為には腹を立てた。最良の闘手2人を失ったので、ハミルトンの勝算は覚束なくなった。が、コーチは遂に学友の切なる願いを入れて中途から2人を試合に立たせた。ピートとビルとはこの時始めて友として固く手を握り合った。2人の活躍は最後の一瞬にハミルトンに勝利を得さしめた。2人の間の確執は斯くしてようやく解けた。同時にその互の父親の仲も直った。しかしエリナーはアレンという他の学生の恋人に成ってしまった。

今日は映画何の日?

注目記事